電子マネーがソーシャルになる日

2008年9月11日 4:40 am

電子マネーといってもネット決済に使われるものから、携帯電話で利用するものまで様々。さらにお店でもらえるポイントも加えると、現金以外の財産が本当にたくさんあるなと思います。日本は携帯電話に Edy や Suica が実装されていることもあり、海外に比べると電子マネーは身近な存在なのかもしれません。都内に住んでいれば携帯電話だけで済む場合もありますが、電子マネーやポイントは年々種類が増えており、財布の中はカードであふれかえって管理が出来ない状態になっています。お金の本来の役目である製品やサービスを購入するという『機能』も限定的なものになっているような気がします。

Intel が運営している People and Practices Research Group では、この問題に取り組んでおり、幾つかの可能性を模索しています。「Digitalization is changing money」というブログエントリーで未来のお金に考えられる2つの可能性について紹介しています。また、それらの可能性が実現したときのライフスタイルが分かるビデオも公開しています。

様々な電子マネーやポイントがありますが、すべての人が使えるベストソリューションはありません。何がベストなのかは個人のライフスタイルによって変わるので、サービスプロバイダーがライフスタイルを強要することは出来ません。すべてのサービスを統合することは現実的ではないですし、電子マネーだからこそ選択の余地があったほうが良いなと思います。ただ、電子マネーを人から人へ、サービスからサービスへの移行が不便なく出来るようなフレームワークがあると良いですね。様々なサービスを選んで使える環境は欲しいところ。

電子マネーが自由に行き来出来るようになったとしたら、お金に新しい価値が生まれると思います。既に海外ではP2Pの概念を採用した銀行ビジネスがありますが、ビジネスだけでなく、個人でもデジタルによるお金の動きが活発になるかもしれません。友達同士で電子マネーやポイントをプレゼントしたり、貸し借りもしやすくなるでしょうね。ビジネスや活動を始めるための資金集めも考えられます。どの電子マネー/ポイントをどのように使ったり、割り当てたりするのを自由に出来る社会。人々のライフスタイルやコミュニケーションの仕方も変わるでしょうね。

インテルのリサーチが実際どのように形になるかは未知ですが、電子マネーのひとつの到達点のような気がします。

コメント

  1. sea Says:

    電子マネーもそうですが、最近はポイントが気になっています。ちょっと調べてみると消費者に付与されているポイントは4500億~1兆円のものぼるそうです。
    またポイントは顧客の囲い込みやマーケティングデータの収集などポイントプログラムの光の面ばかりに注目が集まっていますが、消費者に付与するポイントが会計上「負債」となっており、企業の利益を圧迫しているという影の面もあるそうです。
    電子マネーにせよポイントにせよ、インフラが急速に普及していく一方で問題も発生しているようですので何かビジネスにならないかと考えたりしています。

  2. ヤスヒサ Says:

    @seaさん
    ポイントも気になりますね。光の面は sea さんが挙げた点以外でもたくさんあると思いますが、利用者視点のメリットにもさらに注目していきたいですし、そこにビジネスチャンスはあるのではないかと思います。

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東京在住の「デザインする人」長谷川恭久の個人サイトです。

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  • mucho: 内容、本当に興味深く読ませていただきました。 2・3回目のh3(「ニュースサイトの新しいビジネスモデル」と 「ジャーナリストのウェブネットワーク作り」)に閉じタグが ついてないので、Safariだとその後のテキストが...
  • ヤスヒサ: @おかもと コンテンツを作るだけでなく、クオリティ維持と管理もされていた 『編集長』ならでは視点ですね。文章の編集だけでなく、ハイパー リンクなども含め、いかにウェブらしい形に落とし込むのか...
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