ライブアイコンを使った情報の見せ方

2008年9月9日 2:07 am

デバイスが違えば情報との関わり方は変わってきます。同じウェブからの情報を受信するといってもパソコンとモバイル機器では関わり方とアプローチに違いがあります。最も大きな違いであり、課題になるのが、モバイル機器でははるかに小さなスクリーン上で多くの情報を掲載しなければならないという点。『モバイル (移動)』という環境化の中で、欲しいときに必要な情報をすぐに出す必要があります。スクリーンが小さい割にはパソコンより多くの情報を目の前に出せるようにしておく必要があるわけです。

こうした難しい課題の中、モバイルインターフェイスで適応されているテクニックが「ライブアイコン」という概念。パソコンのアイコンといえば、アプリケーションを概念的に象徴するシンボルですが、突然形が変わるということはありません。しかし iPhone や Sony Ericsson の Xperia X1 のアイコンはアプリケーションによってダイナミックに情報を提示するようになっています。

iPhone と Xperia のインターフェイス左が iPhone、右が Xperia X1

iPhone であれば、カレンダーが今日の日付になったり、SMS や RSS リーダーに幾つの新着メッセージがあるのか表示してくれます。Xperia のホームスクリーン (Panel) は、カレンダーだけでなく、時計もリアルタイムに変わりますし、保存しているウェブサイトも小型サイズですが、そのままの見た目を保持しています。

バッテリーの消費量にも影響すると思うので、すべてをリアルタイムに変化させるのは難しいのかもしれませんが、iPhone でも 天気、時計といったアイコンがダイナックに変化するようになるかもしれません。電話やチャットのアプリも最後に受信した人の顔が出る・・・なんてことも考えられます。

ライブアイコンとは、機能を象徴しているだけでなく、今の状態を知らせるために見た目が変わるタイプを指します。小さなスペースで様々な情報をクリックしなくても見せるためのひとつのアプローチですね。もちろんこの方法はデスクトップアプリケーションにもありますし、最近ではウェブサイトでも見かけるようになりました。例えば、MSNBC のように天気アイコンがレイアウトと同化した形で表記されているものもあれば、買った商品の数によってショッピングカートのアイコンに記載されている数値が変化するものもあります。

ウェブでもモバイルでも、リアルタイムは重要な要素になっています。それをどうインターフェイスに反映させるのかはモバイル機器でもパソコン用でも変わらないひとつの課題といえます。ライブアイコンはひとつの解決策だと思います。

コメントを書く

About

東京在住の「デザインする人」長谷川恭久の個人サイトです。

2008年2月より、新しい CMS を利用して再スタートしました。以前の記事はこちらのエントリーリストを。そして、たくさんの方に読まれた人気記事が読みたい方ははてなブックマークの注目エントリーを参考にしてください。

CSS Nite Shift 2009
Feedbacks
  • ヤスヒサ: @petit-lis-blanc 仕事に携わる様々なレ イヤーの方が分かる『 地図』は必要でしょう ね。それがデザインゴ ールだったりビジ...
  • ヤスヒサ: @3panda Microformats は様々な可能性を秘め ています。見た目など 短期的な成果が上がら ないのでなかなか導入 が難しいかも...
  • petit-lis-blanc: 初めまして。 どうもWEBというのはシ ステムに近いものであ るにも関わらず、『設 計書』がきちんと書か れないでGOすること...
  • 3panda: とても参考になりまし た。 Microformatsには以前から 興味があったので この機会に勉強したい と思います。
  • Web担編集部 鈴木: 先日はありがとうござ いました、Web担鈴木で す。 ワークショップであれ これ考える中で、私も 「EPIC」がよぎりまし 。当時...