以前 Google の UX プロセスというエントリーで、Google が考えるユーザー体験を向上するための対策を紹介しました。Google のような数多くのサービスを運営している大企業でなかったとしても、参考になる項目が幾つかありましたが、先日 Google Operating System で Google’s Design Guidelines という記事が掲載されました。Google アプリケーションのユーザー体験を担当する Jon Wiley 氏が WritersUS Conference で語った Google のデザインガイドライン10項目がリストされています。
- 使える: 人々の生活、仕事、夢にフォーカスする
- 早い: ミリ秒でも早くする
- シンプル: 簡略化することの重要性
- 魅力的: 初心者にも上級者も引きつける何かをつくる
- 先進的: 新しいものを生み出すことに意欲的になる
- ユニバーサル: 世界のためのデザイン
- 有益: 今日、明日のビジネスのことについて考える
- 美しい: 心を乱さず目にやさしいものを
- 信頼性: 人々の信頼を勝ち取れるものになる
- 人柄: 何か人間らしさを加える
ビジュアル面では賛否両論があるかもしれませんし、「デザインしているか?」と考える方もいるかもしれません。しかし、生活に溶け込んだものを作ろうとしている意味ではネットを利用した生活そのものをデザインしていると言えるでしょうし、それは上記のガイドラインを反映させているように思えます。
「ユニバーサル」と提示していますが、ローカライズも同時にしているのが興味深い点です。例えば少し前に Google Japan は独自の見た目になりましたし、韓国もしばらく前から独自路線です。もちろん、コンセプト自体は国に関係なく同じなので、ユニバーサルといえますが、ちょっとしたチューンナップを国によって行っているのは 1項目目の「人々の生活にフォーカス」と 10項目目の「人間らしさ」が反映しているのかもしれません。
こうして 10項目を見て感じるのが、それぞれの項目に応じて携わる人も違ってくるのではないかというところ。企業としてこの 10項目を守るためにどのように管理してプロジェクトを進めているのか興味深いところです。

2008年3月24日 12:15
おひさしぶりです。とても興味深く読ませてもらってます。
リニューアルされた「Google」日本版TOPをみて、
Googleのデザインポリシーってどういうものかな?と
思っていたので、タイムリーなエントリーをありがとうございます。
10:人柄 は、シーズンイベントごとにデコレーションされるGoogleロゴ
なんかに感じます。あと、「もしかしてーーー」という検索キーワードの
ヘルプもこのカテゴリーかと思いますが、実社会と同様、親切と感じる人
(の方が多いと思うけど)、スペルミスの揚げ足取りのように感じてイラッ
とくる人、いろいろいますよね。
3:シンプル と8:美しいが、
自分がGoogleのTOPをみて感じたもやっとした気持ちへの回答かもしれない…
「心を乱さず目にやさしいもの」という表現は、使える、と思いました。
取り去っても成立する意味性と構造、、この「could」も、Googleらしい
シンプルさと乱されないストレートな佇まいを実現していますが、
右サイドバーのブロックごとの罫線をとりさるかどうか、
あたりがGoogleなのかなぁ。記事中に書かれていますが、ビジュアル面で
Googleは、「しないこと」の気持ち悪さを感じることはあります(笑)
2008年3月27日 2:22
@tzkさん
うは!ご無沙汰してます!!
韓国が以前から独自路線でしたが、日本も変わって「はっ」とするものがありましたね。Yahoo! にもしても US とアジアではちょっとだけアプローチが違いますし興味深いです。
確かに Googleは、「しないこと」の気持ち悪さ・・・というものはありますね。もちろん装飾をすれば済むものではないと思いますが、この辺のバランスは本当に難しい。
2008年3月28日 9:32
ヤスヒサさんはじめまして。よく拝見させていただいております。
tzkさんのお名前を見つけたのでコメント残させていただきます*
カチリとした良さを持つ会社のwebをシンプルに美しく造りたいと
日々思っています。
信頼と人柄を同居させるのもむずかしい…
制限のある中でどう理想に近づけるか、tzkさんから教わったことです(^-^)
2008年3月30日 7:52
@michiko さん
初めまして! tzkさんの元で働いていたんですか?
制限のある中でどう理想に近づけるか・・・永遠の課題ですね。媒体の制限、組織の制限、用件の制限、自分自身の制限。本当に数え切れないほどの制限の中で仕事をするわけですが、同時に制限があるからこそクリエイティブになれることもあるような気がします。
これからもよろしく。