Q&A 運用の重要性を伝えたい

運用を本格的に実践しようとすると、やることが多過ぎて始めることすらできなくなります。運用における小さな施策でも良いので、「こういう効果がある」と言えることから初めてみるのはいかがでしょうか。

「運用」の重要性を説く場合、やはり企業内部の担当者を始めとする運用側の方たちに伝えたい/理解してもらいたいこともあると思います。
運用側に直接メッセージを届けられない場合、制作側の方やデザインシステム/スタイルガイドなどを通して、メッセージを伝える何か工夫をされているでしょうか?

@SawadaStdDesign

最近は運用側に直接メッセージが伝えられない環境で働いていないこともあり、的確なアドバイスができないかもしれません。ただ、運用について誰かに伝えるとき以下のようなことを考えて企画・提案するようにしています。

  • 運用を考えないと、どのような課題が生まれるか
  • 組織に合う運用はどのような体制で、何から始めることができるか
  • 運用をすることで、成果があったと言えるものは何か

簡単なことでも実践していると言える

コンテンツ運用の重要性は何度も書いていますし、「自分も今すぐやってみたい」と思う方も少なくないはずです。ただ、「運用はするべきではない」と否定的に捉える人はいません。決裁権を持っている方も「できればやりたい」と考えているはずですが、優先順位が低かったり予算をかけて出来ないという課題があると思います。

まず「やる価値がある」と前向きな姿勢をもってもらう必要がありますが、本格的な運用を考え出すと、ワークフローだけでなく CMS の見直しまで考えることになり、いつまで経ってもスタートできなくなります。コンテンツインベントリーですら難しい場合もあるでしょう。書籍や事例を見ても、運用には最低これだけ必要みたいな表現がされていることもあり、余計前へ踏み出せない方もいるはずです。

例えば、以下のようなことを実践するだけでも運用について考えてもらう第一歩になります。

  • 企業側の視点ではなく、利用者の視点で記事をひとつ書いてみる
  • 以前書いた記事のタイトルや概要を変えてみる
  • 思いついたら投稿するのではなく時間帯決めて投稿をしてみる
  • 企業概要やサービス内容を最新版にして、古過ぎるのは削除してみる
  • 同じ広告を異なるソーシャルメディアプラットフォームでうってみる
  • ソーシャルメディア投稿で画像があるもの、動画があるものを出してみる

これらは運用における小さな施策でしかありませんが、運用することはどういうことか体感するには丁度良い仕事量です。どの施策をするにしても「こういう効果があった」と言えることが重要です。何をしたことで、どのような変化があったかを示すことができれば、運用の重要性が伝えやすくなります。

どの施策を実践するかは、使われている CMS、関わる人、ソーシャルメディアのプレゼンスなどで変わってきます。ただ、運用を本格的に始めないと運用していないと捉えるのではなく、運用で起こりうる様々なタスクを洗い出し、その中で今すぐ実践できる小さなことを試してみてはいかがでしょうか。

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6月24日に開催された 岡山WEBクリエイターズ -okaweb- で、質疑応答の時間を設けましたが、なかなか好評でした。そこで受けた質問だけでなく、これを読んでいるあなたからの質問を募集しています。働き方は多種多様なので、「一般論」ではないピンポイントな回答を提供できればと思います。

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