制作者であれば書けたほうが良い理由と実践のコツ

「何か書こう!」と思っても、すぐに書けません。書ける人と書けない人の差は書くための時間を割いているかどうかだけだと思います。

Just Write

経験をスキルとして活かす

何かメディアをはじめることで、ひとつのコンテンツを作ること、そして作り続けることの難しさを体感することができます。セルフブランディングに役立つのはもちろんですが、クライアントに提案する際にも自分でメディア運営しているかどうかで違いがあります。

読者はどのようなコンテンツを求めているのか、彼らがどのように読んでいるのかを意識するのようになりますし、的確な伝え方ができるような文章構造やデザインを意識できるようになります。また、制作者である私たちの手元から離れたあとのことを考えてデザインできるようになるのも、自ら様々な形状のコンテンツを出し続けることで考えられるようになります。

頭で分かっているだけで提案するのと、体感・経験をして提案するのでは内容も説得力も変わるはずです。

しかし「書こう!」と思ってもなかなか書けないことがあります。また、今はブログを立ち上げなくても様々なソーシャルメディアで簡単なリアクションが出せるようになりました。日々の生活模様を残すのであればブログである必要もありません。ブログの形状に拘ることはありませんが、自分の考えを文字にして書き出せる場は、中長期的に響くスキルになります。

企画書・調査書の作成、チャットやメールでのやりとりといったコミュニケーションはもちろん、「相手に何かを伝える」というデザインの基礎にも通じます。言葉は UI なわけですから、デザイナーもある程度書けるようになる必要があると思います。

常にアウトプットできる環境を

「何か書こう」と思っても、すぐに書けません。書ける人と書けない人の差は書くための時間を割いているかどうかだけだと思います。

つまり、とにかく書き続けるしかないわけです。私にもしても、このサイトを 15 年くらい続けているから書けるようになったといっても過言ではありません(学生時代、国語は大の苦手でした)。

文豪にはなれないにしても、書き続けることで記事を書くために必要なスキルを身につけることができます。マラソン選手がいきなり 42km を走ることはありません。彼らは毎日練習をしているからこそ、本番走りきることができます。記事を書くことは、マラソンの本番と同じようなもの。本番に備えて常にアウトプットをする癖を付けておく必要があります。

考え方も重要ですが、それと同じくらい道具も大事。いつでもアウトプットできるような環境を整えることで、創作意欲が高まることがあります。参考に私が記事執筆のために使っているツールを幾つか紹介します。

Instapaper

「あとで読む」サービスはたくさんありますが、昔から Instapaper をつかっています。パソコンかスマホで、しっかり読みたいときはこのサービスを利用しています。重要なフレーズがあるときは、ハイライト機能を利用してあとで参照できるようにしています。ハイライトをアウトプットを呼ぶには小さすぎるかもしれませんが、読む(インプット)だけにならないだけでも意味があると思います。

なお、Instapaper は 6 月にノート機能を追加したので、より具体的なアウトプットができるようになりました。

Byword

以前紹介したことあるマルチデバイスアプリ。思いついたときにすぐに書き込むことができなければ、すぐに忘れてしまいます。マルチデバイスであることと、すぐに起動できる手軽さがメモアプリでは必須。 Markdown を一発で HTML に書き出してくれたり、一段落だけハイライトする『超集中モード』があるのも魅力です。

Scrivener

調査を含めた執筆をする際に使用しているアプリ。ひと昔前の見た目ですが、様々な情報ソースを整理しながら執筆を進めたい場合に最適です。PDFや画像も放り込めますし、下書きした記事に関連した資料へリンクさせることもできます。執筆に特化した Evernote のような存在でしょうか。

エディタ部分は WYSIWYG になっていて、テーブルも追加できるほどの高機能ですが、Markdown を HTML へ書き出すこともできるので、シンプルに利用することもできます。

筆者について

Experience Points

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