透明化するデバイス、流動化する情報

様々なアプリやデバイスが出てきて非常に複雑になった現在。そんな今だからこそ、自分のライフスタイルに合わせて、あたかも流動的に変化しているかのようなシンプルさが必要ではないかと考えています。

様々なアプリやデバイスが出てきて非常に複雑になった現在。そんな今だからこそ、自分のライフスタイルに合わせて、あたかも流動的に変化しているかのようなシンプルさが必要ではないかと考えています。

人とコンピューターを取り巻く環境を意識したデザインが必要になりましたし、人の態度や意識がコンピューターの使い方に直接関係するようになりました。視覚的に良ければ響くというわけではない感情デザイン。物理的・社会的・心理的・思想的な側面からの評価が必要です。

課題図書「Subject to Change」は様々な気付きや解決の糸口を提示してくれたと同時に、いろいろな疑問も生まれました。体験」という言葉そのものへの疑問や、プロトタイプをつかった議論・批評の難しさなど様々な意見が共有されました。

第6回 .NET中心会議で「社会へ繋がるためのUX」と題して講演をしました。私たちはマーケット、規則、アーキテクチャを常に意識しながらシステムを構築しているものの、社会的な側面からみた基準や規範が抜けて落ちている場合があります。人や社会が生み出している価値観がシステムの設計や成長に大きな影響を与えています。

テクノロジー抜きでデザインすることはナンセンスな時代になりました。しかし、それはテクノロジー中心に設計しようという意味ではありません。 UX を意識したデザインプロセスで構築をする前に、体験に関わる幾つかの疑問について考えてみる必要はあると感じています。

UI / UX デザインの側面で見ると 2011年は、モバイルが生み出したデザインサイクル、コンテキストによる補助、ダイナミックで感覚に響く動き、高い水準フォーカスの4つの傾向をみることが出来ます。

人、文脈、製品・システムの3要素に注目することで、UX の『何』を理解するヒントを得ることが出来ます。やることが広く、ツールや方法論を活用しても照準を見失いやすいからこそ、どこを選択するかの能力が必要になります。

「何処にいるか?」を単純に地名だけで決めることは出来ません。文化レイヤー、環境レイヤー、活動レイヤーを知ることでモバイル向けのデザインプロセスがより一層深いものとなるでしょう。

「良い体験を提供する」というフレーズに捕われ過ぎることで本当は感じてもらいたい良い体験が損なわれる可能性があります。体験を作ることを考えるのではなく、Nudge の考え方を用いて、ちょっとした後押しをしてあげると良いでしょう。

ちょっとファンタジーの世界を語っているようですが、技術と学芸が融合する IT・Web の世界では魔法の連続だと思います。魔法のような瞬間とはどんなときでしょうか。どのように使うと効果的なのでしょうか。