Keyword資料

1991年の資料から学ぶ情報デザインチェックリスト

2010年3月17日 11:27 am

Kent L. Norman が執筆した「The Psychology of Menu Selection: Designing Cognitive Control at the Human/Computer Interface」には情報デザインに役立つチェックリストが掲載されています。

HTML5に関するW3Cのスライドをリデザイン

2010年1月27日 12:21 am

W3CがHTML5について説明を行ったときのスライドが総務省のWebサイトにて公開されています。このスライドを基に「私ならこういうスライドでプレゼンをする」と思えるスライドをデザインしてみました。

見た目と使いやすさの素敵な関係

2009年10月19日 11:17 am

Web は、受動的に「観覧する」というより、能動的に「利用する」という特色が強いです。それゆえ、高いユーザビリティが求められますし、試行錯誤を続けている方もいると思います。ユーザビリティを洗練させることで、より人に使ってもらえる (売り上げに貢献する) Web サイトになると考えがちです。極端な例だと Google がそうで、見た目はともかく使いやすいさ、使い心地を徹底的に追及しています。では、使いやすければ好感度も高く満足されるサイトなのかといえば、実はどうでもないようです。 Wichita State University にある Software Usability Research Laboratory で、サイトの見た目とユーザービリティの関連性について調査を行っており、その結果が Web サイトに公開されています。 Visual Appeal vs. Usability: Which One Influences User Perceptions of a Website More? (印刷に最適化されたものと PDF をダウンロード出来ます) 画像をたくさん使った見た目の良いサイトとそうでないサイト。ページのパターンやラベリングが明確になっている使いやすいサイトとそうでないサイトを用意。使う前と使った後の印象を数値化してまとめています。これによると、使いやすさに関係なく見た目が良いサイトに対して好印象を抱く傾向にあります。見た目が良くて使い難いサイトは、利用後のスコアが落ちているものの、使いやすくて見た目の良くないサイトより高いスコアになっています。 また、特定の情報を探す検索型とサイトの中を目的なく見て回る探索型と2種類のタスクに分けて調査も行っています。検索型のほうが使いやすさに敏感になるものの、それでも見た目が良いサイトに対して好印象をもつ傾向になります。特に第一印象が重要で、たとえユーザビリティが低くても好印象を保つことが出来ますし、探索型であればユーザビリティはそれほど気にならないようです。 では、ユーザビリティは見た目ほど重要でないといえば、そうではありません。結局、最もスコアが高かったサイトは見た目が良くて使いやすいサイトだったので、両方とも高い水準が必要とされます。また、テストケースに使っているサイトはかなり極端な例なので、バリエーションがあるとまた違う結果が出ると思います。ただ見た目が良いとは単に画像がたくさん使われているサイトとは言い切れません。使いやすいと思うサイトはたとえ画像が少なくて派手さはなくても、文字やレイアウトに秩序があったり、色の使い方に決まりがあって好印象です。このあたりのバランスは、パフォーマンスやデザインを考えるときに悩みますね。 予想通りな調査結果ですが、ひとつの参考資料になりそうです。 関連記事: 感性によるデザイン データによるデザイン

欧米視点でみた日本のメディア入門

2009年9月2日 11:58 pm

以前から日本のメディアは特殊であると言われていますが、先月末に行われた総選挙がきっかけで幾つかの海外のメディアが日本のメディアやジャーナリズムにスポットを当てた記事を幾つか掲載しました。部分的に日本のメディアの姿を取り上げている記事は少なくありませんが、客観的に日本のメディアの全体像が分析されているものはあまりありません。2005年に設立されたアメリカの Open Source Center (OSC) は、オープンソースとして公開されている情報を収集、分析を行っている機関。その OSC が先日、日本のメディアについて取り上げた 67 ページの資料を公開しました。PDF 形式で無料でダウンロードすることが可能です。 Japan -- Media Environment Open; State Looms Large 日本人からすれば特に珍しい情報はありませんが、どの複合企業が何を所有しているのか分かる図や、日本のソーシャルメディアの使われ方など、日本のメディア入門書としてうまくまとまっています。欧米との違いについても幾つか書かれている点も注目です。 すべて読むには時間がかかりますが、最初の方に概要が書かれているので以下にまとめておきます。 NHKは宗教、学校、警察より信頼されている機関 アンケート回答者の半数以上が携帯電話で毎日ニュースを読んでいる 週刊誌は未だに影響力が高い情報ソース。信頼出来ないレポートが多いものの、調査ジャーナリズムのプラットフォームとしての役割を果たしている 発行部数が少ない地方の新聞でも国内外ニュースを広く扱う傾向がある ニュースソースとしてのWeb利用は増え続けているが、未だに TV がメディア消費のトップ ほとんどの政治スキャンダルは新聞ではなく週刊誌や月刊誌から公表されている 時間によって東京発の Tweets は他の都市の2倍になることがある 海外からみた日本のメディアの姿をみてみたい方は Japan Media Review や、以前紹介したことがある Global Voice が良いですね。 あと、選挙といえば PBS が放映した山内和彦さんの選挙活動のドキュメンタリー「Campaign」がありますね。彼のインタビューが英語ですが Midnight Eye Interview で読むことが出来ます。

青森でウェブマーケティングの話をしました

2008年7月26日 2:12 pm

この記事は「青森で3度目のセミナーをします」の続きにあたります。 今回は見事に岩手・宮城内陸地震に遭遇してしまったわけですが、無事にセミナーを終え帰宅することが出来ました。今回は青森県庁が主催しているウェブマーケティングセミナーのシリーズ第1回目で「ウェブという媒体を理解した情報発信とネットワーク作り」という題名で話をしました。第一回目ということで、「そもそもウェブマーケティングって何ですか」という部分を中心にイントロダクションのようなプレゼンを構築しました。 もちろん、ウェブマーケティングを解体していくと、様々な系統やアプローチが存在するので、それこそキリがない話ですが、今回はウェブでしか出来ない事、ウェブだからする価値があるマーケティングは何なのかを紹介しました。ウェブは大企業であったり媒体を持ってなければ人々にリーチ出来ないというわけではありません。小規模だから出来る事、有利なことも幾つかあります。 このサイトでも書いてきたことではありますが、ウェブの長所と短所を理解することで、そのポテンシャルを引き出すことが出来ると思います。特に利用者・顧客との関わり方は紙媒体や TV よりリアルでスピードを求められているような気がします。ウェブというバーチャルスペースにも関わらず、よりリアルな関係性を築く必要があるのは何となく矛盾した言い回しのように聞こえますが、ウェブマーケティングでもサイトを構築するときも共通して大事なところだと思います。ノウハウとはまた違うレイヤーではありますが、知っておきたい部分ではあります。 セミナー後と次の日は A+デジのメンバーをはじめ青森でウェブサイト制作をしている方達と食事をしました。ネットではコミュニケーションをとっている方もいますが、こうして会って話をする機会というのは貴重ですね。セミナーはこちらの一方的なので会話ではありませんし、懇親会以外でも会うというのも気楽で楽しいものです。 このサイトで告知したということもあり、セミナーではウェブサイト構築に携わる方も少なくなかったですが、それ以外の仕事に関わる方も多かったです。どうやったらうまく伝わるかという不安と課題はありましたが、同時に今までと違う方に向けてメッセージを伝えることが出来たので有意義な時間となりました。もし興味がある方はスライドをご覧くださいませ。 長谷川恭久作の「ウェブという媒体を理解した情報発信とネットワーク作り」は、Creative Commons 表示-非営利-継承 2.1 日本というライセンスで公開されています。 スライド資料(Zipファイル 28.1MB)

About

東京在住の「デザインする人」長谷川恭久の個人サイトです。

2008年2月より、新しい CMS を利用して再スタートしました。以前の記事はこちらのエントリーリストを。そして、たくさんの方に読まれた人気記事が読みたい方ははてなブックマークの注目エントリーを参考にしてください。

Feedbacks
  • nonko: とても参考になりました。 あとは実践のみ!! 《成せばなる?!》かな??? おじけずにスタート目標日を決めて 走り出そうと思っています。   ありがとうございます。
  • nonko: まだまだ未熟な読者ですが… まずは《やってみる》とゆうチャレンジの気持ちを湧き立たせて戴 けたようで 少しワクワク♪♪♪しています
  • 百十番: >その価値をいかにマネタイズするのかが今後の課題ですが 、 この話は、もう10年以上語られていますが今だに巧妙は見えず、 ジャーナリズムの衰退には逆に拍車が掛かっていると思います。 >硬派な分野では...
  • ヤスヒサ: @techforlearning 教育とソーシャルメディアの相性は良さそうですね。日本ではブー ムがすっかり去ってしまった Second Life ですが、海外では遠く離れた学校間のコミュニケーションの場とし て...
  • techforlearning: こんにちは。いつもYasuhisaさんの示唆に満ちたエントリ 、勉強になっています。私は学校サイトの運営をしていることから 、WebsaYoutube, Twitter, Facebook,...