市場に新たな価値を生み出す鍵といわれている「Co-Creation (共創)」。この言葉自体を使わなかったとしても、ネットをはじめ様々なシーンで共創が行われています。では実際、どのような共創が存在するのでしょうか。そして、成功している共創には共通した特徴があるのでしょうか。アムステルダムのコンサルティング会社 Fronteer Stratery が CO-CREATION’S 5 GUIDING PRINCIPLES という6ページのホワイトペーパーを公開しています。この資料では、4つの共創タイプ、5つの特徴を紹介しています (PDFダウンロード)。資料には該当する企業やプロジェクトも紹介しています。以下に簡単な要約をまとめておきます。 4つの共創タイプ 専門家のクラブ プロセスによって選ばれた参加者によりアイデアが生まれる。質が何よりも重要 群衆 別名クラウドソーシング。多くの人が参加することにより新たな価値を生み出す 連合 様々な団体やグループが協力しあうことにより大きな問題にソリューションを提案する 善意によるコミュニティ より大きな善のために似たような趣向と考えをもった人々が集まりゴールに向かって一緒に作る 5つの特徴 参加を促す 何をもたらすのか伝え挑戦に参加してもらう 最高を選ぶ 今日立ち向かう問題に最高の人を集め、最高のアイデアを導き出す クリエイティブを繋げる オンライン、オフライン関係なく人々がアイデアを共有しやすくする 結果を共有する 参加者への還元 発展の持続 長期プロセスであるからこそ、よい結果を生み出す
言葉
共創に必要な価値観
2009年5月11日 4:47 amシンプルの本当の意味は何だろう
2009年3月18日 4:12 pm「シンプル」はデザイナーがよく使う言葉のひとつ。サイト構築をする際もシンプルにすることを考えることがあると思います。しかし、シンプルという言葉の使い方や捉え方は人によって異なる場合があります。要素や機能が絞られていていたり、色彩の使い方に対してシンプルと呼ぶことがありますが、それだけではありません。また、要素が多いからといって複雑ではなく、シンプルと考えられる場合もあります。シンプルとは視覚だけでは語られませんし、むしろ文脈や内面的なところから生まれてくる価値ではないでしょうか。 例えば mixi をはじめとした SNS には様々な機能や情報がひとつのページに盛り込まれています。見た目は大変複雑ではありますが、毎日使っている方にとっては苦になりませんし、自分がやりたいことを自由に出来れば、そのサイトは「シンプルである」と表現するでしょう。機能が絞られていて、簡単そうにみえる Twitter も複雑 (分かり難い) になることがあります。いきなり「なにしている?」と訊かれても書き出せる方は多くないでしょうし、自由度が高く情報の流れも早いので自分の中で目的を設定しないと疲れてしまう可能性もあります。 シンプルとは、人と製品/サービス/システムとの間で意味のある対話を実現して初めて得れる価値です。ここで言う意味のある対話は視覚的であることもありますし、コンセプトや物理的に感じるものなのかもしれません。人との対話でもそうですが、信頼関係を築くことによって初めて意味のある対話として成り立つと思います。それが製品やシステムになっても同じことです。 信頼を勝ち取る方法はいろいろあると思います。中には文化・社会・ブランドから信頼を得る場合もあるでしょう。作り手であれば、人々の毎日の生活や活動に注目して、それに対して共感や想像力を働かせることにより信頼のある製品やシステムを作ることが出来るのではないでしょうか。 「シンプル」はデザインする上で、常に考えているテーマのひとつですが、改めて考えると複雑なトピックのひとつです。文章にしてこう書いてはみたものの、Paul Rand のような偉人はもっと少ない字数で的を突いたメッセージを投げかけています。 Simplicity is not the goal. It is the by-product of a good idea and modest expectations. (シンプルはゴールではない。シンプルは良いアイデアと控えめな期待によって生まれた副産物である。) 関連記事: Law of Simplicity
デザインに関するよいお言葉
2009年2月16日 3:20 pm以前、UXに関するよいお言葉という記事で、様々なデザイナーが残した UX に関する言葉を引用しました。今回はネット上で見つけたデザインに関する様々なメッセージを紹介します。 Edwin H. Land クリエイティビティに必要な側面のひとつに「失敗を恐れない」がある。 Saul Bass デザインとは考えを視覚化することである。 MetaDesign 深みのない美しさは、単なるデコレーションである。 Josef Albers デザインでは、1+1=3 になることがある。 Paul Rand すべてがデザイン。すべてが! Frank Lloyd Wright 形態は機能に従うとは誤解である。形態と機能は一心同体で密接に繋がっている。 Steve Jobs デザインは見た目や感覚的なものだけではない。デザインとはいかに機能するかである。 Joel Spolsky デザインはコストをかけるよりはやく、製品に価値を与える Charles & Ray Eames 見た目が良いものより、よく機能するものが優れている。なぜならよく機能するほうが長く使える。 Buckminster Fuller 問題に取り組む際に、私は美しさについて考慮はしない。どのようにその問題を解決するかだけでに集中している。しかし、もし私が導き出した解決が美しくなければ、それは何か間違っているのだろう。
鳥のように食い、象のように糞をしよう
2008年6月16日 2:04 am「Presentation Zen」の著者である Garr Reynolds さんは、自身のプレゼンでインプットとアウトプット両方ともたくさん行うことが重要であることを話しています。
builder でローカライズに関する連載
2008年6月7日 11:24 am以前 ZDNet Japan の builder というサイトで「iPhoneサイトを構築しよう」というミニ連載をしていましたが、最近また builder でミニ連載を執筆する機会があったのでここで紹介。Twitter や facebook が日本語化され、翻訳の仕方や伝わり方の違いを実感された方も少なくないと思いますが、今回は Web サイトのローカライズをテーマに注意点や実例を盛り込んで紹介。仕事で翻訳をしたり、サイトのローカライズも実際お手伝いしたことがあるので、そのときの経験や最近の動向を元に執筆しました。 ウェブサイトのローカライズの特徴 ウェブサイトのローカライズで気をつけたい6つのポイント 前編 ウェブサイトのローカライズで気をつけたい6つのポイント 後編 ローカライズだけでなく、日本語の Web サイトやサービスを立ち上げる際にもいえる注意点も幾つか紹介されています。幾つかポイントを書きましたが、結局言いたいことは第三回目に書いたこの言葉です。 ウェブサイトの場合、顔を向けて会話ができないので言葉はきちんと翻訳しておきたいが、テキストだけで表現できないおもてなしをすることで、言葉だけでは伝えることができない思いを相手に届けることができるだろう。 英会話がまだまともに出来なかった頃、上手に話さなければならないと意識するあまり全然話すことが出来ない時期がありました。もちろん最初から上手に話すことが出来ればそれで良いでしょうけど、そんなことはまずありません。下手でも勇気を出して何度も声に出してこそ徐々に上手になっていくわけです。話してみて気付くことだと思いますが、文法や表現が多少アベコベでも不思議なことに相手に伝わることも少なくありません。 Web の世界では公開した後も編集可能です。可能な限り質を上げてから公開したいですが、まずは公開してみたり誰かに見せて動向を見守ってみるのも手段のひとつです。そこで、文法が間違っていたり表現が良くないものを指摘されれば、そのとき編集しても遅くありません。徐々に改善していくという行為もひとつのおもてなしだと思います。 builder は比較的コーダーやプログラマー寄りの記事が多いサイトですが、今後デザインをテーマにしたミニ連載を不定期ですが執筆していくのでお楽しみに。
