Keyword視覚化

デザインが優れている「政治の見える化」の現在

2009年9月4日 5:34 pm

オバマ政権では情報の透明化を目指して、様々な情報を Web で入手出来るようになりました。例えば Data.gov では、教育、エネルギー、治安など様々なデータ検索できるだけでなく CSV や XML 形式で入手することが出来ます。以前 builder by ZDNet で紹介した IT Dashboard を使えば、公開されている政府関連のデータをグラフ化することが出来ます。もちろん、こうしたデータによる政治の見える化はオバマ政権以前からあって、有名なのだと OpenCongress という政治家や法案のデータを観覧できるサイトがあります。RSSも充実しており、特定のテーマの法案のみ購読するといったことが可能です。政治家のデータシートも様々な情報ソースから集めて掲載しているマッシュアップページですが、読みやすく統一感があるデザインです。 上記に紹介したサイトをみると分かるように、最近はデータを使った情報の視覚化がニュースだけでなく政治分野にも広がっています。データを自由に使える環境が整ったことにより開発者が様々な可能性を模索するようになっただけでなく、デザイナーも参加してデータに新たな価値を与えています。こうした中、Sunlight Labs は非常に興味深いサイトとして今注目しています。ここがコミュニティハブとなり、政治の見える化に関わるプロジェクトが幾つか立ち上がっています。プロジェクトのステータスも公開されており、常に開発者やデザイナーを募集しています。また、アイデア募集も行っており、人気のアイデアはプロジェクトとして開発が進められるとのこと。 幾つかあるプロジェクトの中でもお気に入りなのを紹介: This We Know 汚染率、失業率、犯罪状況など街情報を数字で一目でみれます Know Thy Congressman 名前を選択して Bookmarklet をクリックすると、政治家の情報が一挙に見ることが出来ます Quakespotter 地震の発生を 3D の地球儀で見ることができます Watchdog 政治家の詳細情報を見るならこちら。お金の動きもグラフで表示されるので分かりやすいです 紹介したサイトの多くは同じ情報ソースを使っています。しかし、情報の見せ方や切り口はそれぞれ異なりますし、新たな視点を与えてくれるものも少なくありません。Webだから与えられる価値といえると同時に、開発者とデザイナーが一緒になって何か社会貢献をするためのひとつの答えといえるでしょう。

いろいろあるインタラクティブ・テーブル

2009年5月27日 10:25 pm

マルチタッチで操作可能なインタラクティブ・テーブルといえば Surface が有名ですが、他でも同類のテーブル(もしくは壁)が開発されています。カフェ、図書館、カンファレンスなど人がたくさん集まる場所にあると便利そうなインタラクティブ・テーブル。今回は GUI の見せ方も含めて興味深いものを幾つか紹介。アート作品から実際使われているものまで集めて参りました。リンク先のサイトには動画が掲載されているので、読むよりまずは見て体感すると良いと思いますよ。 Maeve ドイツの University of Postdam で開発されているテーブル。専用カードを置くことで情報むことが出来たり複数のカードの情報の関連性を視覚化してくれます。ProcessingとGestaitで開発されたそうです。 Remotable スウェーデン在住の学生によって作られたテーブル型のリモコン。観覧しているDVDのコントロールや部屋の灯りの調整をジェスチャーで行えるのが特徴。テーブルにリモコンの機能を足しただけといえば単純ですが、リモコンがあるとないとで随分見方も変わるなという印象があります。 Interactive Mirror 眺めるのがちょっと楽しくなりそうな鏡。Lit Studio が考案したこの鏡は、触れることで様々なエフェクトをその場で作り出すことが出来ます。エフェクトだけでなくウェブ上の情報も表示させることが可能。もうひとつの現実が鏡の向こうのあるイメージ。 Organigami Mireia Subirana と Iván Aguado により開発されたテーブル。テーブルに浮かび上がる有機物体とインタラクションがとれます。 atracTable スイスにある Atracsys が開発したインタラクティブ・テーブル。Surface のように置かれた携帯電話から情報を取得しテーブルに表示させることが可能です。 inamo ロンドンのレストランにあるこのインタラクティブテーブルは、利用者は直接メニューをオーダーすることが出来ます。座席の前にあるお皿のような円に食事の写真が表示されるみたいです。メニューだけでなくツアリスト向けの情報も表示してくれます。 Struktable 最大8人が利用出来るこのテーブルは、ゲームやフォトギャラリーなど様々なアプリケーションを利用することが出来ます。開発をしている Strukt では、オンデマンドでカスタムソフトウェアの構築・組み込みも行っています。 Vitamin B 2人の学生によって始まったこのプロジェクト。本をインタラクティブ・テーブル上で読むならどうなるかを提案しています。ちょっとした小道具がいい味出しています。

想像の世界の地図まとめ

2008年12月1日 2:53 pm

小中学生の頃だったでしょうか。漫画のキャラクターやイラストなどいろいろ描いていた時期でしたが、なぜか地図もたくさん描いた記憶があります。地図を描きながら自分の創った世界を膨らまして楽しんでいました。今でもファンタジー系の地図とか見ているとワクワクしてくるわけですが、今回はそんなファンタジーな世界の地図を幾つか紹介します。こういうのを見ていると、昔からバーチャルな別世界はたくさん存在していたことが分かりますね。 小説など文字の世界を地図として可視化しているという意味でも、想像の世界の地図は非常に興味深いです。 Fantasy Atlas ファンタジーから SF までかなりの数の地図がまとまっています。当然ロード・オブ・ザ・リングの地図もあります Fantasy Cartography ファンタジー系の地図をひたすら紹介しているブログ。更新頻度は低いですが、見ているだけで楽しくなる地図がたくさん ProFantasy Software ゲーム用の地図を作ることに特化したソフト。拡張するためのツールキットも充実しています Zombie Nirvana Games Photoshopを使った地図の作り方を説明しています。スクリーンキャストもあるので分かりやすいです MAPS OF FICTIONAL WORLDS ファンタジーでなくても地図はあります。こちらのページでは小説を基に描かれた地図が幾つか紹介されています VGMaps.com ビデオゲームのマップを淡々と紹介しているページ。いろいろな意味で気が遠くなるコレクションでございます

3D空間でブラウジングするツールいろいろ

2008年11月13日 3:08 pm

TiltViewer Flickr の写真を 3D 空間にタイル状に並べる UI。マウスを動かすことによって角度を変えることが出来ます。 Tag Galaxy Flickr のデータを使ったサイト。タグに関連した写真を太陽系の惑星のように表示させることが出来ます。 NewsGlobe Yahoo! News の記事を 3D の地球上に表示させ、どの地域のニュースが多く取り上げられているかも分かるようになっています。 Cooliris フルスクリーンで膨大な量の写真を観覧可能にする Firefox のプラグイン search-cube 検索結果を立方体に表示させます。キーボードかマウスを使って回転させ、立方体に表示されているプレビューを観覧、サイトへアクセス出来ます。 Spectra MSNBCが提供するのRSSリーダー。ニュースを3D空間に表示され、クリックしてコンテンツも読むことが出来ます。ニュースの種類によって色も違うので視覚的に分かりやすいです。 SpaceTime 検索結果を Vista の フリップ3Dのように表示させることが出来るだけでなく、サイトそのものも 3D 空間でそのまま見ることが出来るインターフェイス Amazon Windowshop アマゾンの製品をまるでウィンドウショッピングをしているかのように、次々を観覧出来ます。映画であれば予告編も見れますし、書籍でも音声解説が聞くことが出来ます。

北京オリンピックに関するインフォグラフィック

2008年8月18日 12:49 am

Olympic Pictograms 象形文字のような競技ピクトグラム Google Maps Summer Games 2008 メダルの数も分かるスペシャル版 Google Maps。サイトに貼付けることも出来ます。他にもトーチリレーもありますね BBC Sport's Olympic Map 衛星写真にオーバーレイした形で施設や競技が行われる場所が分かるようになっています。BBCの記者が Twitter をした場所まで表示されてます El mejor nadador de la historia 8冠を達成したマイケル・フェルプスの泳ぎを分析したビデオ。見ているだけでも興味がわいてきます A Map of Olympic Medals NYTimes は今回かなり気合いが入っています。そのひとつが、このメダルの獲得数を地図に見立てて表現してあるインフォグラフィック Architectural Monuments in a Reshaped Beijing NYimes: 分かりやすく表現された地図上に、ここ数年の変化も含めて北京の様子を観覧出来るようになっています Passing the Torch: An Evolution of Form NYTimes: オリンピックに使われたトーチのデザインを 1936年のベルリンオリンピックから現在まで比較することが出来ます。ここ数回はシンプルなデザインになっていますね Medal Exchange 前回の夏大会のデータですが、おもしろいので紹介。GDPとオリンピックのメダル数をかけてどの国が『効率よく』メダルを獲得しているのか表しているグラフ。なんと日本が最下位 Zoho Live Olympics Dashboard オンラインオフィスソフトを提供している Zoho が自社アプリを利用してオリンピック用のダッシュボードを作成。データがリアルタイムに更新されているそうです

About

東京在住の「デザインする人」長谷川恭久の個人サイトです。

2008年2月より、新しい CMS を利用して再スタートしました。以前の記事はこちらのエントリーリストを。そして、たくさんの方に読まれた人気記事が読みたい方ははてなブックマークの注目エントリーを参考にしてください。

Feedbacks
  • nonko: とても参考になりました。 あとは実践のみ!! 《成せばなる?!》かな??? おじけずにスタート目標日を決めて 走り出そうと思っています。   ありがとうございます。
  • nonko: まだまだ未熟な読者ですが… まずは《やってみる》とゆうチャレンジの気持ちを湧き立たせて戴 けたようで 少しワクワク♪♪♪しています
  • 百十番: >その価値をいかにマネタイズするのかが今後の課題ですが 、 この話は、もう10年以上語られていますが今だに巧妙は見えず、 ジャーナリズムの衰退には逆に拍車が掛かっていると思います。 >硬派な分野では...
  • ヤスヒサ: @techforlearning 教育とソーシャルメディアの相性は良さそうですね。日本ではブー ムがすっかり去ってしまった Second Life ですが、海外では遠く離れた学校間のコミュニケーションの場とし て...
  • techforlearning: こんにちは。いつもYasuhisaさんの示唆に満ちたエントリ 、勉強になっています。私は学校サイトの運営をしていることから 、WebsaYoutube, Twitter, Facebook,...