Keyword意見

新聞サイトのコンテンツと広告領域

2010年3月8日 11:34 am

広告領域とニュースコンテンツのバランスを保つのは難しい課題です。広告モデルはこれからも残る重要な収入源ですが、それ以外の方法としてサービスプロバイダーの感覚を養うことで新たな可能性を示せそうです。

ウェブらしい新聞サイトのあり方とは

2010年2月25日 4:50 am

Webと紙は情報の見せ方も活かし方も異なりますが、Web サイトで情報配信するにおいて、情報の充実だけでなく、利用者(読者)への配慮とサービスの充実が今後ますます重要になっていきます。

読まなくなった私たちと「読む」の今後

2009年12月16日 3:48 pm

今すぐ知りたいと考える私たちにとって書籍という長い形式のコンテンツが少し遠い存在になってきたと思います。読むという行為の意味も変わりつつあります。

アドビさんへ2

2009年10月30日 12:20 am

以前「アドビさんへ」という記事を書きました。当時 Dear Adobe という Adobe 製品の不満や改善点を共有するサイトが話題になり、私も記事内で提案を幾つか書きました。そして、その記事を書いたおよそ1年後のAdobe MAX で CS5 がほんの少し紹介されました。一体どのような改善点が見られるのか楽しみにしていたのですが、結果はガッカリする内容でした。 もちろん、今回が CS5 のすべてではないですし、Flash Catalyst を中心とした RIA 戦略が話題の中心でした。失望するには早すぎますが、Photoshop CS5 の魅力を紹介するのがパフォーマンスではなく使うかどうかも分からない『スゴい』機能についてだったのは残念ですね。あると良い機能というのは確かですが、絶対必要でもないですし、そのせいでパフォーマンスが落ちているのであれば微妙なところですね。 Adobe 製品は以前は使うのが楽しいかったですが、今はどうでしょうか。立ち上がるのも何かをするのもワンステップ遅いですし、メモリ不足の警告やクラッシュを心配しながら仕事をしなければいけません。Coda や Pixelmator を使うときのような楽しさはありません。それでも使うのは「楽しかった」という思い出や感覚が残っていますし、Adobe を信じているからかもしれません。しかし、利用者が待ち望んでいるアップデートは Adobe が今プロモーションしているものではないような気がします。 では、Adobe は Dear Adobe をはじめとしたコミュニティの声を聞いていないのかというと、そうではありません。国内外関係なく彼等は耳を傾けていますし、扉はいつも開いています。評判が悪かった Adobe Updater も大幅な改善がなされるそうですし、Firefworks の不満に丁寧に応えたりと素晴らしいのひとことです。日本スタッフの知っている方は頭の切れる方ばかりですし、彼等が働きかけているから Adobe も好きと感じることすらあります。オープンな Adobe なのですが、それが製品開発に繋がっていないような気がします。 特に Adobe のような巨大な国際企業となると製品開発とビジネスは切り離せない部分があるでしょう。実現するべきことも視点が変われば違ってきます。しかし、今の Adobe のソフトウェアモデルは機能面でみてもデザインでみてもズレているような気がします。OS X 10.4 (Tiger) あたりから感じていましたが、OS や周辺アプリの完成度と Adobe ソフトにズレがあるんですよね。極端な言い方をすれば OSX 上で Classic 環境のソフトを動かしているかのような感覚です。今っぽい見た目で素晴らしい機能が盛りだくさんなのですが、感覚がなんとなく古いというか合っていないというか。 個人的に見てみたいのが、もし Adobe が CS 的なソフトウェア開発の呪縛から逃れることが出来るのであれば、どんなソフトを作るかという点にあります。Windows には Windows。Mac には Mac の利点を活かした機能や体験を提供することが出来たら?仕事に必要だと考えられるものをすべて実装するのではなく、仕事を終わらせるために必須になる機能とパフォーマンスを実現出来たら?バンドルではない別の料金体勢やリリースサイクルを提供することが出来たら? まぁ私のような隅っこにいるような人間の言葉を本気で聞き入れる必要はないでしょうけど、機能を付け足すだけが価値ではないですし、それに気付いてフルプライスを支払う方はたくさんいると思いますよ。私は喜んで払いますし、喜んで払えるソフトウェアが Adobe からリリースされるのを今も期待しています。

Opera Japan のパネルディスカッションに参加しました

2009年8月10日 2:55 am

数日前の話になりますが、Opera Japan にて社員向けのパネルディスカッションが開催され、スピーカーとして招待されました。林 信行さん、ミツエーリンクスの木達さんに並んで一緒に話すことが出来て恐縮でしたが、こんな機会はまずないので楽しんで参りました。Opera が示すことが出来る日本のプレゼンスに関するディスカッションもありましたが、Opera というひとつのブラウザに捕われない大きな話もありました。 HTML5 がこれからWebアプリケーションにどのような影響を及ぼすのか、そして使える環境が整えられ始めている現在においてデザイナーや開発者はどのような姿勢をとっているかといった話は多くの時間を費やしました。ジャーナリストから見た視点、大規模の Web サイト制作会社の視点、そしてひとりの Web デザイナーの視点がそれぞれあり、興味深い展開でした。どの視点をとっても「なぜ」HTML5 や CSS3 を使うのかではなく「いつ」「どのように」のほうが課題という印象がしました。Progressive Enhancement の意識調査と共通していえることですが、作る側が重要性を理解していても、クライアントや利用者に対しての提案の仕方が模索されきれていないのが現状です。このあたりがクリアになることで導入サイトの増え方も変わってくるでしょうね。 また、技術視点での提案ではなく利用者視点の提案も必要です。DHTML や Ajax が流行った時期もそうでしたが、無闇に技術が使われたサイトはたくさん登場しました。これはきっと HTML5 だけでなく @font-face でも同じようなことが起こると思います。多くのサイトが『間違い』をすることで結果的に他のサイトが洗練されてくわけですが、デザイナーとして技術視点ではない良い提案が出来ると良いなと思っています。 Opera というブランドに捕われないで自由な Web 話をするのは楽しいですが、ディスカッション中に「Opera はノルウェー的な部分があるのか?」という質問を投げてみました。Safari や Chrome はアメリカを象徴しているわけではありませんが、開発している会社を象徴しているソフトウェアになっていると思います。同様に Opera も企業の性格やノルウェー的な部分があるのかなとふと思いました。ノルウェーの方だけでなく、スウェーデンの方や他のヨーロッパ諸国の方もいたので見解を聞くには良い機会かなと。 ひとつ出て来た返答の中で興味深かったのが、Opera はヨーロッパ的な部分があるかもしれないという意見でした。すべてのヨーロッパ人にいえるわけではありませんが、多くの人は原則、信条、倫理的な部分を何よりも重んじるとのことでした。確かに Opera はオープンフォーマットのサポートを強調している印象がありますし、オープン Web の思想と直結している機能が多いですね。強い姿勢が時に様々な機能を他のブラウザよりいち早く導入する要因になっていると思いますし、逆にシェアが増えない理由になっているのかもしれません。 もちろん、文化や思想ですべてを語ることが出来ませんが、Web という範囲に限定して語ることは難しいことが多いと思います。ブラウザもそうですし、Web デザインでも言えることです。 英語でのディスカッションだったので少し大変でしたが、あっという間に時間が過ぎてしまいましたね。社外から人を招待してディスカッションが出来る Opera Japan はスゴいなと思いましたし、こうした機会を与えてくださったことに感謝しています。現在を踏まえた未来を語るのは楽しいですね。

About

東京在住の「デザインする人」長谷川恭久の個人サイトです。

2008年2月より、新しい CMS を利用して再スタートしました。以前の記事はこちらのエントリーリストを。そして、たくさんの方に読まれた人気記事が読みたい方ははてなブックマークの注目エントリーを参考にしてください。

Feedbacks
  • nonko: とても参考になりました。 あとは実践のみ!! 《成せばなる?!》かな??? おじけずにスタート目標日を決めて 走り出そうと思っています。   ありがとうございます。
  • nonko: まだまだ未熟な読者ですが… まずは《やってみる》とゆうチャレンジの気持ちを湧き立たせて戴 けたようで 少しワクワク♪♪♪しています
  • 百十番: >その価値をいかにマネタイズするのかが今後の課題ですが 、 この話は、もう10年以上語られていますが今だに巧妙は見えず、 ジャーナリズムの衰退には逆に拍車が掛かっていると思います。 >硬派な分野では...
  • ヤスヒサ: @techforlearning 教育とソーシャルメディアの相性は良さそうですね。日本ではブー ムがすっかり去ってしまった Second Life ですが、海外では遠く離れた学校間のコミュニケーションの場とし て...
  • techforlearning: こんにちは。いつもYasuhisaさんの示唆に満ちたエントリ 、勉強になっています。私は学校サイトの運営をしていることから 、WebsaYoutube, Twitter, Facebook,...