Keywordニュース

ジャーナリストを中心とした新しいビジネスモデル

2009年7月3日 1:31 pm

誰でも手軽にかつ素早く情報発信出来るようになったからこそ、情報を扱うプロのための新しいビジネスモデルを模索しなければいけません。それは団体を中心にしたモデルから個を中心としたモデルの可能性もあります。

GiantBombが提案するWikiとニュースの良い関係

2009年1月17日 5:11 pm

Wikiはポテンシャルがあるシステムではありますが、あまり好例がないのが現状です。様々な情報をインプット出来るという意味で、特にニュースサイトで使える可能性があると思います。以前「使えそうなニュース特集ページを考えてみました」で、ニュース記事に Wiki を付随することで、専門用語の解説や他のイベントとの関連性を読み取ることが出来るのではと提案したことがあります。Wiki とジャーナリズムが組合わさっている例としてウィキニュースがありますが、最近見つけた GiantBomb はひとつおもしろい試みを行っています。 最近日本でも発売された Fallout 3 に関する紹介ページをご覧になると他のゲームニュースサイトと少し違うのが分かります。ゲームのレビューは GameBomb 編集者によって書かれた記事が大きく掲載されていますが、ゲームの概要はすべて Wiki ベースになっています。ユーザーは ゲーム情報にさらに詳細を書き加えることが出来るだけでなく、独自の攻略ガイド を作って公開することも可能です。ガイドへのコメントもセクションごとに書き込むことが出来るコラボレーションスペースになっています。Wikiの強みと編集側が配信する情報の強みがバランスよく表現されているサイトではないでしょうか。 ゲームだけでなく、こうした趣味の世界は多くの集合知を集めやすいのかもしれません。例えばWikiaは、『趣味の Wikipedia』といえるネットワークサイト。様々な分野の百科事典が存在しており、マニアックな路線ですが、情報コミュニティが確立されています。Star Wars だと 6万以上の記事が投稿されており、Wikipedia より豊富かつディープな情報を得ることが出来ます。こうした Wiki のもつポテンシャルを、ニュース記事の付加価値としてどう味付けするのかも、これからの情報サイトが考えて行かなければならないひとつの課題といえるでしょう。

使えそうなニュース特集ページを考えてみました

2008年8月13日 12:11 am

ひとつのトピックに対して多くの情報を探すのであれば Google ニュースで十分かもしれませんが、あまりに平面的で分かり難いこともあります。新聞サイトが特集を組んでまとめページを作るならこういうのが良いなというのをモックアップしてみました。

ニュースサイトと新聞サイト

2008年2月2日 8:09 pm

インターネットの普及をはじめ、メディアの多様性が進んでいるが、我々3社は新聞こそが最も信頼性の高いメディアであり、今後もそうあり続けたい 新s(あらたにす)の記者会見に出て来たことばです。この言葉が Web に対する意識のズレを表していると同時に、これから良くなるかもしれない希望も隠れているような気がします。 「ニュースサイトならではのウィジェットを考える」で書きましたが、新聞の読まれ方とニュースサイトの読まれ方は違いますし、読者との関係も違います。異なる媒体なわけですから当然のことです。媒体がもつ独自の良さを、別媒体に移行したとしても、それはギミックにしかならず、扱っている媒体の良さを最大限に活かしているとはいえません。 ポッドキャストで種村さんと対談したときに、彼が興味深いことを言っていました。 本の魅力を Web へもってくるために、ページをめくるという行為を Flash を使って再現するというのを見かけますが、そういった表面的なものではなく、本には独自の魅力が他にあると思います。 Web という媒体における独自の魅力や使い方については後回しにし、まず表面的な新聞の特徴を Web にもってくることを優先した結果が今の 新s(あらたにす)かもしれません。機能というのものは運営しながら増えて行くので、機能が足りないという点は気になりませんが、もしサイトのコンセプトが「新聞の体験をそのまま Web へ移行する」だとすると、機能やコンテンツが増えても何かしらのズレを感じるでしょう。 新聞の魅力をもったニュースサイトへ 新聞の魅力を Web で表現するのが 新s(あらたにす)のコンセプトのようですが、同時に3社がもつニュースサイトの活性化に繋げたいのでしょう。Alexaでここ6年間のニュースサイト3社のアクセスをみてみました。 これをみると、2006年初頭をピークに下降しています。興味深いのがアクセス動向が3社がほとんど同じところですね。もちろん、Alexa のデータが正確とは言い切れませんが、恐らく現在はピーク時ほどアクセスされていないでしょうし、てこ入れとしての役割も 新s(あらたにす)にはあるのかもしれません。 では、3社の最新記事を並べることが活性化や新聞の魅力を引き出すことに繋がるでしょうか。夕刊/朝刊のような新聞的な構成にすることが新聞の魅力なのでしょうか。恐らく新聞の魅力は『編集力』にあると思います。これは雑誌やニュース番組にもいえることですが、過去のアーカイブも含めて様々な情報を吟味して構成・掲載しているところが新聞の良さではないでしょうか。いかにも Web らしい自動生成ばかりのコンテンツではなく、新聞がもつ編集力がサイトにも反映されてほしいなと感じています。 単なる最新情報ではなく、その情報にどういった意味が含まれているのか、どういった経緯で今の出来事が起こっているのかの説明がされているからこそ、新聞はおもしろいと感じるのかもしれません。ただ、紙という制限のあるスペースでされている説明なので限界もあります。スペースに制限がなくマルチメディアを思う存分利用出来るのが Web の魅力なので、新聞では十分に出来ない「今の出来事の意味」を Web で説明してほしいです。プロフェッショナルによる分析も含めて、表面的な情報配信以上のことが出来るのもメディアとして長い歴史をもつ新聞の強みだと思います。 新聞とニュースサイトを別けて考えるというよりかは、今のニュースサイトの質をさらに上げてもらうために新聞の強みを導入して欲しいと感じています。そのきっかけが 新s(あらたにす)になれば、今後日本のニュースがおもしろくなってくるでしょうね。

About

東京在住の「デザインする人」長谷川恭久の個人サイトです。

2008年2月より、新しい CMS を利用して再スタートしました。以前の記事はこちらのエントリーリストを。そして、たくさんの方に読まれた人気記事が読みたい方ははてなブックマークの注目エントリーを参考にしてください。

Feedbacks
  • nonko: とても参考になりました。 あとは実践のみ!! 《成せばなる?!》かな??? おじけずにスタート目標日を決めて 走り出そうと思っています。   ありがとうございます。
  • nonko: まだまだ未熟な読者ですが… まずは《やってみる》とゆうチャレンジの気持ちを湧き立たせて戴 けたようで 少しワクワク♪♪♪しています
  • 百十番: >その価値をいかにマネタイズするのかが今後の課題ですが 、 この話は、もう10年以上語られていますが今だに巧妙は見えず、 ジャーナリズムの衰退には逆に拍車が掛かっていると思います。 >硬派な分野では...
  • ヤスヒサ: @techforlearning 教育とソーシャルメディアの相性は良さそうですね。日本ではブー ムがすっかり去ってしまった Second Life ですが、海外では遠く離れた学校間のコミュニケーションの場とし て...
  • techforlearning: こんにちは。いつもYasuhisaさんの示唆に満ちたエントリ 、勉強になっています。私は学校サイトの運営をしていることから 、WebsaYoutube, Twitter, Facebook,...