バズワード化している「ソーシャルメディア」ですが、これは誰がどのような意味で使い始めたのでしょうか。その語源を探ることで、今後私たちが何について考えて取り組んで行けば良いのかもみえてきます。
サービス
ソーシャルメディアの語源から分かる課題
2010年6月12日 1:19 pmロイターが新聞向けに視覚化サービスを開始
2010年3月24日 5:23 pmカスタム情報を新聞社に提供する Reuters Financial Infographicsは、「新聞サイトはサービスプロバイダーへ」という言葉を具体化したサービスといえます。
今だから出来る新しい紙媒体向けサービス
2010年2月22日 3:56 am書籍、雑誌そして新聞まで低価格で配信が可能になってきました。従来のビジネスモデルに固辞することなく、新たな顧客層にリーチしているサービスが増えているのが今の印刷業界の姿です。
好みを出さないレコメンデーションが欲しい
2009年8月4日 2:36 pm去年あたりからレコメンデーション系のサービスが目に付くようになりました。音楽だとPandora、TasteKid、echonest。映像だとJinni。書籍だとBookLamp。TwitterでもTwolloというサービスがあります。総合的なものだと The Filter がよく出来ているサービスのひとつです。それぞれ異なるアルゴリズムを持っているので特定は出来ませんが、レコメンデーションは以下のような要素が基本になっていると思います。 利用者の購買/使用/消費履歴 商品に対する評価 製品の属性/メタデータ 利用者のネットワーク サービスを利用する全員のデータ こうした要素を用いて提案されるレコメンデーションとは「あなたは○○が好きだから、きっと△△も好きですよ」「○○を買った人は△△も買っていますよ」といったものになります。自分の趣向に合ったものを提示するのもひとつのレコメンデーションではありますが、それだけがレコメンデーションの意味ではないと思います。「あなたが気に入るかどうか分からないけど□□はすごく良いですよ」「いつも○○買っているみたいだけど、実は□□も良いですよ」といった利用者の趣向とは離れたレコメンデーションもあります。 Last.fmを使っていると分かりますが、自分の好みの範囲だけでも新たな発見はいくらでもあります。しかし、そこには全く思いもよらない発見はありません。現在もショッピングサイトでは特集記事を掲載して「(読者の趣向に関係なく)□□を買うべき」といった切り口で紹介していますが、これも思いもよらない発見を作るひとつの糸口です。また、自分のソーシャルネットワーク (友達) から勧められた場合も思いもよらない発見に繋がることもあるでしょう。Web レコメンデーションシステムにはまだ思いのよらない発見は少ないと思います。 今までのようなストライクゾーンに投げてくるお勧めではなく、ストライクゾーンぎりぎりだったり、ストライクに近いボールを投げてくるお勧めも欲しいですし、ストライクゾーンを広げてくれるカーブボールも欲しいですね。 レコメンデーションが発達すると、自分に都合が良いものばかりになって発見がなくなると思っていたらそれは間違いで、たとえ自分の趣向に合っていなくても新たな発見へと導いてくれる場合があると思います。
利用者がサイトを去るときの感情
2009年6月11日 6:48 pmアクセスしたウェブサイトから離脱する理由はいろいろあると思います。目的を達成したのであれば最高ですが、そうでない場合もあります。利用者がサイトを去る理由はサイトによって異なると思いますが、共通した思いを抱いていることもあります。ちょうど1年くらいの記事ですが「25 reasons users STOP using your product: An analysis of customer lifecycle」で、利用者がサイトを利用しなくなったときの感情や思いをリストアップしています。主にソーシャルサイトを意識したものになっていますが、ウェブサイト全般にもいえることで思い当たるところを以下にリストしてみました。 なぜこれが自分にとって価値があるのか分からない なかなか表示してくれない いろいろしたいわけじゃない 登録してまで利用したくない パスワード忘れてしまった そもそも何をしたら良いのか分からない アラートやメールがたくさん来て気が散る 知り合いが誰も使っていない どうも見た目がしっくり来ない 別のを既に使っているからいい 改善策としてインターフェイスやビジュアルの変更がなされる場合がありますが、それだけではソリューションとして成り立ちません。むしろ、上記に挙げたリストの中でインターフェイスを変えたら解決するものは少ないです。「価値があるのか分からない」といった思いは、少数のページを観覧したときだけでなく、使い込んだ後に出てくる可能性もあります。提供したいサービスや製品の伝え方のアプローチを変えてみるということは単に視覚部分だけでは解決出来ず、サイト (企業) そのものの姿勢の変化も必要なこともあります。 使う・使わないと感じる重要な要素に、利用者の環境があります。もし自分の知っている何人かが使っていれば使うでしょうし、信頼している人が「これ良いから見てみなよ」と勧めてくれれば思わず見てしまいます。逆に誰も使っていないということが使わない理由としても成り立ちますよね。僕の周りでも Mac を使わない理由が他に使っている人が周りにいないからといったことを耳にします。「使いやすいサイト」と言われているサイトはインターフェイスが優れているからということも理由のひとつですが、自分以外で使っている人がたくさんいることが使いやすいという感情を引き起こす場合もあります。分からなかったけど人に聞いて理解出来た、上手く使えたときの喜びを分かち合えた、自分が良いと感じるところを少ない言葉で共有出来る・・・そんなことが「使いやすい」という感情に集約されていることもあります。 上記に挙げたリストの他にもいろいろ感情はあるはずです。次、自分がサイトを訪れて離脱する際に、なぜ離脱をしたのかを問いかけるのはスタートですし、知り合いやクライアントにインタビューする際のネタにも使えそうです。
