could http://www.yasuhisa.com/could It's good to be free Mon, 30 Jun 2008 19:33:09 +0000 http://wordpress.org/?v=2.5.1 en ウェブデザインの十戒 http://www.yasuhisa.com/could/article/ten-commandments/ http://www.yasuhisa.com/could/article/ten-commandments/#comments Mon, 30 Jun 2008 19:30:17 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=166 ウェブデザインにおいて鉄則という言葉を使うのは個人的にあまり好きではないですが、共通するルールというか、考えておきたいところは幾つかあります。ひとつはウェブという媒体を理解することだと思いますが、サイトを構築する前に考え起きたいことは他にもいろいろあります。

先日 Business Week に掲載された「The 10 Commandments of Web Design」では、Don Norman, Jeffrey Zeldman, John Maeda をはじめ 15名の著名人が集まってウェブデザインの十戒をまとめています。Best and Worst of the Web のギャラリーを一緒にみて参考にすると良いと思います。

  1. 汝、Flashを悪用するべからず
  2. コンテンツを隠すべからず
  3. ページを散らかすべからず
  4. 汝、反射効果を使い過ぎることなかれ
  5. Web 2.0 企業を名付けるとき余計に母音を加えたり省くことなかれ
  6. 汝、タイポグラフィの祭壇を崇拝せよ
  7. 汝、夢中にさせる体験をつくりべし
  8. 汝、ソーシャルであれ
  9. 汝、多く使われているテクノロジーを受け入れよ
  10. 汝、コンテンツを王として祀るべし

4, 5 番目はいかにも今風といった感じがするので普遍的なリストとはいえないでしょうね。それでも10年前から言われ続けているような項目も幾つかありますし、まだ Web サイト構築を始めたばかりの方であれば、ぜひ頭に入れておいてほしいことが多いです。こうしたリスト系を読みたいという方は、以前紹介した「 ヤコブ博士が考える4つの悪いWebデザイン」や「 Bad Usability Calendar 日本語版」も参考にすると良いでしょうね。

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青森で3度目のセミナーをします http://www.yasuhisa.com/could/announcement/third-seminar-in-aomori/ http://www.yasuhisa.com/could/announcement/third-seminar-in-aomori/#comments Mon, 30 Jun 2008 04:41:58 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=164 CSS Niteを含めて2回青森で講演しているのですが、3度目の来青を果たせそうです。青森県が主催する第1回 ウェブマーケティングセミナーで講演をすることになりました。今回はウェブデザイナー向けではなく、青森在住の中小企業の方が主な対象になりそうです。題名は「ウェブという媒体を理解した情報発信とネットワーク作り」。毎回思うのですが、本当に自分はタイトルを付けるセンスがないような気がする。

内容はウェブサイト制作でするにおいて必ずといっていいほど出てくるテクニカルな用語を最小限に抑えて、雑誌広告やチラシではなくウェブで情報発信をするときの注意点とメリットを詳しく解説するというもの。もちろん、ウェブサイト制作者にとっても基本的な部分なので学べるところはあると思いますが、作る側ではなく発信する側とう視点で話しを進めていきます。せっかく青森でセミナーをするので、青森ならではのアプローチも幾つか提案出来たらなと考えています。

お申し込みは FAX かメール。CSS / HTML の話しは一切出てきませんが、無料セミナーなので、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

第1回 ウェブマーケティングセミナー
日時:2008年7月24日 13時30分2008年07月24日 16時30分
場所:青森国際ホテル5階 芙蓉の間 青森市新町1丁目6-18

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クリエイティブになるための4つの視点 http://www.yasuhisa.com/could/article/be-creative/ http://www.yasuhisa.com/could/article/be-creative/#comments Wed, 25 Jun 2008 16:58:45 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=162 クリエイティブという言葉を聞くと、何か前例のないものを生み出す力だったり、アーティスティックな部分を指す場合があると思います。しかし、クリエイティブな実際そういったアートもしくはデザインだけに特定しているものではなく、すべてに関係しているものです。実は誰でも毎日クリエイティブな瞬間はあります。

私たちは毎日のように課題や問題に出くわします。それらをいかに解決するかを考える・・・これだけでもクリエイティブです。何も考えずに済ましていることも実はクリエイティブの結果だったりします。時間がかかったり出来ないと思っていることも工夫することで解決することもクリエイティブでしょうし、限られた時間の中で出来ることをするということもクリエイティブです。

「どうなったらクリエイティブになれるのか」という言葉をたまに耳にしますが、クリエイティブになるのは意外なほど単純であると同時に難しいものだと思います。クリエイティブな状態になるには4つの視点・考え方があります。

ほんの少しだけ注意深くなる

何気なくしていることを、まるで客観的に見ているかのように意識しながらアクションにするだけでも気付きはあります。また、自分の環境や社会で何が起こっていて人はどうリアクションをしているのかを見ること、そしてそれに対して自分で何かを思い考えることも重要でしょう。こうした気付きがクリエイティブな考えに繋がることはよくあります。流れてくる情報をただ受けて止めて脳を停止させないで意識をすることはまず最初の重要なステップになります。

制限をつくる

締め切り、予算、規約などなど何かをするときには必ずといって良いほど制限が存在します。実はこの制限がクリエイティブにさせていることがあります。限られた状態をそのまま受け入れるのと、制約の中で最大限のことをしようという気持ちで取り組むのでは大きな違いがあります。逆に何も制限がないと何でも出来る状態になり輪郭がないアイデアになることもあります。ギリギリになってエンジンがかかる人はいると思いますが(僕もそうですね)、実はそのときあなたのクリエイティビティは最大限になっているのかもしれません。例えば締め切りが近い場合、今まで以上に早く終わらせることを意識するので、いつもと違う方法で取り組んでみたり、自分の知識や技術を最大限に引き出すような努力をすると思います。

あるものに手を加える

クリエイティビティ (Creativity) には想像力という意味もありますが、他にも創造性や独創力といった意味もあります。創造性という言葉が特にそうですが、今までにないものを無から作り出すといったイメージがしてきます。そういった創造は実は大変まれなケースで、ほとんどは模倣が多かったりします。クリエイティブな世界だと言われているアートの世界もおなじで、模倣の連続だったりします。模倣する対象は作品そのものであったり社会であったり人であったり様々です。では単にコピーをしているといったらそうではないですし、クリエイティブではないとも言えません。

既に存在する様々なものは完璧ではありません。つまり改善する余地はいくらでもあるわけです。ちょっと使いにくいと感じるものを使いやすくする。以前書いたイラストに少し手を加えて雰囲気を変えてみる。メールソフトの表示設定をカスタマイズしてみる。そんな少しのテコ入れが大きなインパクトを生む場合があります。神懸かり的に何か生み出すことが出来ることもクリエイティブですが、こうした模倣からの改善もひとつのクリエイティブです。

引き出しをいつでも開けれるようにする

あなたが今日読んだ記事や、今日見た映画の内容は何処でどう繋がるか分かりません。アイデアのヒントは実はそういった別の目的で得た知識や情報を元に生まれる場合も少なくないです。新しい Web サービスのアイデアを考えるときも、類似サービスを見比べるのではなく、全く別の分野にあるものをアレンジしたり、組み合わせることでおもしろいものになることがあります。何かアイデアを考えるときは、今まで自分が得てきた情報や知識を分野に関係なくいつでも参照出来るようにしておきたいですね。幾つもある『引き出し』から情報のパズルを拾い、それをどう組み合わせるのかがクリエイティブになることもあります。

簡単そうで難しいです。もちろんクリエイティブなことをすることに長けた人もいるでしょう。けど誰でもクリエイティブになるためのきっかけを常に持ち続けていると思います。

【追記】Ten Eyck さんが Four points to be creative と題してこの記事の英訳を書いてくれました。ありがとうございます。

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体験そのものを製品として売る http://www.yasuhisa.com/could/article/experience-as-a-product/ http://www.yasuhisa.com/could/article/experience-as-a-product/#comments Mon, 23 Jun 2008 08:31:53 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=160 Snow Leopard今月初めに開催されたアップル開発者向けカンファレンス WWDC 2008 では、日本で 発売も決まった iPhone 3G の話題で持ち切りでしたが、個人的に気になったのが次期 Mac OSX にあたるコードネーム「Snow Leopard」。Mac OSX 10.6 という位置付けのようですが、今回は目に見えて分かるような新機能はなく、64-bit サポートや OpenCL のような開発者にとって嬉しい技術の実装が中心。開発者でなければ具体的にどういったメリットがあるのか現時点では分かり難いです。

もちろん、利用者にとっても快適で安定したパフォーマンスが約束されると思いますが、新機能がないのに次期 OS としてリリースするのは今までにないケース。MSっぽく「Leopard SP1」というわけにはいかないでしょうけど、スタンスとしては似ているような気がします。最も新しいバージョンである「Leopard」を含めて新しい OS がリリースされる度に何百も新機能がありますと宣伝してきたわけですから、発売が近づいたときにどうプロモーションするのかすごく興味があります。Snow Leopard のスクリーンショットは、ネットで探すと幾つか出てきますが、Safari 4.0 を除いて見た目も機能も変わりありません。

もし新機能がないまま、今までのようにフルプライスで販売することになったら、体験そのものを製品として売り出す最初の OS になると思います。Windows Vista もセキュリティ面を強く押していた印象がありましたが、それでもたくさんの機能と見た目の大幅リニューアルという分かりやすいセールスポイントがありました。まだこれからいろいろ情報が出てくると思うので何とも言えない部分はあるものの、新機能がない(もしくは少ない)状態でリリースするのであれば、それはそれでどうプロモーションするのか楽しみだったりします。

新機能の追加がなく体験だけで価値を語るのはひとつの挑戦ではありますが、不可能ではありません。考えられる方向性は4つ考えられます。

感情移入
製品を扱うときの人の行動や目的を理解して具体的な提案を行う
問題解決
複雑な問題を明確でシンプルな形で回答することが出来ることをアピールする
未来予想図
製品を使うことで新しい自分 (新しい環境) に生まれ変わることを紹介する
招待状
購入することがひとつの文化やグループに仲間入りするためのステータスになる

Appleなので「招待状」的なアプローチはするもしないも既に存在していると思いますが、「感情移入」「問題解決」をいかに短くて明確なストーリーとして落とし込むかが鍵になってくるでしょうね。もしかすると、機能がリストアップされているだけの従来の形より OS の良さが伝わりやすくなる可能性も秘めているかもしれません。「Snow Leopard」の発売はまだ 1年先ですが今から楽しみです。

個人的に、英語版では既に実装されている VoiceOver が、次期版では日本語でフルサポートして欲しいですね。インフォアクシアの植木さんも絶賛していました

追記: MACお宝鑑定団idanboさんによると、SF EXPO 2009 には一般ユーザー向けの新機能が幾つか紹介される可能性があるとのこと。となると、体験そのものを製品として売るというアプローチではないかもしれませんね。いずれにせよ楽しみです。

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シニア向けの SNS のまとめ http://www.yasuhisa.com/could/roundup/sns-for-elders/ http://www.yasuhisa.com/could/roundup/sns-for-elders/#comments Fri, 20 Jun 2008 05:18:33 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=159 Eldr次々と SNS が立ち上がった時期と団塊世代が引退する時期に備えてサービスを提供したいというニーズが重なってシニア向けの SNS が次々と立ち上がったのがもう2,3年前。今は SNS という言葉すらそれほど聞かなくなりましたが、日本でも小僧.comSTAGE のように今でも積極的な活動を続けているサービスは少なくありません。

日本だけでなく海外でもシニア向けの SNS やコミュニティサイトはたくさんあります。シニアという年齢層でセグメントしているものもあれば、さらに細分化しているサービスもあり様々。Webサイトデザインの視点から見てもアプローチが様々で興味深いです。今回はシニア向け SNS やコミュニティサイトを幾つか紹介。

Boomj
シニア向けの SNS ですが、エキスパートという特権会員が情報発信したり質問を受け付けたりしています。オンラインショッピングと連動しています
Eons
Boomj に比べてさらに典型的な SNS といった雰囲気がしますが、パズルやカードゲームなども用意しており、メンバー内での競争を促しているようです
Wanobe
イギリスのシニア向けコミュニティサイト。エンターテイメント性を高くしたコンテンツが多いです。掲載されている広告や写真の使い方もおしゃれですね
GrownUps
ニュージーランドのシニア向けコミュニティサイト。情報配信しているトピックも幅が広く、メンバーがライターになって寄稿することも出来るみたいです
ReZoom
音楽・健康・資産をテーマにしています。コミュニティサイトというより、マガジンというイメージが強いです
BoomerGirl Diary
女性向けに情報配信中。ブログ形式でコメントをするには会員登録が必要
Eldr
同名雑誌と連動したコミュニティサイト。基本的にマガジン形式ですが、会員になるとフォーラムに参加したり雑誌で紹介している製品の購入やディスカウントがあります

今回紹介したサイトに特にいえることですが、シニアだから落ち着いた色調で文字は大きくしておくといったわけではなく、バラエティに富んでいて楽しそうです。扱っているトピックもシニア視点のものもありますが、時事関連やポップカルチャーもあります。ゲームを取り込んでいるサイトも幾つかあったのは少し驚きでしたが、ゲームをしながらコミュニケーションがとれるという意味では良いアプローチなのかもしれません。他にご存知な方がいたらぜひ教えてください。

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SwapSkills for Happy Web Weekend http://www.yasuhisa.com/could/diary/happy-web-weekend/ http://www.yasuhisa.com/could/diary/happy-web-weekend/#comments Tue, 17 Jun 2008 10:04:56 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=157 Happy Web Weekend15日にアクトリンク株式会社主催のイベント Happy Web Weekend に参加してきました。既にイベントレポートがちらほら出てきていますね。特に necozeさんのと坂本さんのがエクセレントなので、技術的な側面を含めた詳細はそちらを参照してください。

こちらの記事の冒頭に書きましたが、セミナーは情報を得る場というより、同じような考えを持っている方達が集まることによって起こるエネルギーを体験する場だと思っています。RDF や CSS3 の可能性を具体例を含めて紹介していたので、新たな情報を得て刺激を受けたという意味でも十分なイベントでしたが、John Allsopp神崎正英さんの講義を聞いたり時間を共にするというのは大変貴重なものでした。

作らない人がどう応用させることが出来るかが鍵

今回はマークアップエンジニアをはじめ Webのフロントエンドに携わる方や Webでサービスを運営している開発者にとっては胸躍るイベントだったと思います(僕もその一人でしょうね)。良い Webサイトを作るためのモチベーションは上がったわけですが、それと同時に Webディレクターやプロデューサーといった直接手を動かしてサイトを構築しない方にはこうした技術はどう映るのか気になりました。

イベント後、少しだけ名村さんと話をしたのですが、彼は「これをどうサービスへ繋げていいのか考えないといけない」と言っていました。彼のようにプロジェクトの先頭に立ってマネージメントやディレクションを行っている方が濃い作り手のイベントに参加していたのは流石ですね。彼のように「考えないといけない」と前向きな姿勢の方もたくさんいますが、同時に「すぐに使えない」「お金にならない」「費用対効果がない」「分かり難い」と感じて放置する方もいるのではないかと思います。もちろん、それは手を動かして構築しない人以外でもありうる考え方ですが・・・。今回のように作り手がメインのイベントだと、そこから離れたポジションにいればいるほど「関係ない」という考え方にいってしまうのではないでしょうか。

実はこうした濃い作り手のイベントだからこそ、企画を作る方やディレクションをしている方が参加するべきなのかなと感じています。ウェブは変化が著しい媒体です。それは技術的な側面でのことだけでなく、人の動きや反応もそうです。動きに必死になってついて行くのもひとつのアプローチですが、ウェブは変化していくものだと認識した上で柔軟な姿勢をもつことで、必死にならずに済むところもあります。サイトをひとつでも作った方は知っていることですが、出してみないと分からないことがあまりにも多いわけです。無闇に新しい技術を組み込むことはないですが、実験的に作り込んでみることでどういった反応が現れるのか試すための時間とプロジェクトに多少の余裕が必要だと感じています。

実装する技術力はあっても作る時間と対象となるサイトや利用者がいなければ意味がありません。何を実験的に実装する価値があるのか、なぜそれを試すことが重要なのかを見極める応用力と、実際作るためのスペースを作るのは作り手ではなくディレクションをはじめプロジェクトリーダーをしている方です。雑誌や書籍を読みあさるのも良いですが、今回のようなイベントに参加して第一線で模索している方の話を聞いた方が手っ取り早いような気がします。変化があるウェブだからこそ、今この瞬間や数ヶ月先だけを見るだけでなく、1,2年後ウェブがどうなっているのかというビジョンを持つことも重要ではないでしょうか。

逆に作り手の方もマーケティングやプロモーションの側面に触れることで、最新技術を使うタイミングだけでなく、ロードマップになるようなアプローチを思いつくかもしれません。

セマンティク・ウェブはすぐそこまで来ているみたい

以前、セマンティック・ウェブ検索の現在で、現存するサービスを幾つか紹介しましたが、徐々に実用的なサイトが増えてきています。今回のセミナーを聞いてさらに現実味を帯びてきたような気がしますね。今回もセミナーのメモはスケッチにしてみたので、もしよかったらご覧くださいませ。

Sketch 2008-06-15 Sketch 2008-06-15 Sketch 2008-06-15

あと、今回のイベントではいつもより「ブログ読んでます」と言われた回数が多かったのが印象的でした。アクセス解析すると誰か来ているという感覚はあるのですが、強く意識したことはあまりないので、実際読んでくださってくる方とお会いするのは嬉しいと同時に恥ずかしいですね。また何処かでお会いしましょう。

アクトリンクの菊池さんとは以前 Microformats を話題に対談ポッドキャストを行っています。実は、Allsopp さんが来日中に菊池さんと Allsopp さんでかなり濃い内容の対談をしました。こちらの模様は近日ポッドキャストで公開するのでお楽しみに。

追記: Web担当者Forum で「セマンティックウェブが語りかける真のウェブの姿――SwapSkills for the HWWイベントレポート」というレポート+コラムを執筆しました。また別の切り口で今回のイベントについて書いたので興味のある方はぜひどうぞ。

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鳥のように食い、象のように糞をしよう http://www.yasuhisa.com/could/article/eat-like-a-bird-poop-like-an-elephant/ http://www.yasuhisa.com/could/article/eat-like-a-bird-poop-like-an-elephant/#comments Sun, 15 Jun 2008 17:04:59 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=156 スゴいプレゼンをする人と言えば、真っ先にスティーブ・ジョブズが頭に出てくる方もいると思いますが、他にもたくさん素晴らしいプレゼンをしている方がいます。最近では YouTube などでその人のジェスチャーやスライドを使うタイミングを確認しながら見れる場合も増えてきているので、内容と共に参考にしたり学習したりしています。最近インスパイアされたといえば、「Presentation Zen」の著者である Garr Reynolds さんのプレゼン。Google で行ったプレゼンを YouTube で全編観覧することが出来ます。

この中で印象的だったのが Eat like a bird and poop like an elephant という言葉。つまりこのエントリーのタイトルである「鳥のように食い、象のように糞をしよう」ということになります。元々 Guy Kawasaki の言葉で、詳しくは Reynolds さんが書いた「Give it away give it away give it away now…」を参照して欲しいですが、つまりたくさんインプットしてたくさんアウトプットしなさいという意味です。ハチドリは小さな鳥ですが体重の半分くらいになる量を毎日食しているそうで、象のほうは毎日 75kg の糞をしているそうです。インプットもアウトプットも両方ともなくてはならない存在ですが、どちらもビックにしなさいということでしょうね。

Eat like a bird and poop like an elephant

特に Reynolds さんは、アウトプットは大事であると言っています。アウトプットすればするほど、人は信用してくれるようにもなるし、長期的な利益にも繋がります。僕はこうしてブログを書いたりポッドキャストをしています。広告も貼っていないわけですから、直接的な利益はほとんどといって良いほどありません。しかし、こうして情報を発信していくことで、同じような志をもって Web サイト制作に励んだり、Webをもっと良くしていこうと考える人たちと繋がりをもてたり、クライアントとコミュニケーションがとりやすくなることさえあります。とにかく出し続けることは長期的にみて驚きの結果になることが多いです。

テクニック、ノウハウというものは時に、秘密にしたり特定の人にしか教えないものだったりすることがあります。知識を自分だけのものにしておくことで他と差別化することもあるかもしれません。そういうやり方もビジネスモデルのひとつとしてこれからも存在すると思いますが、思い切って出して行くことで得れるもののほうがとてつもなく大きいでしょう。こうした思いを簡潔にかつ少しコミカルに表現しているので「Eat like a bird and poop like an elephant」は刺さったのかもしれません。

アウトプットしていくから自分が存在しているんだと思うこともあります。仕事でなかなか発信出来ないこともありますが、ルーツはアウトプットにあるわけですし、続けて行かないとなと改めて感じました。

「既に他の人がもっとおもしろく書いているから、私はしなくて良い。自分は出来ない」と行動する前から思いとどまることはないです。どんなトピックでも「私は」という主語が入った瞬間、それはあなたしか発信出来ない情報です。あなた独自の発信です。もちろんブログじゃなくて良いですよ。絵でも音でも何でも良いわけです。とにかくアウトプット。それが大事だと思います。

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WaSP Street Team に掲載されました http://www.yasuhisa.com/could/announcement/wasp-streetteam-japan2/ http://www.yasuhisa.com/could/announcement/wasp-streetteam-japan2/#comments Tue, 10 Jun 2008 06:04:16 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=155 この記事は「Web標準に関する良書を教えてください」の続きにあたります。

このサイトで書籍の紹介を募集し初めて早 2ヶ月以上経ちましたが、ついに Web Standards Project に WaSP Street Team の List of Good Books 日本版が掲載されました。もちろん栞もダウンロード出来ます。

やっぱりうちのサイトで情報発信しているより、WaSP にあったほうが公式という雰囲気が出ますね。Street Team の元々のコンセプトが、図書館や職場で古い本を見つけたら栞をこっそり挟んで良書が紹介されているサイトへ誘導するというもの (Flickr の WaSP Street Team Bookmarks Project に幾つか写真があります)。だからページタイトルが「栞をみて来ましたか?」になっているわけですね。もちろんそんなゲリラ活動をしなくても良いですし、新人や参考書を探している方にそっとプレゼントするにも使えます。

もし他にも良書を見つけた方や、こう文章を直したほうが良いのではないかという意見があれば、Street Team 宛にメールしてみてください。英語が苦手なんだけど、どうしても言いたいことがあるという意見があれば僕が代わりにメール致しますのでお気軽に。

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Action Blogger’s Night Vol.21 に出演します http://www.yasuhisa.com/could/announcement/action-blogger-night-21/ http://www.yasuhisa.com/could/announcement/action-blogger-night-21/#comments Mon, 09 Jun 2008 10:57:45 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=154 社会を良くする活動や自分の生活改善をブログを活用して行動されている方のブログ・ブログ記事紹介を主な活動のひとつにしている アクションブロガー。今年のはじめからはほぼ週ペースで様々な話題を取り上げたイベントが開催されています。今月 20日の第21回目のイベントは「Webデザイナー」をトピックにトークイベントが行われます。まめこさんふうりさんが出演する他、タイトルのとおり僕も出ます。

ブログをしている Webデザイナーということで選ばれたのだと思います。よく知っているお二人方なので、かなりリラックスした雰囲気になりそうで楽しみです。働き方や携わっているポジションも三者三様なのでそれぞれの視点が聞けるのではないかと思います。可能であれば見に来ている方達と対話しながら進めれたら良いですね。

サイトに掲載されている “Webデザイナー”って、どんなお仕事? という質問から早速話が長くなりそうな予感がするわけですが、話せなかった部分はいずれこのサイトで書いても良いかもしれません。金曜日の午後ですが、遊びにこれそうな方はぜひ。以前 ustream.tv 経由で放映されたこともあるので、今回もそうかもしれませんね。お楽しみに。

Action Blogger’s Night!! Vol.21
日時:2008年06月20日 21時30分2008年06月20日 23時00分
場所:BarTube(東京都渋谷区)東京都渋谷区宇田川町33-13 クスハラビル3FC

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builder でローカライズに関する連載 http://www.yasuhisa.com/could/announcement/builder-localize/ http://www.yasuhisa.com/could/announcement/builder-localize/#comments Sat, 07 Jun 2008 02:24:16 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=152 以前 ZDNet Japan の builder というサイトで「iPhoneサイトを構築しよう」というミニ連載をしていましたが、最近また builder でミニ連載を執筆する機会があったのでここで紹介。Twitterfacebook が日本語化され、翻訳の仕方や伝わり方の違いを実感された方も少なくないと思いますが、今回は Web サイトのローカライズをテーマに注意点や実例を盛り込んで紹介。仕事で翻訳をしたり、サイトのローカライズも実際お手伝いしたことがあるので、そのときの経験や最近の動向を元に執筆しました。

ローカライズだけでなく、日本語の Web サイトやサービスを立ち上げる際にもいえる注意点も幾つか紹介されています。幾つかポイントを書きましたが、結局言いたいことは第三回目に書いたこの言葉です。

ウェブサイトの場合、顔を向けて会話ができないので言葉はきちんと翻訳しておきたいが、テキストだけで表現できないおもてなしをすることで、言葉だけでは伝えることができない思いを相手に届けることができるだろう。

英会話がまだまともに出来なかった頃、上手に話さなければならないと意識するあまり全然話すことが出来ない時期がありました。もちろん最初から上手に話すことが出来ればそれで良いでしょうけど、そんなことはまずありません。下手でも勇気を出して何度も声に出してこそ徐々に上手になっていくわけです。話してみて気付くことだと思いますが、文法や表現が多少アベコベでも不思議なことに相手に伝わることも少なくありません。

Web の世界では公開した後も編集可能です。可能な限り質を上げてから公開したいですが、まずは公開してみたり誰かに見せて動向を見守ってみるのも手段のひとつです。そこで、文法が間違っていたり表現が良くないものを指摘されれば、そのとき編集しても遅くありません。徐々に改善していくという行為もひとつのおもてなしだと思います。

builder は比較的コーダーやプログラマー寄りの記事が多いサイトですが、今後デザインをテーマにしたミニ連載を不定期ですが執筆していくのでお楽しみに。

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リンクタイプの進行状況 http://www.yasuhisa.com/could/article/link-type-progress/ http://www.yasuhisa.com/could/article/link-type-progress/#comments Thu, 05 Jun 2008 10:04:26 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=151 この記事は「リンクタイプの構成案」の続きにあたります。

Link type: individual pageとてつもなく間が開いてしまいましたが、忘れてしまったとか飽きてしまったというわけではないですよ。他のことを書いたりしているとついつい後回しになってしますね。徐々にまたスピードを上げて行きますのでよろしくお願いします。

さて、リンクの構成案は随分前に出来上がっていたのですが、肝心の実装を進めていなかったので初めて見ました。途中経過ですが、どんな感じで進んでいるのかをこの場で共有したいと思います。作る前にリンクタイプには以下のような条件項目を挙げました。

  • リンクのリストは <dl> で構成。 <dt> にサイト名、<dd> に簡単な説明文を書く
  • スクリーンショットを入れたい
  • マウスオーバーしたときのエフェクトを工夫したい
  • メンテナンス・拡張性を考えると面倒な作業や特殊なマークアップルールなしで実現したい
  • 似たようなサイトを手軽に探す機能は自動化させたい

JavaScript のライブラリは jQuery を採用。階層を縦貫して値を取り出したり、改ざんや新しい要素を加えたりするのに使いました。あと、<dt> エリアをマウスオーバーしたら <dd> エリアも一緒にハイライトしたり、 マークアップ上ではリンクがない <dd> エリアでクリックしてもリンク先へ移動出来るようなイベントも追加されています。

当初 SimpleAPI からスクリーンショットを取得しようと思いましたが、ドメインのトップページが画像になるだけで、下階層のスクリーンショットが撮れるわけではないことが判明。例えば YouTube にあるビデオリンク集を作ると、すべて同じ見た目になってしまうわけです。そこで今回はScreenCasaを使ってスクリーンショット画像を取得。無料で YouTube のビデオもちゃんと内容が分かる画像で生成されます。画像の取得と貼付けも JavaScript 経由。こうしておけば、たとえ ScreenCasa から違うサービスに移行したり見せ方を大幅に変えたとしても対応がしやすいという利点があります。

エントリーの下には関連情報として Google Ajax Search API を利用した検索結果を表示させています。ほとんどそのままサンプルコードを使っただけですが、検索キーワードはエントリーのタグ (キーワード) を使って欲しいので、以下のように PHP でタグ名を検出し Google さんに検索してもらうように記述しました。

var term = "<?php $posttags = get_the_tags(); if ($posttags) { foreach($posttags as $tag) { echo $tag->name . ' '; } } ?>"; searchControl.execute(term);

当然ながら、これで正確に関連したサイトを見つけてくるというわけではないですが、エントリーキーワードはいつも 2,3 記述しているようにしているので、的外れなサイトが検索結果に表示されることは今のところなさそうです。

アーカイブページもほとんど同じ形式を継承していますが、こちらは延々とリンクが観覧出来るように日付、キーワード、コメント数といった要素を省きました。昔からあるようなリンク集そのままといった感じですね。実は IE6 では崩れているというわけではないのですが、見え方が他のブラウザとちょっと違うのが今の課題ですね。リンクがクリック出来ないとかエラーが出るというわけではないので、プライオリティは高くないですが検討しておきたい部分ではあります。今後リンクタイプのビジュアル面の調整やサイドバーにも手を加えて行きます。リンクタイプが終わると比較的フォーマットが近いまとめタイプもすぐに終わりそうな予感。

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プロトタイピングの基礎の基礎 http://www.yasuhisa.com/could/article/prototyping-basics/ http://www.yasuhisa.com/could/article/prototyping-basics/#comments Tue, 03 Jun 2008 15:19:03 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=149 Effective Prototypingまだ海外でしかみられない動きですが、有料のセミナーでもオンラインで映像か音声データを無料で入手出来るようになりました。セミナーで発表される情報に値段が付けられているのではなく、同じような考えを持っている方達が集まることで生まれる雰囲気と独特のエネルギーのための金額になっているのでしょうね。大きなイベントであればあるほどいえることですし、結果的に宣伝活動やネットワーク作りにもなると思います。日本でも体験に値段を払うという考えがもっと一般的になってくれると良いですね。

今年に入ってそんな無料で見れる貴重な資料が膨大に出てきたので、消化するのが大変ですが、デザイン関連のネタを中心に幾つか観覧しています。特に2008年2月に開催された Interaction 08 は素晴らしいです。

先日見たビデオは「Effective Prototyping for Software Makers」の著者として知られている Jonathan Arnowitzさんが、Interaction 08 で行った「Effective Prototyping Methods」というセッション。プロトタイピングの基本的な概念の話しでしたが、再確認にもなり大変勉強になりました。

  • 90% スケッチから始めて 90% プロトタイピングで終わる
  • プロトタイプは開発携わる方なら誰でも出来る
  • 誰でもプロトタイピングは出来るがリーダーシップは必要
  • プロトタイピングはデザインではなくコミュニケーション
  • 最初から明確なビジョンの元でプロトタイピングをしない
  • デザインプロセスの透明化のためにプロトタイプがある
  • プロトタイプの意味を開発メンバーで共有すること
  • 自分が一番よく知っているツールを使う
  • プロタイプが使いやすさを保証する
  • 要求項目を明確にすることが出来る

PowerPoint とかで企画書やスライドを作る場合でも起こる現象かもしれませんが、プロトタイプを作ることが目的になってしまってはいけませんね。あくまでコミュニケーションツールとしてプロトタイプがあることを常に意識する必要があるでしょう。]]> http://www.yasuhisa.com/could/article/prototyping-basics/feed/ デザイン人類学について知る http://www.yasuhisa.com/could/article/design-anthropology/ http://www.yasuhisa.com/could/article/design-anthropology/#comments Mon, 02 Jun 2008 09:36:09 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=147 この記事は「今必要とされる『IT』の続きにあたります。

これからの IT を考えるにおいて、単に技術や刺激的なビジュアルだけでなく、社会科学への知識がより重要になってくると思います。最近読んでいる書籍や資料、そして考えていることも Web におけるデザインの役割と人間関係ついてが多いかもしれません。しかし、社会科学といっても大変幅が広いですし、それとデザインを関連付けさせるにはハードルも多いかもしれません。そこでヒントになるのが「The Ten Faces of Innovation (訳本)」に書かれている 11人の必要とされる人間像。その中で紹介されている『人類学者 (Anthropologist)』は人とデザインをつなげる重要な役割をもっている存在です。

ちょうどそんなとき、Adobe Design Center で Design Anthropology (デザイン人類学) の助教授をしていらっしゃる Dori Tunstallさんが執筆した「Design anthropology: What can it add to your design practice?」が掲載されました。この記事で、Tunstall さんはあまり聞き慣れないデザイン人類学についての説明と課題について紹介しています。プロダクトデザインでは既に人間の行動や態度などを観察・分析して、完成品に反映させることがありますが、Webデザインにおいても似たようなアプローチが必要になってくると思います。年々 Web と人との距離は縮まってきていますし、利用している人たちを考えないで作ることがむしろナンセンスといえるでしょう。

人類学という言葉を聞くと、生物学や民俗学みたいなものを想像する方もいるかもしれませんが、文化人類学のように現代社会と密接に繋がった分野もあります。では、今の Webデザインプロセスにどう人類学が関わってくるのでしょうか。

例えば、ユーザーテストをした際、サイトがどのように見られ、どう移動したのかをデータとしてまとめることがあると思います。このとき、人類学的なアプローチも加えるとしたら、性別、出身地、年齢に分類して調査することもあるでしょうし、場合によっては利用者の背景(生い立ちや趣味・趣向)を考慮した調査も行うこともあるでしょう。結果として現れたデータの「なぜ」をサイトに向けるのではなく人間に向けて考えるのが人類学的なアプローチなのかもしれません。

人類学的なアプローチが万能ではなく、調査をする際に課題になってくる点も幾つかあります。Tunstall さんの記事によると以下の 4つが課題点になるそうです。

氏か育ちか
遺伝なのか育ってきた環境で人は特定のやり方で反応するのか
進化
物事がどのように拡張し変化しているのか
本質と外面
価値観によってかそれとも環境や状態で特定の態度を示しているのか
社会的事実と新しい価値
人々のインタラクションによって生まれた価値なのか、もしくはそれを超越したものか

もちろん、専門分野として人類学を深く追求していくことはデザイナーや開発者には難しいです。しかし、デザインプロセスにおいて、人類学的な考え方を意識して作るか作らないかには大きな違いがあります。外観はひとりの人間がひとつの Web サイトを見ているに過ぎないですが、見ている人はその人の世界があり、直接的・間接的に社会と繋がっています。その見えない部分を意識出来るかは、何か新しい Webのサービスを作るときも、Webサイトを作るときの最後のひと工夫を加えるときのきっかけになるような気がします。

とりあえず、anthodesignというデザイン人類学に特化したグループに参加してみたので、また何か興味深い情報があれば、この場で共有しようと思います。

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デザインと人 - 25 Interviews http://www.yasuhisa.com/could/review/25interviews/ http://www.yasuhisa.com/could/review/25interviews/#comments Wed, 28 May 2008 07:26:31 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=145

4 out of 5

先週のえふしんさんとのポッドキャストで、師事したり目指す対象になる巨匠のような存在が Web に不足している(もしくはいない)と話しました。そう痛感した理由のひとつがこの書籍を読んだからです。佐山一郎さんが過去 10年に行ったインタビューが一冊にまとまっています。原研哉、横尾忠則、石橋寛、タナカノリユキ など『デザイン』に関わる巨匠達がジャンルを問わず一挙に揃っている本も少ないと思います。

インタビューの時期はそれぞれ違うものの『デザインとは』という一環としたテーマがあり、ひとつ読み終わったあと、そして全部読み終わったあとにそれぞれ考えさせられます。佐山さんの丁寧かつ鋭い質問やコメントが間に入っているのが、文章に良いリズムを作り出しているような気がします。インタビューのプロフェッショナルとデザインのプロフェッショナルが会話をしている・・・そんな雰囲気が全体にあります。

書籍に登場している方達すべてに言えることですが、業界のトップにいてもデザインに対して切実で何かしようと今でも積極的に行動しているところ。何人かの方は商業化し過ぎているデザインに対して疑問を抱いていて共感を得たと同時に、僕が考えている程度のことなんてもうずっと前から考えられていることなんだと痛感しました。誰もがデザインにどん欲というか、歳をとったから衰えることなんてないんだなと改めて思いました。

25人もありますし、「もっとこの人の話を聞きたい」と思えるものも多いので物足りないと感じる部分もありますが、名前は知っているけど、どんな人なのかあまり知らないという方にとっては、この書籍は良いイントロダクションになると思います。足下にも及びませんが、Webデザインというジャンルでデザインをどう模索していくのか、どう行動に反映していくのか、考えさせてくれると同時に勇気づけられた一冊です。

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課金サービスの行方 http://www.yasuhisa.com/could/diary/meetup-may2008/ http://www.yasuhisa.com/could/diary/meetup-may2008/#comments Mon, 26 May 2008 08:01:22 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=143 百式ミーティング5月4月の回に引き続き百式の田口さんが主催する勉強会に参加してきました。毎回、当日までテーマが分からないドキドキな集まりですが、今回のテーマは「課金」。最初にどんなサービスにお金を払っているかみんなで出し合いました。ISPやサーバーをはじめ皆さんいろいろなサービスにお金を払っている模様。自動的に購読が更新されているものや、一度クレジットカードを登録しておくと短いプロセスで購入出来るサービスは強いなという印象がありました。

コンビニ決済をはじめネットでものを買うための方法は幾つかありますが、どうやらカード決済が 57% で現在最も多いそうです(20歳以下だと別ですが全体的にみて)。数年前だと「カードは敷居が高いよね」というイメージがありましたが、徐々にそうとはいえなくなっているようです。それより敷居が高いのが購入完了までのプロセス。ショッピングカートのページから購入完了までのページでおよそ 50% が離脱しているとか。フォームが分かりににくい、信用出来るのか不安、エラーが分かり難い、面倒になってきた・・・など様々な理由があると思います。

今はサービスの一部として課金システムが組み込まれているものや、ASP, オープンソースもありますし、PayPalKagi のようなサービスを使うのもアリでしょう。開発のコストが下がったともいえますが、デザインを組み込むのが CMS のテンプレートレベル止まりのものがほとんどですし、全く別ページへ移動することもありえます。ユーザーの動き(フロー)やエラーに対するケアを考えた課金システムとなると、現存のでは物足りなく感じますし、離脱のソリューションも中途半端になるかなと。プロダクトやサービスに応じて柔軟かつスマートなショッピングプロセスを作るための API が将来出てくるかもしれません。

Yahoo!ショッピングは既にしていることですが、ひとつのお財布(登録したクレジットカード情報)で、どのお店でも利用することが出来るようにするのもひとつの形です。アマゾンや iTunes Store の情報が他でも使えたら便利そう。もちろんここでも同様に買い物のフローをどのように設計するかがキーになってきそうですね。

課金制の Web サービスは日本でも出てきていますが、課金してもらうための価値を機能の数ではないところでアピールすることが重要だと思います。機能といった表層的な部分は他にも使われてしまいますが、体験、使い勝手、フィーリングは真似しきれない部分です。類似サービスを作ることがあっても、真似ではなく自分たちは何にフォーカスしてどういうアプローチをとっているのかをアピールすることで差別化をはかれるのではないでしょうか。

今回はあまりスケッチしませんでしたが、いつものようにアップしておいたので、もしよかったらどうぞ。全く関係ない絵が多いのが気になるな・・・(汗

Sketch 2008-05-23

懇親会は HI.SCORE Kitchen で行われました。時間がよかったからかどうか分かりませんが、同じような系統のカフェに比べて音楽が小さくて会話がしやすかったです。今考えているちょっとした集まりの会場候補になりそうです。

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怠っているのは私です http://www.yasuhisa.com/could/diary/neglect/ http://www.yasuhisa.com/could/diary/neglect/#comments Wed, 21 May 2008 04:33:27 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=141 昨日は坂本さんとの久々に会食。坂本さんとは「変革期のウェブ」で対談したとき以来だったので、随分ご無沙汰していましたが、3時間という長い会話もあっという間に過ぎました。本当はポッドキャストの収録をかねてだったのですが、予約したところが個室にも関わらず想像以上にオープンスペースだったことと、席が向かい合っているけど離れすぎているということで断念。次回は必ず収録致します、はい。(渋谷周辺で対談に向いてそうな場所ってないですかねぇ。多少音があっても良いのですが)

坂本さんは某大手企業に所属している、日本ではまだ数少ない IA (Information Architecture) の専門家です。デザイナーやマークアップエンジニア、そしてディレクターのポジションにいる方も IA は頭の片隅に置いて制作に携わっていると思いますが、それを専門的な視点で吟味したりアイデアを制作メンバーと共有するのが彼の役目。SEOやアクセシビリティにもいえますが、みんな考えているから専門家がいらないといったらそうではないですよね。特に近年のソーシャルメディアの成長や CMS などの技術による情報の速度の変化が、従来から IA がやっている平面的な情報の組織化だけに留まらなくなっていると思います。そういった意味では非常におもしろい時期だと思いますし、同時に再検証が必要なのかもしれません。

今年に入って、このサイトで Web という媒体におけるデザインは何だろう、そしてアイデアをどう Webデザイナーと呼ばれている方やクライアントと共有して行けば良いのだろうということを模索しています。坂本さんも似たような姿勢を持っていて、彼の場合は IA の視点で Web という媒体における IA はどうあるべきなのだろうというのを模索し始めている印象がありました。坂本さんはその模索を3つのレイヤーに別けてそれぞれ異なる活動によって具体的な形にしていくそうで今後楽しみだったりします。

彼が昨日の会話で何度も「怠っている」という言葉を使っていました。僕も坂本さんもまだ Webサイト制作という仕事があるかないかみたいな時期からネットに触れていて、仕事としてもある程度の経験と実績も少しずつ積み上げてきました。Webサイト制作が流動的に変化して今に至っているわけですが、守りに入っていないかと感じることもときにあります。現状維持だけで日々の仕事に追われていたり Tips を集めているだけでは、この先 Webデザインは Web制作工場になってしまうのではないかと。それはそれでつまらないですよね。長く仕事をしていているからこそ単にビジネスだけでなく Web そのものに対してビジョンを持っていなくては。それを Web で共有したり、行動や成果物で表さないと自分たちは怠っているのではないかと思うわけです。

目指すところやキャリアパスの先はマネージメント系しかないのも狭く感じるし、そもそも目指すものや人がいるのかなと思うときがあります。この辺りは伊藤学さんの「Webクリエーターで10年後仕事ありますか?」にも繋がるところはあるかもしれませんね。

以前、あるクライアントが言っていたことで「なるほど!」と思ったのが、業界の底上げは、まだリーチしていない人に何かアプローチするのではなく、まずはトップの育成をすることが大事なんだそうです。スターと呼べる人が現れることで、彼/彼女を目指してがんばる人が増え、結果的に業界の底上げに繋がります。図で書くとちょうど以下のような感じです。

業界の底上げを表した図

Webデザインや IA だとどうなんでしょう。海外まで視野を広げたらスターと呼べる方はいますが、それほど多いという感じはないです。情報を発信したり共有の場を設けて参加しているという方になるとさらに少ないです。目に見えて目指せる方がいないと、ディレクターや管理職など別の職種に移るしかキャリアパスがイメージ出来ないですよね。

ここで何が言いたいのかというと、もっとみんなブログでも作品でも出してくれよ!と言っているのではなく、言う前に僕ももっと何かしないといけないなと。坂本さんの言い方でいう「怠っている」ところだと思います。イベントみたいな大きなものじゃなくても、カフェでなんとなく集まって話したり、機会があれば制作会社にお邪魔して話しをするというのもアリだと思います。模索する機会とそれを考える時間を作ることが、長期的にみて自分が働いている環境の改善にも繋がるでしょうし、ここで書いていることが徐々に現実のものになるような気がしています。とりあえず行動が足らん。もっとサイトは作らんといかん。持続出来る環境作りが整えられていない。怠っている。

そんなふうに感じた火曜の夜でした。

PS: また懲りずにオンラインゲームの話を坂本さんにしてしまったわけですが、意外と反応が良かったのでいずれ何処かでちゃんとまとめたものを発表出来たらなと思いました。

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http://www.yasuhisa.com/could/diary/neglect/feed/
これから起こりうる 10 のテクノロジートレンド http://www.yasuhisa.com/could/article/top10-tech-trends/ http://www.yasuhisa.com/could/article/top10-tech-trends/#comments Tue, 20 May 2008 07:38:25 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=139 Churchill Clubシリコンバレーにあるビジネス&テクノロジーフォーラム Churchill Club。会員向けのイベントを年に何度か開催しているみたいで、そこでは実業家, VC, 学者が集まってディスカッションがされています。実はこの存在は最近まで知らなかったわけですが、もう 10年以上の歴史があるみたいですね。イベントの模様は CD もしくは DVD で販売されているみたいですが、最近では Web 上にレポートを書いて公開している人も出てきています。

その Churchill Club で先週「Top Ten Tech Trends Debates」と題して、ここ数ヶ月から1年のトレンドに関するディスカッションが行われたみたいです (VentureBeat のレポート)。パネリストになっている 5人の方はいずれも VC で、ネットだけに留まらず広範囲でしかも作り手の視点とは違った視点でトレンドをみていて興味深いです。来場者の反応をみながらトレンドが話されたみたいですね。今回はディスカッションで挙った 10 のトレンドをリストアップ。詳細はこちらの記事を参照してください。

  1. 異なるサービスに保管されている顧客データはさらにインテリジェントなサービスによって結合される
  2. 安い農作物を使ったバイオ燃料が石油を脅かすほど競合力のあるエネルギーになる
  3. 水の確保が地球温暖化より深刻な問題になる
  4. モバイル業界のスマートフォンへの移行は業界トップの企業に打撃を与える
  5. 健康なお年寄りのためのテクノロジーマーケットが注目
  6. 世界人口の 80% が 10年以内にモバイルインターネット機器を所有している
  7. 新しいバイオ燃料やよりスマートな人工知能の開発するためのアルゴリズムの出現
  8. 携帯電話が最も重要なデバイスとなる
  9. VC業界での淘汰が始まる
  10. 自分にとって必要なものすべてが 5年以内には小さな鞄やベルトに入るくらいの大きさのデバイスに集約される
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http://www.yasuhisa.com/could/article/top10-tech-trends/feed/
UXに関するよいお言葉 http://www.yasuhisa.com/could/roundup/good-quotes-about-ux/ http://www.yasuhisa.com/could/roundup/good-quotes-about-ux/#comments Fri, 16 May 2008 08:51:32 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=137 inspiux最近見つけたおすすめブログは、inspireUX というユーザー・エクスペリエンスやデザインに関する言葉を引用されているシンプルなサイト。まだ始まって2ヶ月くらいしか経っていないですが、様々な職種の方がそれぞれ独自の視点と言葉でデザインについて語っています。引用をインデックスカードに印刷出来そうな小さめの画像も用意してある気前の良さ。Webデザイン関連の言葉も多く、短い言葉ですがインスピレーションになるものも多いです。今回はその inspireUX で見つけた印象のある引用を幾つか紹介します。

Dan Saffer (Adaptive Path):

インタラクションデザインは単に問題解決のためだけではなく、より良い人々の関係を促進するためにも存在する。人と人を繋げるための良い方法をつけることが世界をもっと良い場所にすることにも繋がる

Aaron Gustafson (AdvancED DOM Scripting):

まずはコンテンツから始めよう。デザイナーも開発者も人々がコンテンツのためにサイトに訪れていることを忘れてしまうことがある。ビュッフェのように盛りだくさんのものをつなぎ合わせるのではなく、素敵なコース料理のように愛情をもって作り、邪魔にならないようにユザーに仕えよう。コンテンツのために一生懸命努力したら、お祝いすることも忘れずに

Charles Mingus (Wikipedia):

シンプルなものを複雑にするのは平凡なことだが、複雑なものをシンプルにするのはクリエイティビティである

Joshua Davis (Studios):

一般ユーザーは馬鹿だと思うべきではない。我々はユーザーを教育するための直感的なシステムを作ることで媒体を進化させていくべきだ。扱えるだろうと思えるレベルに留まることはない

Jakob Nielsen (UseIt.com):

たとえ素晴らしいデザイナーでも正しい問題を解決することだけでしか成功する製品を作ることが出来ない。間違った機能を実装している素晴らしいインターフェイスは失敗する
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http://www.yasuhisa.com/could/roundup/good-quotes-about-ux/feed/
Powersetが提案する情報の見せ方 http://www.yasuhisa.com/could/article/powerset-ui-design/ http://www.yasuhisa.com/could/article/powerset-ui-design/#comments Wed, 14 May 2008 03:27:38 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=132 Powerset一部ではGoogleキラーと呼ばれている次世代検索エンジンPowerset。キーワードだけでなく自然な文章でも検索出来るというところまでは他のサービスも行っていますが、検索結果の見せ方や情報の見せ方に幾つかの工夫がなされています。今のところ Wikipedia の記事 (英語のみ) を検索出来るだけですが、なかなかおもしろいです。個人的に「キラー」と呼ぶのは大袈裟だと思いますが、 Powerset では独自の情報の見せ方を提案しており、UIデザインや情報整理の観点からみると大変興味深いサービスです。今回は Powerset で見つけた興味深いアプローチを幾つか紹介していきます。

概要とクリックビュー

A. 概要

検索するとページの一番上に最も該当する項目が表示されます。通常のリスト表示ではなく写真付きで記事をある程度読むことが出来るようになっています。Googleでもこうした見せ方は一部のキーワードで行っていますが、Powersetではさらに検索したキーワードに関連するキーワードや、影響を及ぼしている項目を表示しています。例えば「Bauhaus」と検索すれば、それがデザイン運動の名称と認識し、合わせて読みたいキーワードを表示しています。

B. クイックビュー

概要の下に他の検索結果でも見られるようなリスト表示がありますが、こちらも工夫がなされています。各アイテムに表示されている矢印アイコンをクリックするとその場で記事を確認することが出来ます。もちろんビューエリアの大きさを変えたり文字の大きさの変更は出来ますが、興味深いのが記事全体を把握しながら読むことが出来るところ。これに関して後に紹介する [F] を参照してください。

キーワードクラウドとスマートハイライト

C. キーワードクラウド

Bauhausの記事をはじめとしたすべての記事に「Explore Factz」というボタンがあります。Factz は一見、タグクラウドのようですが、タグではなく記事で使われたキーワードの頻度を解析しクラウド形式で掲載しています。記事を読む前に何が多く取り上げられているのか、何が重要なのかを把握することが出来ます。Factz は名詞と動詞にグループ別けされており、人名から探したり行動から探すことが出来ます。キーワードをクリックすると右側にある Article Outline に該当する文章がリスト表示されますが、こちらも一工夫がされています (以下参照)。

D. スマートハイライト

Article Outline では「Gropius founded school (グロピウスが学校を設立した)」と適切に表示されていますが、元の記事では「The school was founded by Gropius (学校がグロピウスによって設立された)」といった文章になっています。つまり、文章を要約してアウトラインを通じてキーワードに関して知ることが出来るようになっているわけです。ハイライトの仕方も該当する文章とアウトラインで摘出したキーワードで2色使い分けていて分かりやすいです。

アウトラインビュードと全体ビュー

E. アウトラインビュー

Wikipedia の記事にあるアウトラインが見られるだけでなく、Factzと組み合わせた詳細アウトラインもワンクリックで観覧出来るようになっています。アウトラインでは情報が少なすぎるけど、記事を読むのは面倒という場合に使えそうです。[D]でも紹介したように文章を要約してアウトラインに表示されるのである程度内容が把握出来ます。ビューの切り替えがスイッチのようになっている UI もいい感じです。

F. 全体ビュー

記事全体がどれくらい文字量があるのか漠然と把握出来る視覚ツール。検索するとハイライトもされるので、記事のどのあたりに探しているキーワードがあるのかも分かります。もちろん全体ビューをクリックして特定のエリアに移動することも出来ます。長い記事やクイックビュー(B)のように限られたスペースで観覧しなければならいときに使えそうです。

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http://www.yasuhisa.com/could/article/powerset-ui-design/feed/
改訂版・ヤスヒサ的プレゼン8項目 http://www.yasuhisa.com/could/roundup/presentation-tips/ http://www.yasuhisa.com/could/roundup/presentation-tips/#comments Tue, 13 May 2008 01:49:55 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=130 KeynoteのスクリーンショットDesigner meets Designers は、久々のプレゼンでしたが、ほぼ合格点の出来だったと思います(来ていただいた方に満足していただいたかどうかは別評価ですが)。今までの反省点を活かして話し方を模索したり、Keynote 4 に登場した新しいアクションを追加するなど、今までと少し違った雰囲気になるように心がけました。もう2年くらい前に「ヤスヒサ的プレゼン」と題して自分が考えるプレゼンのコツを紹介しましたが、今回はその改訂版という位置付けで8項目紹介します。

専用アプリケーションを使う
今は SlideShare のようなサービスもあるので、Web上に公開するために HTML でなくてはならないわけではありません。Keynote や PowerPoint は、プレゼンテーション専用といっているだけあり、プレゼンに特化した便利な機能がありますし、完成度も断然違います。
スライドをしっかりデザイン
注目して欲しいわけですから、目を引くようなスライドでなくてはいけません。ディフォルト設定で書き込むのではなく、文字間隔、行間、書体を変えるだけでも随分印象が分かります。アイコンのような小さな画像でも良いので、絵は各スライドに1つくらいあると見やすくなるときもあります。
台詞は書かない
高橋メソッドのように子気味よくスライドが変わるプレゼンなら別ですが、「ところで」や「さて」のような台詞はスライドにしていません。来ている方のほとんどの方はスライドを読むことが出来るので、重要なこと以外はスライドに書かれている情報を読んだり、スライドを解説する台詞は言わないようにしています。スライドは自分が話すことを補助するツールという位置づけですね。
ちょっぴり上にする
一番前の人以外、必ずといって良いほど人の頭が視界に入ってしまいます。下までしっかり情報が入っていると非常に見難いので、Y軸の真ん中より少しだけ上にして情報を置くようにしています。たとえ情報が少ない場合でも若干上にしておきます。座って聞いている方にとっては若干斜め上でスライドを見ているのでそれほど気になりません。
トランジションをパターン化
スライド制作で重要になってくるのがスライドのトランジション。あまりやり過ぎるとしつこいですし、ないと平坦な感じになってしまいます。プレゼンに良いリズムを作ることが出来るので、話の流れに応じて特定のエフェクトを使うようにしています。例えば異なる話題に移るときは特定の3Dエフェクトを使うといったルールを作っておくと感覚的に伝えることが出来ます。
作りながら『練習』
プレゼンに練習は欠かせません。たとえ1回練習しただけでも、言葉を詰まらせたりすることが減ります。練習をしてスライドを調整したりしますが、スライドを作りながら頭の中でどう話すのかを想像しながら作ると練習もスムーズになります。「ここでスライドを指しながらこう話す」と想像して作ることもあります。
カジュアルな会話をしている雰囲気を作る
人によって好みが別れそうですし、聞いている側も苦手と感じる方もいるかもしれません。個人的に前で話しているから実績がある・偉いと思われたくないのでしょうね。プレゼンすることで逆に僕のほうが学べることもあるわけです。親近感を得てもらうことで伝えやすくなることもあります。D2のプレゼンではいきなり名刺交換から始めたり、スライドの合間に口語でちょっとした一言を入れたのもそのためですね。あとは、「どうですか、これ」みたいな相手の反応を聞いているような台詞も入れることもあります。このあたりは Guy Kawasaki は天才的。
熱意をもって話す
大げさなジェスチャーと大きな声で話しましょう・・・という意味ではありませんが、静かに話しているとしても熱意をもって話した方が効果的です。来ている方に同じ考えや思いを共有してもらうにはエネルギーを必要としますし、こちらが「本当に良いんだよー!」という思いがなければ相手に到底伝えることなんて出来ません。スライドがなくても熱意だけあれば伝わるプレゼンになることもあるでしょう。
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http://www.yasuhisa.com/could/roundup/presentation-tips/feed/