could http://www.yasuhisa.com/could It's good to be free Tue, 13 May 2008 02:20:40 +0000 http://wordpress.org/?v=2.5 en 改訂版・ヤスヒサ的プレゼン8項目 http://www.yasuhisa.com/could/roundup/presentation-tips/ http://www.yasuhisa.com/could/roundup/presentation-tips/#comments Tue, 13 May 2008 01:49:55 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=130 KeynoteのスクリーンショットDesigner meets Designers は、久々のプレゼンでしたが、ほぼ合格点の出来だったと思います(来ていただいた方に満足していただいたかどうかは別評価ですが)。今までの反省点を活かして話し方を模索したり、Keynote 4 に登場した新しいアクションを追加するなど、今までと少し違った雰囲気になるように心がけました。もう2年くらい前に「ヤスヒサ的プレゼン」と題して自分が考えるプレゼンのコツを紹介しましたが、今回はその改訂版という位置付けで8項目紹介します。

専用アプリケーションを使う
今は SlideShare のようなサービスもあるので、Web上に公開するために HTML でなくてはならないわけではありません。Keynote や PowerPoint は、プレゼンテーション専用といっているだけあり、プレゼンに特化した便利な機能がありますし、完成度も断然違います。
スライドをしっかりデザイン
注目して欲しいわけですから、目を引くようなスライドでなくてはいけません。ディフォルト設定で書き込むのではなく、文字間隔、行間、書体を変えるだけでも随分印象が分かります。アイコンのような小さな画像でも良いので、絵は各スライドに1つくらいあると見やすくなるときもあります。
台詞は書かない
高橋メソッドのように子気味よくスライドが変わるプレゼンなら別ですが、「ところで」や「さて」のような台詞はスライドにしていません。来ている方のほとんどの方はスライドを読むことが出来るので、重要なこと以外はスライドに書かれている情報を読んだり、スライドを解説する台詞は言わないようにしています。スライドは自分が話すことを補助するツールという位置づけですね。
ちょっぴり上にする
一番前の人以外、必ずといって良いほど人の頭が視界に入ってしまいます。下までしっかり情報が入っていると非常に見難いので、Y軸の真ん中より少しだけ上にして情報を置くようにしています。たとえ情報が少ない場合でも若干上にしておきます。座って聞いている方にとっては若干斜め上でスライドを見ているのでそれほど気になりません。
トランジションをパターン化
スライド制作で重要になってくるのがスライドのトランジション。あまりやり過ぎるとしつこいですし、ないと平坦な感じになってしまいます。プレゼンに良いリズムを作ることが出来るので、話の流れに応じて特定のエフェクトを使うようにしています。例えば異なる話題に移るときは特定の3Dエフェクトを使うといったルールを作っておくと感覚的に伝えることが出来ます。
作りながら『練習』
プレゼンに練習は欠かせません。たとえ1回練習しただけでも、言葉を詰まらせたりすることが減ります。練習をしてスライドを調整したりしますが、スライドを作りながら頭の中でどう話すのかを想像しながら作ると練習もスムーズになります。「ここでスライドを指しながらこう話す」と想像して作ることもあります。
カジュアルな会話をしている雰囲気を作る
人によって好みが別れそうですし、聞いている側も苦手と感じる方もいるかもしれません。個人的に前で話しているから実績がある・偉いと思われたくないのでしょうね。プレゼンすることで逆に僕のほうが学べることもあるわけです。親近感を得てもらうことで伝えやすくなることもあります。D2のプレゼンではいきなり名刺交換から始めたり、スライドの合間に口語でちょっとした一言を入れたのもそのためですね。あとは、「どうですか、これ」みたいな相手の反応を聞いているような台詞も入れることもあります。このあたりは Guy Kawasaki は天才的。
熱意をもって話す
大げさなジェスチャーと大きな声で話しましょう・・・という意味ではありませんが、静かに話しているとしても熱意をもって話した方が効果的です。来ている方に同じ考えや思いを共有してもらうにはエネルギーを必要としますし、こちらが「本当に良いんだよー!」という思いがなければ相手に到底伝えることなんて出来ません。スライドがなくても熱意だけあれば伝わるプレゼンになることもあるでしょう。
]]>
http://www.yasuhisa.com/could/roundup/presentation-tips/feed/
Delishでビジュアルブラウジング http://www.yasuhisa.com/could/review/delish/ http://www.yasuhisa.com/could/review/delish/#comments Sun, 11 May 2008 20:17:07 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=128

3 out of 5

先週末のセミナーでタイミングがあれば紹介しようと思ったアプリケーションをこちらで紹介。Mac OS X Leoparddel.icio.us ユーザーならぜひ試して欲しいフリーウェアです。

人によって記憶の辿り方は異なると思います。タグといったキーワードが記憶を辿るためのトリガーになることもありますが、ビジュアルで記憶している方もいると思います。Delish は del.ico.us に保存したブックマークをスクリーンショットでブラウジングが出来るソフトウェアです。タグを選択したり検索すると Leopard らしいスムーズなアニメーションで並び変わって行きます。まずはスクリーンキャストをご覧ください。

タグが多くなってくると Bundle にしてタグをまとめているかと思いますが、Bundle にしているグループをまとめて見るといった del.icio.us にもない便利なブラウジングも出来ます。また、MacBook AirMacBook Pro のようなマルチタッチをサポートしている Mac なら、ジェスチャーで表示の拡大縮小が出来ます。小さなスクリーンだと文字を読むより絵で見た方が分かりやすいので、モバイル向けのクライアントかもしれませんね。

機能は必要最低限そろっていますし操作も快適ですが、マウスオーバーしたら長いタイトルを読むことが出来たり、QuickLook が実装されてその場でサイトも観覧出来るようになるとさらに便利かもしれません。まだ開発が始まったばかりのようですが今後期待出来るアプリケーションのひとつです。

]]>
http://www.yasuhisa.com/could/review/delish/feed/
D2-03: ありがとうございました http://www.yasuhisa.com/could/diary/d2-03-thank-you/ http://www.yasuhisa.com/could/diary/d2-03-thank-you/#comments Sat, 10 May 2008 19:32:54 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=126 この記事は「Designer meets Designers 03 で話します」の続きにあたります。

D2-03 の模様Designer meets Designers にて「さよなら Web標準」というタイトルで講演をしました。今回は久しぶりに東京での講演ということもあり、かなり気合いを入れて準備をしました。主催の MdN の担当の方が早くからタイムラインを引いてくださっていたので準備もしやすかったところもあります。最新版の Keynote を使い始めてしばらく経ちますが、以前は PowerBook G4 を使っていたのでスペックが足らず、凝ったエフェクトも使い切れませんでしたが、今回は MacBook Air だったので機能を存分に使うことが出来ました。まぁこの辺については次回のエントリーに書くとします。

「標準 (Standard)」という言葉を国語辞典で調べると「物事を行う場合のよりどころとなるもの」といった意味が出てきますが、Standard だと日本語の標準と似たような意味だけでなく「道徳的規範, 倫理, おきて, しきたり」という少々厳しい意味合いも登場します。時にこうした英語の意味と同じようなニュアンスで標準という言葉を受け取ってしまうこともあるので、結果的に「Web標準」が、なんとなく宗教じみた雰囲気になってしまうのかもしれません。もちろん Web標準はひとつの『よりどころ』として捉えるべきでしょうし、木達さんが話していたバランス感覚は制作していく上で、そしてビジネスを考えていく上で重要になってくるでしょう。

表層的なノウハウは Webや書籍で共有されていますが、根本的なところに関しての議論はまだまだ少ないと思います。堅苦しい話になってしまいそうだし、考える前に目の前の案件を片付ける必要があるのでとにかく即戦力のあるものを必要としてしまいがちではあります。もちろんノウハウの習得は大変重要なことではありますが、Webをデザインするという部分を考えることも同じくらい重要なことだと思いますし、これからも出てくるであろう新しい技術の習得にも役立つのではないかと思います。根本的なことを考えるのは気が遠くなることではありますが、結論を見出すことを目的とせず、まずは考えてみて、周りの出来事や経験と組み合わせてさらに考えるというプロセスを繰り返すことが重要なのだと思います。

今回の講演がそのきっかけになっていれば幸いです。

益子さん小林さんと対談した前回のポッドキャストは、Web標準については語られなかったものの、講演で話されたことと繋がるものがあるので聞いたことない方はぜひチェックしてみてください。平日でお忙しい中、参加してくださった皆さんに感謝。名刺交換を少数の方としましたが、お話する時間がほとんどといって良いほどなかったのが心残りです。また、次回どこかでお会いしましょう。

]]>
http://www.yasuhisa.com/could/diary/d2-03-thank-you/feed/
Webサイトはまったく同じ見た目である必要はない http://www.yasuhisa.com/could/article/dowebsitesneedtolookexactlythesame/ http://www.yasuhisa.com/could/article/dowebsitesneedtolookexactlythesame/#comments Mon, 05 May 2008 05:42:40 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=125 Do websites need to look exactly the same in every browser? (Webサイトはすべてのブラウザでまったく同じように見えていなくてはいけないのか?)

リンクをクリックすると答えが分かるのでぜひどうぞ。去年の暮れから今年にかけてこんな長い URL を使った一問一答系ページが増えており火曜日かどうかクリスマスかどうかTwitterが落ちているかどうかパリス・ヒルトンは刑務所にいるかどうか自分はスゴいかどうかなどたくさんあるみたいです。

最初に紹介した「Webサイトはすべてのブラウザでまったく同じように見えていなくてはいけないのか?」は、Web標準デザインテクニック即戦ワークブックの著者としても知られている Dan Cederholm さんが作ったページ。実際 複数のブラウザで確認すると、見た目が若干違ったりします。

レイアウトが崩れていても良いという意味ではないですが、若干の見た目の違いは『仕方ない』ではなく『当然のこと』だと思います。異なる環境が構築されているパソコン上で異なるブラウザを使っているわけですし、OSもしくはブラウザにカスタマイズがされていればさらにバリエーションも増えるでしょう。ディフォルトだといってもパソコンメーカーごとに何かしらのカスタマイズがされている可能性があるので、純粋にディフォルト環境というものはないかもしれません。利用者側もコントロールが出来るわけですから、Webらしいといえば Webらしいわけですね。

スタイルシートスタイルブック 2 でも紹介したことですが、最大公約数みたいな考え方で古いブラウザとまったく同じ見た目を新しいブラウザに対しても提供することもないのかなと思います。新しいブラウザを利用している方には、それだけ良い体験を提供出来るわけですし、新しいから良いんだと感じてもらうためにも進歩的な見た目の違いは必要だと思います。最近では JS ライブラリで解決出来るものも幾つかありますが、セレクタの使い方をさらに工夫したり text-shadow や opacity といった属性も使える場所に使って行くべきでしょう。

誰でも情報がアクセス出来るようにするのも Webサイトデザインにおけるひとつのミッションですが、それだけでなく見た目だって大事です。ただその見た目のアプローチを紙と同じではせっかくの Webを使っている意味もないかもしれません。過度に見た目が違ったら利用者もクライアントも戸惑うかもしれませんが、ちょっとしたスパイスを新しいブラウザに対して加えることが体験の向上につながることもありますし、新しいブラウザのポテンシャルをフルに引き出すきっかけになるでしょう。

]]>
http://www.yasuhisa.com/could/article/dowebsitesneedtolookexactlythesame/feed/
Google検索がすごい理由から分かること http://www.yasuhisa.com/could/article/from-googlesearch-and-beyond/ http://www.yasuhisa.com/could/article/from-googlesearch-and-beyond/#comments Mon, 28 Apr 2008 09:57:08 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=123 99年頃に Google をみたときは「おいおい、いまさら検索ってないだろう」と最初は思いました。当時はポータルサイト真っ盛りでどこも検索サイトやディレクトリをもっていたので、これ以上あっても仕方ないと感じたわけですが、当然のことながらその考えは大きな間違いだったと後に気付くことになります。他のサイトで見つからなかった情報が Google で見つかるなんてことが当時はよくありました。結果的に今でも最初に検索するのは Google だったりします。

Google 検索が他より優れた結果を出していたのは、すぐれたアルゴリズムがあったからなのかもしれませんが、それより重要なことは、従来の検索の概念と正反対のアプローチをとったところです。手動のディレクトリ制作や登録サイトといったオーソリティと呼ばれるサービスや企業が正しいと思う情報を表示させていたのに対して、Google は被リンク数を情報の精度のヒントに使いました。非リンクとはつまり普通のインターネットユーザーが付けたレコメンデーションと考えても良いでしょう。一部の人たちによって決めていたものを大衆に任せたところが大きなシフトチェンジだったといえます。

産業革命から変わらないアプローチ

現在のような新聞が登場したのは産業革命以降のヨーロッパで、日本も1872年なのでだいたい同じ頃だといえます。たくさんの方に新聞を届けなくてはいけないので、流通が必要ですし取材して記事を書く人以外にもマンパワーとコストがかかります。大掛かりなものが必要だったわけですから、産業革命に新聞が生まれたのも頷けます。コストもかかるので誰もが新聞のように情報を発信することは出来ません。しかもページ数が限られているので情報発信側も情報を精査したり、ある程度のコントロールを行うことはあるでしょう。

従来の情報の流通

出版だけでなく、今マスメディアと呼ばれているものは上図のようなモデルだと思います。もし大衆が何か情報を発信しようと思っても一旦企業/サービスの精査があった上で発信されると思います。長く流通を保持していることもあり、リーチは確実かもしれませんが、大衆がダイレクトにメッセージを伝える機会は限られていますし、基本的に受け止めることしか出来なかったわけです。

このモデルは今でも根強く残っていて、ネットが流通した現在でもこの産業革命以降あまり変わっていないモデルをネットで適応させようとしているケースを見かけたりします。

個人の力を信じるところからスタート

先に述べた Google 検索の例では、情報が的確かどうかを大衆に任せることによって検索の精度を上げて行きました。これと似たような例は幾つもあります。興味深いのがスーパーコンピュータの計算能力に関する比較です。世界規模で企業や研究室がより早いスーパーコンピュータをつくろうと競争しています。こちらのランキングサイトをみると最速が 478.2 TFop/s です。これに対し誰でも参加出来る分散コンピューティングネットワークBONICの計算能力が平均で 868 TFop/s。SETI@homeでも 398TFop/s なので相当な数です。Wikipediaは全言語の記事総数が 1000万を超え、日本でも49万近くあります。他の日本語百科事典サイトでこれだけの数と情報があるのはないですし、企業が作っているオンライン百科事典の数はわずかしかありません。わずかな企業が作るより大衆が力を合わせることでとてつもない力になる例といえるでしょう。

現在の情報の流通

情報の精度はどうか、混乱が起こるのではないかと懸念点は確かにあります。しかし、それも人々が自らチェックし合うことで、ここまで成長してきたのも確かです。前に進みながら形を変え、成長をすることが出来るのが Webの良いところ。Wikipedia は懸念対象によくなりますが、常にトップページや運営の仕方を調整していますし、他でここまでまとまっている情報はないくらい便利なリソースもあったりします。何か違っていたらちゃんと直っていますし、いざとなれば自分も直せるわけです。これが一部の企業が精査していたらスピードも遅いでしょうし数もしれているでしょう。

私たち個人も影響力があるこの Web。同時にたくさんのことを学んだり経験出来る場でもあると思います。情報をもらってそれを信じるだけしかなかった従来とは違うわけです。自分で確かめることが出来たり、多くの人たちにメッセージを伝えることが出来るわけですが、ミスをしてしまうこともあるかもしれません。けど、考えてみると、ミスをすることが成長に繋がることが多いですよね。いろいろ模索してみんなで賢くなれる Web。改めておもしろいなと感じます。

書籍やブログで何度も書かれているようなことだと思うけど、今この時期にまた再確認しておきたいなと思うので書いてみました。

]]>
http://www.yasuhisa.com/could/article/from-googlesearch-and-beyond/feed/
デザイナーといってもいろいろです http://www.yasuhisa.com/could/diary/meetup-april2008/ http://www.yasuhisa.com/could/diary/meetup-april2008/#comments Fri, 25 Apr 2008 10:10:50 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=119 今月も再び百式の田口さんが主催の勉強会に参加してきました。今回はなんと「デザイン (全般的なデザインというより Webに特化していたかと)」がテーマでした。テーマがテーマなのでポッドキャストで対談した種村さんにもご一緒してもらい、開発者、デザインしている人合わせて 20人くらいが集まりました。エンジニア、プログラマー(デザイナー以外の視点ですね)からデザイナーに向けて質問というのがメインでしたが、受け答えるデザイン系の方が 4人だったのでもう少しデザイン系の方が多かったらいろんな意見が聞けたのかもしれません。

幾つかあがった質問をみて感じたのが、装飾という意味でデザインを捉えている方は少なくないなという点。種村さんが「絵はイラストレーターという方がやっていて、デザイナーはどちらかというと情報を整理したり、見えないものを引き出すような仕事」みたいなことを言っていて正にそのとおりだと思いました。もちろん絵が描けたらそれにこしたことないですし、実際出来るデザイナーさんもいますが、絵やアイコンが作れるのがデザイナーに絶対必要なスキルかといったらどうなのかな。

それより必要なのはクライアントや同僚とコミュニケーションをとってどう具現化する能力でしょう。2月の集まりでもプログラマー VS. デザイナーが少し話題になりましたが、今回の集まりで挙った質問の中にはデザイナーだからどうこうというより、その人の性格によるような気がします。具現化する際に必要な道具やスキルは仕事をしながら覚えて行けるわけです。いつも自分がもっているスキルセットだけで判断して「出来る、知らないからやらない」だと話し難いでしょうね。その仕事をすることによってさらにステップアップするんだという向上心と好奇心はデザイナーをはじめ誰でも必要なことでしょうね。

個人的にデザイナーと接するときに気に留めておいた方が良いなと思うことが、時間とスペースを与えることかなと思います。これは別に遠ざかっていたほうが良いですよという意味ではないですからねw

先にも書きましたが、デザインは目に見えないものを具現化しなくてはならないプロセスであることが多いです。仕事場でパソコンの前に座ったり、会議でざっくり決めるということが出来ないわけです。時には苦しく孤独なプロセスだったりもしますね。僕の場合ですが、頭の中では常に思いを巡らしているものの 1,2日は目に見えて分かる成果がないまま終わってしまうこともあります。しかしそういった『間』がなければ生まれないときもあると思います。オフィスに閉じ込めておかないで、昼休み以外でも外へ行ってきて良いよみたいな雰囲気は作っておいたほうが良いかもしれません。

もちろん納期を大幅に過ぎてもずっと考えていたらナンセンスですし、いきなり考え込まないでクライアントや同僚とコミュニケーションをとるのが前提ですけどね。

今回の勉強会ではどちらかというと話す時間のほうが多かったので、前回のように会議室にいる間に絵を描くことが出来ませんでしたが、ご好評をいただきましたので、帰ってから描いたスケッチを掲載しておきます。どうもでした。

Sketch 2008-04-24 ]]>
http://www.yasuhisa.com/could/diary/meetup-april2008/feed/
Leopard最強アプリは辞書 http://www.yasuhisa.com/could/article/leopard-dictionary/ http://www.yasuhisa.com/could/article/leopard-dictionary/#comments Wed, 23 Apr 2008 05:11:50 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=115 辞書アイコンMac OSX Leopard には様々な魅力的な機能が実装されていて、使えば使うほどその良さが分かるという印象がありますが、その中でも特に素晴らしいのが辞書です。ディテールにこだわった美しいアイコンも素敵ですが、これぞ Mac OSX を使っていてよかったと思えるアプリケーションです。前のバージョンにも辞書はありましたが、英語版の辞書をそのまま乗っけただけ(つまり英英辞典)なので使い物になりませんでしたが、今回は英和はもちろん大辞泉、和英、ウィキペディアも実装されています (環境設定から英英辞典の表示を On に出来ます)。日本スタッフの気合いの入れ方が違いますね。

辞書は Spotlight と同様インクリメンタル検索なので、文字を入力しはじめたらすぐに結果が出てきます。結果は説明文も含めてすべてリンクになっているので、言葉を次々と辿って行くのも容易です。ウィキペディアも他の記事へのリンクだけでなくすべてにリンクが貼られており意味を調べることが出来ます。普通の辞書・辞典だけでなく Apple というカテゴリもあり、関連製品やアプリケーションの説明を読むことが出来ます。Mac を使い始めたばかりの方にはありがたい情報源ですね。

辞書のスクリーンショット

辞書を利用出来るWebサイトは幾つかありますが、広告やナビゲーションなど情報のノイズが多く辞書本来の使い方から離れているような気がします。すぐそこにあるシンプルなアプリケーションという意味でも辞書は良いなと思いますが、それくらいではわざわざこのサイトで紹介しません。辞書の真価は他のアプリケーションとの連携にあります。

辞書のすごいところは他のアプリケーションに表示されている文字をすぐに調べれることが出来るところです。例えばSafariで Webサイトを観覧していて分からない言葉が出てくるとします。分からない文字をハイライトして右クリックすると [辞書で調べる] というメニューがあると思います。選択すると自動的に辞書に切り替わりハイライトした言葉を調べることが出来ます。

ブラウザで辞書を使う辞書アプリケーションでじっくり調べなくてもサッと調べたいという方はキーボードで [control + command + D] と押すとポップアップウィンドウになって意味が表示されます。辞書の種類も自動的に変わっているようになっており、日本語を調べると大辞泉の説明が、英語を調べると英和辞典の説明がポップアップで表示されるようになっています。[control + command + D] を押し続けてれば調べたい言葉にマウスをもっていくだけで次々と言葉の意味を調べることが可能です。英文の記事を読むときに使えそうですね。

ディフォルトでは [control + command + D] という指が疲れそうになる組み合わせですが、これも [システム環境設定 > キーボードとマウス] にあるキーボードショートカットの設定から変更することが出来るので自分が使いやすいと思うショートカットに変更してしまうと良いでしょう。

この辞書機能はシステムワイドで使えるようになっており、Cocoaアプリであればかなりの確率で使うことが出来ます。Safari, Mail.app, テキストエディット, Pages のような Apple 純正ソフトだけでなく、OmniOutliner, skEdit, NewsNetWire のようなサードパーティアプリケーションでも右クリック/同じキーボードショートカットから辞書を利用することが出来ます。

使ったことない方はぜひ。結構使えますよ。

]]>
http://www.yasuhisa.com/could/article/leopard-dictionary/feed/
今必要とされている『IT』 http://www.yasuhisa.com/could/article/it-for-21century/ http://www.yasuhisa.com/could/article/it-for-21century/#comments Tue, 22 Apr 2008 05:42:11 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=114 IT (Information Technology) はみなさんにとってどういった意味をもつ言葉でしょうか。効率的に情報を行き来させる技術の総称と説明することが出来ます。「IT革命」という言葉のようにバズワード化してしまった部分もあるので、逆に意味が分からない怪しい領域に見られている可能性もなくはないでしょう。未だに IT 業界と呼ばれるところはどうも別世界に見られているような印象もあります。

技術を見えなくする

技術という言葉があるので確かに技術的なことではありますが、人に使ってもらうものを作るために技術だけで簡潔した例は今までありません。今のケータイ・インターネットの火付け役になった i-mode にせよ、新しいゲームプレーを提案した Wii にせよ、最新の技術を使ったわけでもなければ、ほとんどの方が技術をきちんと理解して利用しているわけではないです。技術中心ではなく、人を注意深く観察した上で、それを解決するにはどういった技術が必要だろうと考えた結果に出来上がったもののようにみえます。

本当の意味で普及するものというのは技術は「見えない」存在になっているのかなと思います。Google でもそうです。アルゴリズムをきちんと理解している方はほとんどいないですし、どのように検索ボットがサイトをインデックスして検索クエリーを引き出すことは分からないです。仕組みが分からなくても人は検索するなら Google にアクセスしますし、欲しい情報が見つかるかもしれないと期待して訪れるわけです。以前 Google のデザインガイドラインを紹介したように、非常に複雑な技術を見えなくするために、使ってもらう人へのケアや観察が不可欠なわけです。

たとえ言葉に技術が入っている IT にしろ、技術中心ではなく人の生活をよりよくするためのソリューションを提供するために適切な技術を提案出来るようにならなければいけません。よりよくするというのは一概に効率化や合理化という言葉に入れ替えることは難しいです。よく仕事やコミュニケーションで使われているアプリケーションを見てもまだまだ技術中心で作られているものは多いです。しかも、その技術に人間が合わせるかたちで使うものも少なくありません。技術と人間の関係は逆でなければいけません。人間に技術が合わせないと。

技術以外が今必要とされている

これは自分も含まれているといえますが、IT関連の仕事をしている方や、IT部署にいる方は技術やエンジニアリングに偏り過ぎていて、社会科学に注目している方が少ないのが現状です。ここでいう社会科学とは人類学、社会学、心理学のような分野を指します。現状、そういった知識を IT 部署や技術者に求められていない、もしくは雇用する際にチェックする点にはなっていないのかもしれません。しかし Web と人間の距離がますます近づいている現在において、人間の行動や考えを無視して技術中心で物事を考えるのにも限界があるように思えます。

とはいうものの悲観的なことばかりでもありません。プログラマーやデザイナーにお会いするときにいつも感じることですが、彼等は作ろうと思えば作れないものはほとんどないと言って良いくらいのスキルが備わっています。これは東京だけのことではなく、ときどき首都圏外でセミナーをして来場者とお話をするときもそう感じます。必要な技術とそれを補助するためのデザイン力も既にあるように思えます。手を動かして組み立てていくのは彼等の仕事ですが、利用者とのコミュニケーションがなければ作る目的やコンセプトも定まりません。それはクライアントと会話することもひとつですし、大きめの会社では部署間のコミュニケーションも含まれているでしょう。

誰でも Web へアクセス出来るようになったことで情報が何処からでも入手出来るようになっただけでなく、人間関係とそれを取り囲む環境の早さ、距離感、そして数は変わってきました。世界は本当にフラット化してきているわけですが、会社の組織体制や会社間のやりとりが未だに従来の階層式になっているケースも少なくありません。ずっと階層式の組織のままでフラット化する道具を使ってもいずれは矛盾が生じてしまうような気がします。人の生活をよりよくするための道具を作りだす能力をもっている IT 関連の方達の力を最大限に発揮するにはフラットな関係で彼等とコミュニーションをしたりサポートする必要もあると思います。

お互いがお互いを必要としている

組織自体は現状のまま階層式で良いのかもしれません。それより重要なのは個人がオープンでいることなのでしょう。

技術があるからといって超能力者ではありません。依頼人がよりよい道具を作ってほしいと求めているのと同じように、作っている側もどういったものを求められているのか聞き出したい、見つけ出したいという思いがたくさんあります。それは数値や仕様書では見えないものも多いわけで、どうしてもコミュニーションが必要になってきます。依頼人と作り手という言葉では足りない深いかかわりあいが生まれてはじめて作る目的がはっきり見えることもあるでしょう。

社会がどんなに『IT化』しても人間同士のインタラクションを消す事は出来ないです。それゆえ人へのケアというのはますます重要になってきますし、技術以外からの観点で IT をみる必要もあるのではないでしょうか。

]]>
http://www.yasuhisa.com/could/article/it-for-21century/feed/
最近使ったアプリを Stacks に置く方法 http://www.yasuhisa.com/could/article/add-recentitems-stacks/ http://www.yasuhisa.com/could/article/add-recentitems-stacks/#comments Fri, 18 Apr 2008 10:16:17 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=112 QuickSilver ユーザーにとって Dock にすべてのアプリケーションを放り込んでおく必要はないわけですが、時にはマウスで操作したほうが早い場合もあります。 最近使ったアプリケーションはまた立ち上げたいと思うことも少なくありません。[アップルメニュー > 最近使った項目] からアクセスすることが出来ますが、結構面倒だったりします。そこで最近使ったアプリケーションを自動的に保管してくれる Stacks を作っておくと便利です。

[アプリケーション > ユーティリティ] にあるターミナルとを立ち上げて以下のコマンドラインをコピー&ペーストして [return] キーを押します。

defaults write com.apple.dock persistent-others -array-add '{ "tile-data" = { "list-type" = 1; }; "tile-type" = "recents-tile"; }'

あとは Finder を再起動するか、ターミナルから killall Dock と書いて Dock を再起動するだけ。Dock に「Recent Applications」という新しい Stacks が表示されているはずです。

Recent Stacks

マウスを使った作業をしている際ならキーボードに戻るよりそのままマウスで選んだほうが早いこともあります。たくさん利用することもないかもしれませんが、いざというときに使える Stacks です。QuickSilver はちょっと苦手という方も、この Stacks を用意しておくだけで Dock が少しばかり片付くかもしれません。ちなみに表示されている Stacks を右クリックするとアプリケーションだけでなく、最近使った書類やサーバーに切り替えることも出来ます。

参考記事: Add a ‘recent things’ stack to the

【追記】おかださんのs-style-arts blogで、Stacks のアイテムをマウスオーバーしたときにハイライトする方法が紹介されています。一緒に設定しておくと便利!

]]>
http://www.yasuhisa.com/could/article/add-recentitems-stacks/feed/
Designer meets Designers 03 で話します http://www.yasuhisa.com/could/announcement/d2d03/ http://www.yasuhisa.com/could/announcement/d2d03/#comments Thu, 17 Apr 2008 14:42:11 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=111 MdN が web creators conference の後継として去年から始めている Designer meets Designers。毎回異なるテーマを扱って幾つかのセッションで構成されています。来月になる 5月9日金曜日に行われるイベントのテーマは『Web標準』。デジパの加藤さん、ミツエーリンクスの木達さん、IMJの山本さんという蒼々たるメンバーが Web標準について語りますが、その中に僕も混じっております。東京で何か話すのは1年ぶりですね。こうしてまた話す機会があるというのは嬉しいではありませんか。

当初、「Web標準最新事情について話していただきませんか」というところからスタートしたわけですが、HTML5XHTML2についての話を聞いてためになるかどうか微妙ですし(それをおもしろく話すのもテクニックかもしれませんが)、最新のCSSテクニックとか紹介しても、こういう系は既に飽和状態なのでわざわざこのイベントですることでもないような気がしました。こうした技術的な面での最新事情とは別の動きも実はあったりします。数年前からあったことと言われてしまえば確かにそうですが、「Web標準」の言葉の意味に関するディスカッションの再燃が去年あたりからネット各地でみられるようになりました。そこでそのあたりの動きを踏まえつつ、このサイトで時々書いている Webデザインに関する話を組み合わせた内容にすることにしました。

というわけで、セッションのタイトルは『さよなら Web標準』になりました。

少し前にこういう活動をした直後にそのタイトルはないだろうと思う方もいるかもしれませんが、これは Web標準を否定している意味での「さよなら」ではありません。以下に MdN のサイトでも既に公開されている概要を引用しておきます。

Web標準は人によって様々な意味や思いが含まれている言葉。この言葉が使われるようになって数年経った今、言葉がもつ意味も当初とは異なるものになってきました。よりよいWebサイト構築を実現するために一躍買ったWeb標準という言葉ですが、同時に誤解を生んでいる言葉といえるでしょう。今セッションでは Web標準という言葉が生まれた当時と今を比較しながら、必要とされない「Web標準」とこれからさらに重要になってくる「Web標準」を紹介していきます。

技術的どうこうではないので、まだ始めた方にとってなるほどと言える内容になると思いますし、Webディレクターと呼ばれる方や数年仕事をしている方にとっても楽しめる内容です。簡単に今までの流れのおさらいも入るので懐かしいと思う方もいるかもしれないですね。

平日の午後からでしかも有料イベントなので気軽に来難いですが、全セッションそれぞれ異なる魅力がある内容になっていると思います。5月9日に遊びに来れそうな方はぜひ。

]]>
http://www.yasuhisa.com/could/announcement/d2d03/feed/
1998〜2008 http://www.yasuhisa.com/could/diary/1998-2008/ http://www.yasuhisa.com/could/diary/1998-2008/#comments Wed, 16 Apr 2008 06:54:14 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=107 スクリーンショットcould という名でサイトを始めたのが 1998年4月16日。今日でちょうど 10年になりました。さすがにあの頃からこのサイトを見ている方は少ないでしょうけど、今とはかなり違う内容でした。個人的な日記だけでなく当時よく描いていたスケッチやペインティングも掲載していました。今やどんどん個人的な内容がなくなって仕事関連が中心になってるので雰囲気も全然違いますね。もちろん当時はバリバリテーブルデザインで時にはフレームも多用してました。ちなみに4月16日に書いた日記はこんなかんじ。

今日は一週間ぶりに歴史の授業に出た。この授業はチャングという中国人教授が教えてくれる。いつもダイナミックなしゃべりだ。疲れないのだろうか。彼の英語は中国語なまりのせいか解かりづらい。話しも中国のことばかりで授業が進まないことがある。

スクリーンショット最初は文章だけのシンプルな構成の日記も、99年くらいから右のようなレイアウトが凝ったものも登場しました。書いているテーマによって異なるレイアウトを作ってそれに文章を載せていたわけです。当然のことではありますが、当時は CMS なんてありませんから、アーカイブも手動で日記も全部手づくで作って掲載していたわけですから今思うと考えられないようなことをしていたわけです。相当暇だったんだなぁ(笑

スクリーンショット日記はずっとやっていましたが、それと平行に 2000年くらいに無料配布されていた CGI を利用してウェブログの原型のようなものを始めました。その頃はアートやデザイン系のリンクを中心に今でいう「いろいろ」ネタでやっているようなことが中心だったと思います。手作りで HTML を組むことがないので、このあたりから徐々に日記の数も減っていきましたね。とはいっても結局 2004年の頭まで手作り日記を作り続けてました。

CMSを本格的に使ってサイトを管理しはじめたのが 2003年の頭。その頃から MovableType がありましたが、せっかく PHP と MySQL を覚えたので自分で簡易 CMS を作りました。それが前のバージョンの could になります。当時作ったプログラムをあまりいじらないで管理してきたわけですから、ある意味無茶でした。そして現在の WordPress版になります。

まさか 10年も続けることになるとは思いませんでしたが、こんなふうに今も続いています。扱っている内容は変わっていますが、自分の考えや思いを表現したいという意味を込めて「could」という名を付けた当時からそれほどズレてはいないような気がします。だからこそ別サイトを立ち上げることなく今もこの名前でやっているのかもしれません。

次の 10年まで続くかどうかは分かりませんが、これからもいろいろな試みをしていきつつ自分自身と同じように変化していこうと思います。これからもよろしく。

]]>
http://www.yasuhisa.com/could/diary/1998-2008/feed/
ヤコブ博士が考える4つの悪いWebデザイン http://www.yasuhisa.com/could/article/jacob-bad-webdesign/ http://www.yasuhisa.com/could/article/jacob-bad-webdesign/#comments Tue, 15 Apr 2008 12:28:52 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=106 10年以上経った今でもユーザービリティに関する興味深い記事を Web上に掲載しているヤコブ博士。今回は「Four Bad Web Design」というシンプルなタイトルで悪い例を4つ挙げています。Web designers don’t do what I told them to do 13 years ago (13年前に言ったことを未だに出来やしない) と少々強めのトーンで始まるこの記事。もちろん、人ごとだと思って笑えない深刻な問題でもあります。以下にヤコブ博士が見つけた4つの悪い例を挙げつつ僕の見解を書いていきます。

悪いコンテンツ

デザインと関係ないと思ったら大間違い。デザインは文章から始まるといっても良いです。 魅力的な見た目であろうが、正しくマークアップしてようが、文章がおかしかったらすべて台無しになります。ヤコブ博士が出している例では必要な情報がないときがあると訴えていますが、あったとしても文章が伝わり難かったり回りくどかったりするときもあります。長い文章をクライアントからいただいたとしても、そのまま使う前に、編集したりカットするなど読みながら検討する必要があるでしょう。

先が分からないリンク

クリックしたら何があるのか明確に分からない場合があります。記事では「Next Article in Business (次のビジネス関連の記事)」というリンクについて指摘しています。クリックしたらビジネス関連の記事があるというのは確かに分かりますが、具体的に何か分かりません。ビジネスのページを読んでいたからといってビジネスすべてに興味があるとは限らないわけですし、明確にしたいですね。

ヤコブ博士はここで「every extra design element detracts from all the other design elements on the page (余分なデザイン要素はページ上にある他のデザイン要素すべてへの注意をそらす)」と言っています。チョイスがたくさんあれば良いわけではなく、時には明確なディレクションも必要だということでしょう。

サイト内スプラッシュページ

動画がたくさん使えるようになってきたこともあり、またスプラッシュページが増えてきた印象があります。記事ではWebサイトのトップページだけでなくカテゴリのトップにも見られるときもあると指摘。以前にも増して座って終わるのを待つか「Skip Intro」をクリックする機会が増えているかもしれませんね。個人的に困るのがトップから別のページへ行ってまたトップへ戻ると再びイントロムービーのようなものが流れるケース。作り込みが大事なところでしょうね。

無茶なメタファー

記事では 3D ナビゲーションを紹介。3Dを多用しているゲームの世界でも 3Dナビゲーションはないですよね。メニューはだいたい 2Dで明確に表現されていることが多いです(3Dっぽいアニメーションが前後に付くことはありますが)。メタファーを使うのはデザインの重要な要素になることもありますが、逆にサイトの使いやすさを殺してしまう力も持っているということでしょうね。

良い方向へ導けるように

では、このようなサイトが出来た理由は Webデザイナーのエゴによるものか、それともクライアントのわがままなのか。その答えは分かりませんが、少なくとも Webについて熟知している (ことになっている)我々 Webプロフェッショナルがクライアントに対してコンサルティング、そしてディレクションがしきれていなかった部分あるのではないでしょうか。見た目がおもしろいなど「OKがとりやすいサイト」を作るのではなく、何が目的で誰のために作っているのかを真剣に話し合う時間が必要だと思います。時間のかかる行程でも最終的に両方ともがハッピーになるには避けては通れない部分でしょう。

]]>
http://www.yasuhisa.com/could/article/jacob-bad-webdesign/feed/
セマンティック・ウェブ検索の現在 http://www.yasuhisa.com/could/roundup/semantic-web-search/ http://www.yasuhisa.com/could/roundup/semantic-web-search/#comments Mon, 14 Apr 2008 06:50:46 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=105 セマンティック・ウェブはひとつの理想論であって現実にはほど遠いと考えていた時期がありましたが、徐々に形になってきているようです。簡易なかたちであれば、セミナーで話したこともある Microformats がありますし、Social Graph もその一環といえるでしょう。数年前に比べると随分 RDF やメタデータも増えてきているわけですが、それらを効率的に検索したり、オントロジーを利用して情報をつなぎ合わせるツールや、使いやすいインターフェイスをあまり見かけません。どうせなら hConnect のようなものを誰か作ってほしいわけですが、こうした夢の話ではなく、実際に使うことが出来るセマンティック・ウェブ検索を幾つか紹介。

Swoogle
University of Maryland が開発した検索エンジン。230万の RDF を検索。オントロジー検索も可能で RDF の関連データの引き出しも可能
Yahoo! Microsearch
Yahoo! が開発しているセマンティック検索。RDFだけでなく Microformats もインデックス。検索結果は通常のリストのプラスα的な見せ方になっています
Falcons
7百万の RDF をインデックスしており、その中にあるデータも細かく調べたり関連付けされている。URI の文字列からも探すことが可能
Sindice
2千万の RDF をインデックス。検索結果とどのソースが検索した RDF にリンクしているかといった情報も分かる
Zitgist
リンクされているキーワードを元に意味のある情報を引き出す zLinks をはじめ、ユーザーフレンドリーはツールを提供している。ちなみに zLinks は WordPress のプラグインとして配布されています。

既に幾つも存在するセマンティック・ウェブ検索ですが、単なるリストの上、RDFのデータをそのまま出しているだけで非常に分かりにくいのが現状です。Zitgist が一歩リードしていますが、これからいかに生データを整形して人間にも理解出来るデータに組み替えるのかが課題になってくるのでしょうね。中には API を公開しているところもありますし、通常の検索と組み合わせて新しい価値を生み出せる可能性もあるかもしれません。

]]>
http://www.yasuhisa.com/could/roundup/semantic-web-search/feed/
言葉なしで伝わる CM いろいろ http://www.yasuhisa.com/could/links/cm-without-word/ http://www.yasuhisa.com/could/links/cm-without-word/#comments Sun, 13 Apr 2008 16:38:47 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=104
Axe: Pulst
ドキドキするってすごい
WWF. Beautiful Day
音楽と映像のミスマッチでメッセージ性を強めています
MTV Arabia
お国柄が出ているけど結局 MTV らしいところが良い
Philips: Paquera de Bêbado…
オチがすべて
Lenovo. Facial Recognition
セキュリティ関連の CM。最後まで分からん!
Toyota Matrix
明らかに比べる対象が間違っているかと思います
Ameriquest
勘違いはいかん。このシリーズは全部おもしろかったりします
Google Video Germany
こういうコマーシャルなら日本でもウェルカムだ
IKEA: Madre Divorciada
あっという間に早変わり
]]>
http://www.yasuhisa.com/could/links/cm-without-word/feed/
Bad Usability Calendar 日本語版 http://www.yasuhisa.com/could/announcement/bad-usability-calendar/ http://www.yasuhisa.com/could/announcement/bad-usability-calendar/#comments Fri, 11 Apr 2008 05:06:05 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=101 She knows Usability2005年からノルウェーにある Netlife Researchが「Bad Usability Calendar」という PDF を配布しています。ユーザビリティの観点でやってはいけない 12項目を毎年用意して広くユーザビリティの重要性を訴えているそうです。始めた年はノルウェー語しかありませんでしたが、年々翻訳が増えて今年は 13カ国語になっています。

実は数週間前にこのカレンダーの日本語訳をつくって提出したんですよ。そしたら最近ダウンロード出来るようになりました。ちょっと文字の配置がおかしいですが、使えないことないです。A3 か A4 の紙に印刷出来るようになっており、自分のデスクの近くや会議室に貼っておくことも出来そうです。話しのネタにはなりそうなので、ぜひどうぞ。

ミコちゃんもユーザビリティくらい知っていると言っています。

]]>
http://www.yasuhisa.com/could/announcement/bad-usability-calendar/feed/
オンラインゲーム開発のチェックリスト11項目 http://www.yasuhisa.com/could/article/wow-innovation/ http://www.yasuhisa.com/could/article/wow-innovation/#comments Wed, 09 Apr 2008 13:47:44 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=99 World of Warcraft今も時間があるときに遊んでいる World of Warcraft。このゲーム自体がおもしろいというのもありますが、オンラインゲームには独特の魅力があると思います。それは単にゲームとして遊ぶ以上の何かがありますし、Webという共通項があるので学ぶことも多く存在します。いずれオンラインゲームをネタにしてじっくり話をしてみたいですが、それはまた今度ということで。

World of Warcraft を開発している Blizzardは、他にも数多くの良質ゲームをリリースしているところで定評があります。Blizzard のイノベーションの秘密は何でしょうか。11 innovation lessons from creators of World of Warcraft という記事で Blizzard がイノベーションのきっかけとなる11項目がリストされています。オンラインゲーム開発というより、Webサイト制作にも関係ある項目がいくつもあります。

批評家に頼る
βテスト中も公開後も常にユーザーの声に耳を傾けること
自分の製品を使う
一週間に平均15時間は利用しており、作っている人たち自らもファン
持続的な改善を行う
コンテンツの追加やバグフィックスなど常に良くし続けていく
最初からやり直すことも必要
欠陥のあるプランを進めるのではなく、思い切ってやり直すことも大切
異なる顧客に向けてデザイン
プレースタイルだけでなく、国籍や文化も違う人にも楽しめるデザインを考える
多くの失敗も重要
たくさん失敗することで何を直して改善すれば良いのかも分かる
小さく分散して早く動く
徐々に組み立てていくことで、改善のスピードが上がるだけでなくユーザーの満足度にも貢献できる
統計を利活用する
ユーザーの声だけでなく、統計をみることで声を出していないユーザーを含めて全体像がみえてくる
優秀な作品を追い求める
中途半端なものをリリースするのではなく、ときにはリリース日を延ばしてもベストを尽くす
新しいタイプの製品をつくる
MMORPG 自体は新しくないが様々なアイデアが盛り込まれている。また、国によって異なるビジネスモデルを用いて市場拡大をしている
従業員に何か特別なものを与える
お金ではなく、お金では得ることが出来ない満足度を提供できる仕事環境をつくる
]]>
http://www.yasuhisa.com/could/article/wow-innovation/feed/
リンクタイプの構成案 http://www.yasuhisa.com/could/article/wireframe-for-links/ http://www.yasuhisa.com/could/article/wireframe-for-links/#comments Tue, 08 Apr 2008 11:11:13 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=98 可能な限りフィードバックを得れるような状態にしながら、徐々に方向性を固めて組み立てれるように複数のサイクルで構成されたプロセスを提案しました。今回はその第一弾である「リンク」タイプのデザインに取りかかろうと思います。リンクは「クラフトっぽいアート作品いろいろ」のようにゆるいテーマがあるかもしれないですが、リンクが羅列しているようなエントリーのことを指します。

このタイプのエントリーはあまりブックマークもされることもなく、どちらかというと検索からくる方のほうが多いです。サイトへのロイアリティもあまり高くないので、最近のエントリーやタグリストなどといった全体像が分かるものを省いて、読者が必要しているものをはっきり見せることが必要とされるタイプになります。リンクタイプはイントロダクションのような文章もない単純なリスト(<dl> で記述)なので、文体も統一されています。マークアップ面では完全にパターン化されるので、独自の見せ方もしやすいです。

そのあたりを頭に入れて、とりあえず紙にワイヤーフレームやアイデアを書き込んでいきました。

リンクタイプのスケッチ

リンクを紹介しているタイプなので、サイト名の文字を通常より大きくしたりクリックエリアを大きめにとるといった工夫は必須でしょう。また、リンク先のスクリーンショットも見えると良いですね。Snap Shots を使うという手段もあるかもしれませんが、ポップアップはちょっとうるさく感じることがあるので、ここは Simple API の力を借りることになるでしょう。

他に考えているのが、リンク集で扱っているようなサイトのリストアップ。これはタグをキーワードにして Google Ajax Search API で結果を得る手段があるのではないだろうかと考えていますが、もしかすると WordPress のプラグインで簡単に解決する方法もあるかもしれません。この辺はちょっと調べる必要がありますね。

読者のロイアリティが他のタイプを読んでいる方に比べて低いからといっても、他のページへの導線をなくしてしまうのはもったいないです。サイドバーに「About」というサイトを説明するエリアがありますが、それに続くように実はこんなことを書いているのが分かるようなリストや、もしよかったら購読してみてはどうですか?のようなストーリーが続くようにしておくと良いかもしれません。

フッターのアイデアも含めて詳しくはスケッチを見ていただきたいですが、何か意見や感想があればコメントを残していただけると参考になります。リンクタイプに欲しいものが何かあればぜひ教えてください。

]]>
http://www.yasuhisa.com/could/article/wireframe-for-links/feed/
2020年のヒューマンインタラクション http://www.yasuhisa.com/could/article/hci-2020/ http://www.yasuhisa.com/could/article/hci-2020/#comments Mon, 07 Apr 2008 05:02:02 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=96 Human Interactionコンピュータと人間の関わりはここ10年で急激に変わってきています。10年前は1人に対しパソコンという 1台のコンピュータがあるだけでしたが、今はそれだけでなく携帯電話をはじめとした小さなコンピュータを 2,3台持つようになっています。そしてこれからはさらに多くのコンピュータを1人の人間が扱う社会になると言われています。

その一例がもうすぐお目見えする Microsoft のSurface でしょう。携帯電話を置くだけで、自分に関連した情報とインタラクションすることが可能になります。つまりキオスクのように単に情報が一方的に流れているコンピュータでなく、いつでも何処でもどのデバイスでも簡単なインプット(Surfaceでは携帯電話を置くだけ)で自分のデータにアクセス出来るようになるわけです。ときにはWebと接続されたコンピュータの可能性もあるので、写真屋にあるデジタルプリントのキオスクも将来的には Flickr や Picasa から直接プリントなんて可能性も出てくるでしょう。

将来は「インターフェイス」と「ユーザー」を別けて考えるのが難しくなるくらい、お互いの関係が近く複雑になってくるのではないかと言われています。BBC News の記事「Computers to merge with humans」はそれを予感させる内容です。2020年にはコンピュータと人間を取り巻く社会は今と大きく異なると言われています。

Surface を開発したマイクロソフトが HCI 2020 というフォーラムを去年開催し、そこで多くのアイデアが交換されたそうです。そのときの内容がダウンロードページから PDF で入手することが出来ます。100ページのレポートで内容もかなり濃いですが、絵も多いので眺めているだけでもおもしろいと思います。テクノロジーだけでなく、社会、福祉、デザインなど様々な角度でコンピュータと人間の関係の未来を描いていて刺激になります。

こうした未来を広告にフォーカスした話が、以前参加した湯川さんのセミナーだったと思います。あのときも思い浮かんだ疑問ですが、プライバシーコントロールが自分自身でどれだけ行うことが出来るのか、そしてその操作がひとつひとつのコンピュータに対して行うのではなく、シンプルな形でコントロールが可能なのか気になるところです。これだけコンピュータと人間の関係が近くなるわけですから、様々な専門家が横繋がりでコラボレーションしながら開発出来る環境も不可欠でしょうね。縦割りの会社ではますます良いデバイスを作るのが難しくなってくるような気がします。

2020年には 今Webデザイナーをしている方は仕事がなくなるかといえば、ちょっと違うと思います。将来のコンピュータが 3Dでアニメーションをたくさんしているものばかりではありません。そして扱っているデータは基本的にテキストです。それらを的確な形で確実に利用者へ情報を提供するためのノウハウは今の Webデザイナーは持っていますし、それは将来貴重な財産になります。それゆえ、単にパソコンに映し出されているページだけをデザインするだけでなく、パソコンというデバイスを使ってどのようにユーザーは操作しているのかを常に想像しながらデザインする意識が必要だと思います。

]]>
http://www.yasuhisa.com/could/article/hci-2020/feed/
Quick Look でビジュアルブラウジング http://www.yasuhisa.com/could/article/quick-look-browsing/ http://www.yasuhisa.com/could/article/quick-look-browsing/#comments Fri, 04 Apr 2008 09:58:45 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=93 Mac OS X Leopard から実装された新機能 Quick Look。スペースバーか Cmd+Y で素早くファイルの内容が見ることが出来、iWorks さえ入っていれば MS Office がなくても .doc や .xsl ファイルをプレビュー出来るので大変便利です。Plugin をインストールすることで Quick Look で見れるファイル形式を増やすことが出来るので、アプリケーションを開かなくてもほとんど Quick Look で済ませることが出来ます。あまりにも便利なので Quick Look を使ってフォルダ移動を快適に出来ないか模索してみました。

Quick Look の操作は Finder の表示モードによって異なります。「アイコン」「リスト」「カラム」とありますが、この中でフォルダ階層の移動がしやすいのが「カラム」表示。ショートカットをほとんど使うことなく、ほとんどのナビゲーションを矢印キーで出来ます。たとえ深い階層まで降りたとしても左矢印キーを連打すれば一気に最上階層まで戻れます。これがアイコン/リストビューとかだと Cmd+↑ になるので、この差は大きいです。下階層に降りるときも同様で、アイコンビューの Cmd+O が右矢印なのでシンプル。リストビューでも同様に右矢印ですが、全部フォルダを開いたりして見苦しくなるので、開く場合もカラムビューは優位です。

Finderのカラム表示

カラムビューにして早速 Quick Look をスタート。矢印キーを押しながら次々にフォルダ階層の移動とファイルの観覧が出来るようになります。大きな画像で次々見れるので Cover Flow より見やすいかもしれません。なかなか便利ですが Quick Look 単体だとフォルダ階層の全体像がつかみ難いので今どの辺にいるかはっきりしないときがあります。そこで、Finder の [表示][パスバーを表示] を選択してウィンドウの下にフォルダ階層パスを表示させます。Quick Look の下のほうに見えるようにウィンドウをずらしておけば、自分が今どのフォルダを見ているのか分かりやすくなります。

Quick Look ブラウジング

Quick Look のプラグインである Folder Quick Look はとりあえず入れておきたいですね。下階層に行かなくても内容が分かるので Quick Look ブラウジングの必需品です。デザイナーの方であれば SneakPeek Pro も捨てがたいです。フォント名や色情報など、CS3ファイルの詳細情報が見れる優れものプラグイン。それほど高機能ではないですが EPS 形式が見れるようになる EPSQuickLookPlugin も入れておいても良いかも。

]]>
http://www.yasuhisa.com/could/article/quick-look-browsing/feed/
ブログの向こう側にある会話を追う http://www.yasuhisa.com/could/article/beyond-blog-conversation/ http://www.yasuhisa.com/could/article/beyond-blog-conversation/#comments Thu, 03 Apr 2008 05:45:59 +0000 ヤスヒサ http://www.yasuhisa.com/could/?p=91 この記事は「ブログでの会話を見えるようにするには」の続きにあたります。

従来オンライン上の会話は一元化されていました。例えばフォーラムや掲示板で会話を始めるためのネタが挙り、それに対しての反応がその場に連なっていました。ブログが使われるようになると、フォーラムでの会話だけでなくブログを中心とした会話もスタートしました。簡単にブログを設置することが出来るので会話が一カ所ではなく数多くの場所で発生するようになったものの、ブログにあるコメントやトラックバックによってなんとなく繋がり合っていました。また、TechnoratiGoogleブログ検索を利用してある程度、会話を追うことも可能です。しかし、現在はさらに会話を追うのが難しくなってきています。

今はブログより気軽に自分の意見を書き込む場所が数多くあります。Livedoor クリップをはじめとしたソーシャルブックマークサービスのメモ機能。Tumblrのようなスクラップサービス。Newsingのようなソーシャルニュースサイト。コメントが集中するところは特定出来ますが、それでも膨大な数のサービスが存在します。最近ではFriendFeedのようなライフストリーム系のサービスでもコメントを記入出来るような機能を実装しており、類似サービスも幾つか登場してきています。

自分の意見をサクッと書く場所として最も敷居が低いのはTwitterTimelogのようなプチブログ。1日に数十もの言葉を発している人も少なくないところから、インプットの敷居の低さが分かります。Twitter のようなサービスが典型といえますが、最近の会話が起こる場所はよりリアルの会話に近づいてきたといえます。リアルタイムかつ簡単に出来るだけでなく、発信するための道具も豊富にあるので、自分の発言スタイルやネットワーク (友達との繋がり方) にマッチしたものも選べば良いわけです。一元化されていてフラットだった会話がダイナミックでソーシャルになってきたといえるでしょう。

My Blogsphere自分のブログを中心に発生する会話の場所も分散化しています。中心から離れるほどリアルタイムになり追ったりアーカイブするのが難しくなります。

このように単純にブログをチェックしているだけでは特定のトピックを取り囲んで行われている会話が追えなくなってきています。ここで課題になってくるのが、いわゆる Web 1.0 的なツールであるブログでの会話と Web 2.0 的なソーシャルサービスでの会話をどのようにマッチングさせていくかだと思います。ブログやフォーラムが全盛期だった頃は会話がある程度一元化されていたので、会話を追うことはそれほど難しくありませんでし、時間が経過しても会話がまとめてアーカイブされるので後で見るのも便利です。会話が分散してしまった現在では全体像をみるのが困難です。

これはブログを書く人、もしくは読者だけの課題ではありません。Webマーケティングやカスタマー・リレーションズにおいても重要な課題といえるでしょう。数年前は単純にブログスフィアでの会話を追えば評判やフィードバックを得ることが出来ましたが、現在はブログスフィアをみているだけではユーザーの反応の半分も得ていないといっても良いかもしれません。アクセス解析のリファラだけでは何処で濃い会話がされているかというのも確認することは難しいでしょう。

現在は、リファラや有名サイトやサービスを起点にして地道に探すしかないのかもしれませんが、同時にビジネスチャンスといえるでしょう。数多くのサービスに分散化した会話を追うことが出来るサービスが今必要とされてると思います。全体像をみることが出来る視覚化ツールではなく、特定のURLや話題がどのように会話されているのか理解出来るツールがあれば、誰でも好きなツールを使いつつ会話に参加しやすくなるのではないでしょうか。

]]>
http://www.yasuhisa.com/could/article/beyond-blog-conversation/feed/