2008年はUXの年?

US News and World Report が Best Careers 2008 という特集で、来年注目を集めるであろう職業を紹介しています。満足度、市場、給料、習得の難しさなどを考慮して作られたこのリスト。過大評価されている職業もリストされているので、こちらも興味深いです。来年注目の職業は 31 にものぼりますが、この中で Usability/User Experience Specialist がリストされています。

技術がどんどん発達していき、小さなデバイスに様々な機能が実装されていきます。コンパクトではあるものの複雑化されていくデバイスを可能な限り簡単かつ気持ちよく使ってもらうためにユーザビリティやユーザー体験の知識がある方のニーズは高まるだろうといわれています。US News が予測している年収がおよそ 1000万円と書かれていますが、どうなんでしょう。それだけもらえたらナイスだと思いますが、なかなかないでしょうねぇ。

モノ作りに携わっている方、デザインに興味がある方なら、ユーザー体験の重要性は理解していると思いますが、会社規模やチーム内でその重要性が共有出来るかが課題になってくるでしょう。ユーザー体験の向上は機能の数や値段のように目に見えて分かるものではないですし、短期的な利益を求めているだけであれば、ユーザー体験へ努力が難しくなります。

特にWebの世界は何でも早く進めていって、次々と新しいことをするという傾向があります。Webサイトはオープンしてからが勝負の部分がありますが、これはコンテンツの更新やメンテナンスだけでなく、ユーザー体験の向上のためにどれだけチューンナップが出来るがだと思います。以前から書いていますが、リニューアルをするときにデザイン面での過去の財産をすべて捨て去って新しくスタートすることが常に正解なのか疑問に感じます。

ユーザー体験の向上は様々な側面で行う必要がありますが、この前WCAN winterで話したインタラクションデザインについての理解を深め、実装することからでも出来ると思います。いずれにせよ、ユーザー体験が注目を集め始めているのは素晴らしいことです。インターフェイスのデザインだけでなく、内面的なデザインも評価される(金銭面も含めて)ことで、Webサイト制作の価値も上がっていけば良いな。
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