Chennel 9はマイクロソフトが運営する開発者向けのコミュニティサイト。ここではマイクロソフトが現在開発している最新技術の紹介や開発者同士の情報交換などコミュニケーションが活発に行われています。この場を使って新製品を『リーク』したこともありました。実はこのサイトでも何度か紹介しているんですよね。今や立派なコミュニティサイトですし、新生マイクロソフトのブランドにも一役かっているような気がします。しかし、このサイトがオープンした 2004年は当時は華々しいものでもありませんでしたし、社内でもかなりの批判を浴びたそうです。そんな Channel 9 の歩みについて Wired 誌が記事にまとめています。Wired 15.04: Operation Channel 9
MS開発者向けのエバンジェリストであったLenn Pryorがほぼゲリラ的に始めたこのサイト。多くの社員を抱えて、さらにまだ閉鎖的だった時期にあれだけあからさまに情報を公開するコミュニティサイトを作るのはセンセーショナルだったでしょうね。Channel 9 の成功により社内でブログをしている人数は4500人になったそうです。正直、僕も Channel 9 の存在でマイクロソフトへの考え方が変わりましたからね。そう感じた方も少なくないではないかと思います。Channel 9 は毎月450万人のユニークビジターがくるほどのサイトになったわけですからねぇ。素晴らしい。
ネットでビジネスをしていく上で重要な要素は幾つかあると思いますが、その中のひとつが透明性だと思います。厚いカーテンの向こうで何が行われているか分からない状態、精査された情報のみを供給するようなトップダウン形式のやり方では上手くいかないケースがあります。開発するためのツールの選択子が増えたので MS にこだわることもなくなってきてる今、開発者と一緒に前へ進むという姿勢というのは必要なんでしょうね。そういう意味ではChannel 9 のような透明性のあるコミュニティの存在が重要になってくるのだと思います。Channel 9 の存在が長期的にみて開発者だけでなく企業全体のイメージにも繋がって来るわけですから透明性のもつ影響力は大きいですね。