IBM が考えるソーシャルウェア

写真Web 2.0 的と呼ばれるサービスがたくさん存在していますが、そのほとんどが個人向けのもので法人向けで使うとなると難しい場合があります。もちろん法人向けと称してブログツールや SNS をリリースしている企業も出て来ていますし、それ向けに様々な機能を実装しています。IBMも次世代に向けた法人サービスの研究開発を進めている企業のひとつです。以前も企業向けのソーシャルブックマークサービス次世代 WIkiなど様々な試みを行っていることをお伝えしましたが、最近 Lotus シリーズに新たなソフトウェアが加わるという発表がありました。グループウェアではトップを走る Lotus Notes ですが、これにソーシャルソフトウェアとしての側面を加えた感じになりそうです。

Lotus Connectionは手短に言えば企業用 SNS だと思います。社内外に問わずメンバーを繋げるこのネットワークはプロジェクトのニーズに応じて適した人材を自動的に見つけ出したり、仕事の目的や専門分野によって柔軟性の高いコミュニティを構築することが出来るそうです。正に企業版 MySpace とでも言うのでしょうか。Lotus Quickrも興味深いソフトで様々な用途に応じたワーススペースを作ることが出来るみたいですね。共有するファイルを含めてすべてを繋げるハブのような存在といった感じなのでしょうか。他にも Lotus Sametime といったビデオカンファレンスや VoIP でのコミュニケーションを円滑にするソフトウェアもあります。

トータルなサポートをソーシャルウェアという側面からもカバーしているという点では大変興味深いと思います。ひとつ懸念するところといえば、ユーザーインターフェイスでしょうね。見ることが出来るスクリーンショットがかなり少ないのもそう感じる原因のひとつでしょうし、Lotus Notes の UI がかなり複雑だからかもしれません。Notes だけでも使い慣れるのに時間がかかりそうな状態で、これと同ボリュームのソーシャルウェアが加わったらそれこそ混乱してしまうのではないかもしれないですよね。大きな組織になれば多くの機能が必要になってくるのかもしれませんが、多数の人が関わるからこそシンプルにしておきたいという側面もあるような気がしますね。

ソーシャルウェアになってくると単に便利とか効率が上がるから良いというレイヤーだけでなく、使っていてワクワクする、とりあえず表示させておきたくなるようなエモーショナルな部分も必要になってくると思います。Lotus シリーズがこれからどんな進化をしていくのか、機能面だけでなく UI 面でも注目していきたいです。
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