100ドルパソコンのインターフェイス

写真南アメリカをはじめ、世界各国のサポートを得ている OLPC (One Laptop per Child)、通称100ドルパソコン。サイトではプレスキット用の写真がダウンロード出来るだけでなく、頻繁にニュースが更新されています(一部のコンテンツは日本語化されているみたいですね)。ハンドルが付いている独特のハードウェアデザインがよく話題になっていますが、ソフトウェアのほうも開発が進んでいます。基本は LinuxBIOSを使っていて、その上で走らせるアプリケーションの開発言語は Pythonのようです。OLPC を持っていなくてもActivePythonなどを使って Windows や Mac OSX でも OLPC向けのアプリケーション開発が出来るのはうれしいですね。

基本OSは通称 Sugar と呼ばれている Fedora Core で開発されたもののようです。初期段階では Ubuntsu を彷彿させるデスクトップ型 UI ですが こちらのモックアップだとアイコンが強調されて使いやすそうです。現在 Sugar の UI の開発は MIT と Pentagram というデザイン会社のコラボレーションによって進められているようですが、どうやら従来のデスクトップ型のメタファーを捨て去ったデザインになるみたいですね。
New at Pentagram: One Laptop Per Child Interface
OLPC Human Interface Guidelines

OLPCは教室で複数人が同時に使うといった、ネットワークコラボレーションを強調したプロダクトです。そこで、デスクトップではなくコミュニティをメタファーにしたインターフェイスとは何かというのを模索したようです。そして生まれたのが「アクション」「ホーム」「友達」「近所」という4つのフェーズをもつズームインターフェイス。つまり、自分がいるネットワーク全体がフルスクリーンで表示され、ズームアウトするごとに全体像が見えて来るみたいですね。「ホーム」だと自分が起こせる「アクション」がメニューに表示されるわけですが、「友達」までズームアウトすると、チャットやメッセージを残せますし、「近所」までズームアウトすると人が集まったグループが点在していて招待出来る枠が広がるようです。

また、デスクトップ型UIではおなじみだったメニューバーも排除され、「物」「人」「場所」「アクション」という4つに分類されたフレーム型メニューになっています。ナビゲーションが四方に分散されているのはどうかと思いますが、分類方法も明確ですし、文字に頼らずアイコンだけで表現されているので慣れれば結構使いやすいのかもしれません。

OLPC は正にソーシャルOSといっても良いかもしれませんね。私たちにとって馴染みのあるインターフェイスではないですが、コラボレーションを考えるとこういった形が最適かもしれませんし、用途やコンセプトに応じて様々な OS を開発出来るというひとつの例なのだと思います。
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