画像と動画が違うところといえば、動画は時間軸が存在するところだと思います。ひとつひとつの画像が時間軸に並んでいてそれを順番に表示させているわけですが、東京大学で研究をしていらっしゃる Alvaro Cassinelli さんの作品で扱う『動画』は少し違います。SIGGRAPH 2005 でも発表されていたみたいなので、知っている方も多いかもしれませんが、最初に見るインパクトは相当なものです。必見。KHRONOS PROJECTOR - Alvaro Cassinelli
プロジェクターに映し出されている映像とインターアクションがとれるわけですが、これがすごいのはユーザーが触れた部分だけ時間軸を「ねじまげる」ことが出来ところです。サイトにある動画(WMV)をダウンロードして実際確認していただくのが一番早いですが、ユーザーが触れた部分だけを動画全体の時間軸から切り離して残すことが出来たり、手を動かすことによって部分的に早送りしたり巻き戻す事も出来るみたいです。なんとなくマトリックスに出てきそうな特撮にも見えますし、ピカソが描く絵画のようにも見えます。
インターアクティブアートとしてのクオリティはもちろん高いわけですが、ショートフィルムをはじめとした映像にも使えるでしょうし、物質や生物の動きの分析にも使えそうですよね。今のところ録画されたビデオを操作するだけみたいですが、ライブ映像をすぐに使えるようになればもしかすると実用的な活用が考えられるかも。技術的な説明が書かれてますが、なんかよく分からないです。とにかく凄いの一言。ここまでくると映像と絵画の境界線がなくなってしまった感がありますね。