UIもチームもシンプルに

Windows Vistaの発売が近づくにつれて、Vista に関する記事も増えて来てますよね。僕の周りが比較的 Mac ユーザー率が高いせいもあって、あまり Vista を楽しみにしている人がいないような気がします。まぁどちらにせよ購入することになると思いますが、Vistaのβ版を使っていて感じたのが、Vistaはシンプルなのか複雑になったのかさっぱり分からないところですね。パッと見シンプルに収まっているのですが、いろいろ操作を始めると複数のステップを踏まないといけなかったり、何処を選んだら良いか一瞬混乱したという印象があります。その典型的な例が「パソコンをOffにする」という単純な作業です。
Joel on Software: Choices = Headaches
Mac OSX と Vista のスクリーンショット。パソコンを Off にするときの比較。

Vista では 「パソコンをOffにする」というタスクは2つのボタンとオプションボタンで構成させています。これだけだとシンプルなのですが、オプションをクリックするとさらに7つの方法で Off にすることが出来ます。2つのボタンで出来ることはオプションメニューにも含まれていますが、それでも合計9つものメニューが存在するわけです。左側の電源ボタンはアイコンから予測するとシャットダウンのことだと思うわけですが、初期設定ではスリープが割り当てられているそうです。それに比べて Mac はシンプル。
誰もが見ても複雑なわけですが、Windows 開発チームは UI デザインにあまり力を入れなかったわけではないです。トップクラスの開発者や分析家が集結していたのにもかかわらず、こうなってしまったのは組織の問題かもしれません。実はこの「パソコンをOffにする」機能に携わっていた方が、ブログエントリーを書いています(今は Google にいるみたいですが)。Vista 全体からみればこの機能は欠片といって良いほど小さなものですが、テスターも含めてここだけでもなんと24人の方が携わっていたそうです。さらにプロジェクトリーダーやマネージャーなどを加えると最大 43人がこの小さな機能にもの申すことが出来たそうです。最低8人の方が集まって毎週のように打ち合わせを繰り返したそうです。そして1年その定例ミーティングがあったそうですが、出来上がったコードはわずか 200行。まさに毎日が戦いだったでしょうし、結果的に当初考えていたアイデアとは似ても似つかないことになってしまったのかもしれません。

ひとりひとりが優れていても組織が大きくなりすぎると何処かで思わぬ方向へ走ってしまうという一例かもしれませんね。シンプルは様々なレベルで必要な考え方といえますね。
fukuonさんからのコメント
こんばんは。私もBoot Camp使って、Vistをインストールしてみましたが、クリックミスが多いなっと感じたのはそのせいなんですね〜。
パッと見た目は、ほんとキレイでシンプルな印象がいざ作業を開始すると複雑な迷路にはまり込む、みたいな感じなのです。
2006-11-29 05:24:40
filipoさんからのコメント
blog拝見させていただいてます。
本日私もVistaを触る機会があったのですが、
再起動をしようとして、記事にあるように「電源」マークのボタンを押しまして・・・
いきなり画面が真っ黒に。。スリープだと気がつくまでしばらく、同僚と「えーー!いきなりシャットダウン?」とかなりあせりました。
Vistaは、常に起動しておくものというサインなのでしょうかね。。
2006-11-29 07:03:53
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