BBC 2.0

このサイトでも何度も紹介してきましたが、BBCはAPIの公開をはじめ、ブロードキャストメディアの中ではかなり進んでいるところだと思います。番組のクオリティの高さに定評はありますし、ニュースサイトでのオープンな姿勢をみても他のニュースサイトとはひと味違う印象がありますね。とはいうものの、このままで終わらないのが BBC です。これから 2012年 までの 6年間にわたり、BBCのWebサイトを中心にBBCのブロードキャスティングのやり方が大きくシフトしていくようです。
Press Releases - BBC addresses creative challenges of on-demand
Guardian Unlimited: BBC unveils radical revamp of website

Webサイトだけでなく、ラジオ、音楽番組、スポーツなど BBC が配信しているすべてのコンテンツに関して何らかの変化が起こるようです。オーディションの数を増やすなどをして視聴者のタレントやコンテンツを利用する番組が増えていくのと同時に、ドラマの番組数は少なくする分、才能を集中させてクオリティを向上させるといった具合にバランスをとっていくようですね。特にコミュニティをより意識した展開になっていくようで、Webサイトのほうはサイト利用者によるコンテンツが一層増えていくみたいでより深いカスタマイズが出来るようになるみたいです。また、異なるジャンルや部署とのコラボレーションやコミッションをしやすい環境作りも整えていくみたいですね。

もちろん、BBCのコンテンツはすべてデジタルアーカイブされ、オンデマンドで見られるようにするみたいです。BBCの100年以上蓄積されてきたデジタルアーカイブがいつでも見れるのは素晴らしいですね。若い世代になるにつれ、テレビやラジオ離れになっていると思いますがオンデマンドになれば見る人も増えるでしょうね。Mix 06 で発表されていたBBC の次世代メディアプレーヤーもこれから起こる変化の1ステージでしょうね。デモムービーをこちらで見ることが出来ますが、ソーシャルネットワーク的な要素も含まれていて番組をダウンロード出来るだけでなく友達と気軽にシェア出来るようになるみたいです。

BBCほどの巨大なメディアセンターがこれだけの大きな変化を起こそうとしているのはかなり刺激的じゃないかと思います。以下は BBC の Mark Thompson氏の言葉ですが、「我々はラジオやテレビといったメディアを配信するブロードキャスターとこれ以上考えるべきではない。」と言っているのが印象的です。
The BBC should no longer think of itself as a broadcaster of TV and radio and some new media on the side. We should aim to deliver public service content to our audiences in whatever media and on whatever device makes sense for them, whether they are at home or on the move.
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