Wikipediaの謎

写真2001年1月からスタートしたWikipedia。もうすぐ丸5年になるわけですが、今最も熱いネットコミュニティのひとつとして注目を集めています。何か調べようかなと思ったら Wikipedia を使う機会が多くなった方も多いはず。実際、検索結果やニュース記事の下に Wikipedia へのリンクがあることも増えて来たと思います。毎月24億ページビューがあるのもうなずけます。記事の数も英語版だけでも 80万もある巨大なサイトですが、雇用されている人材はわずか 3人でほぼすべてがボランティアの手によって運営されているそうです。

これだけの巨大なサイトをなぜ作ることになったのでしょうか、そしてこれからどのような方向へ向かっているのでしょうか。C-SPAN - Q&Aで Wikipedia創立者である Jimmy Wales氏 のインタビューを聞くことが出来ます ( MP3直リンク )。簡単なアウトラインがこちらで読むことが出来ます。

Wikiといえば誰でも簡単にコンテンツを編集出来るという強みがありますが、コンテンツが荒れてしまうのではないかという懸念も捨てきれないと思います。Wikipediaは管理職のようなポジションの人がコンテンツを監視したり認証するというシステムではなく、ボランティアがそれぞれをチェックしながらコンテンツを更新していく形をとっているそうです。つまり Wikipedia がひとつのコミュニティになっていて奇妙なコンテンツが入ってきてもコミュニティが協力しあってそれを修復したり、コンテンツを入れた不審者をブロックしたりしているみたいです。もちろんコミュニティ用にトラッキングツールやワッチリストのようなものもあるみたいですね。しかもボランティアの多くが幾つかの記事を管理・編集に携わっているみたいです。健全なコミュニティによってここまで大きくなったといえるかもしれませんね。

これからさらに Wikipedia のコンテンツを充実させるには新しいボランティアを迎えるためのツール作りが不可欠だと思います。現在Socialtextが開発しているWIKIWYGの導入を進行中のようで、2006年1月には実装させるそうです。Wikiは書き方が独特なのでこういったツールは歓迎させるかもしれません。

以前から Wikipedia はデータベースを公開していますが、APIの公開も以前から検討されいたみたいです。個人的にぜひ実現してほしいサービスですが既に24億ページビューがある中でAPIの公開はサーバーへの負荷がさらに大きくなると思います。ファイル転送量の問題が解決さえすれば API も近々公開されるのかもしれません。公開されたら早速使いたいくらいです。

以前からWikiは注目していますが、Wikipediaのボランティアを信頼したオープンなコミュニティ作りが現在の発展の秘密のひとつだと思います。Wikiを使うのであれば少なくともそういった姿勢がなければ大きくすることは到底難しいかもしれませんね。Wikipediaをはじめ他のWikimediaのプロジェクトがこれからどう成長するのか楽しみです。
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