Generation @

写真Web業界と呼ばれるところで仕事をしているだけあって、今のネットに関してそれなりに詳しいと思っているし、使いこなしているつもりではいます。RSSやソーシャルブックマークを使って情報収集したり、IMで仕事仲間や友達と話をしたり、SNSを使って友達の近状やイベントをチェックしたり・・・。とはいうものの、こういった環境が高校生くらいの頃から揃っていたら生活スタイルも随分変わっていたかもしれないなと思います。もしかすると僕の「使いこなし」レベルは若い世代に比べたら次元が違うのかなと思います。恐らく僕よりもっと生活や友達とのコミュニケーションにネットが活用しているんでしょうね。もう『ネットを使う』という言葉を使うまでもなく生活に浸透していると思います。実生活とネット生活の壁がもうないと言っても良いのかもしれません。

実際そういった世代をアメリカでは「Generation @」と呼び始めているようです。そして Generation @ が集まる場所で有名なのがMySpace.comというソーシャルネットワークサイトです。欧米ではFriendsterが最大と言われていましたが、最近はMyspace.comが圧倒しているそうです。しかもその数は 4000万人以上の会員を抱えページビューランキングも全米で15位とモンスターサイトになっています。

プロフィールのページを幾つかみると分かりますが(オープンなSNSなので誰でも見れるみたいです)、ここではユーザーがデザインを変えたり音楽を流したり出来るので、ページによっては見るも無惨な感じがして僕にはとても理解出来ないわけですが、それでも活発なコミュニケーションがあるようですね。MySpaceは最初のほうから音楽関連を強みにしていて、音楽の趣味をシェア出来きる場やしコンサート情報が多いです。多くのローカルバンドやインディーバンドはMySpaceのメンバーになっているのでプロモーションとしても使っているみたいですね。とはいうもののソーシャルネットワークならではのターゲットを絞った広告モデルがあるのかといえばそういうわけでもなく、様々なプロモーションが行われたもののヒットしたりしなかったりとなっているようですね(中には完全空振りもあったとか)。高いアクセス数が広告主の思惑どおりにいくとは一概には言えないようです。

日本ではmixiだと思いますが、MySpaceもmixiも『ゆるい場所』を提供しているのが興味深いなと思います。僕のようなユーザーはネットを主にタスクを達成させるために使うタイプだと思いますが、mixiやMySpaceを使うユーザーのタイプはタスクというよりサイトを彷徨う(くつろぐ)のが目的で利用しているような気がします。くつろぎやすい環境作りはそれぞれのサイトでアプローチは違うものの、多くの機能や情報を入力するフィールドを盛り込んでいる部分は似ているような気がします。あとは平均年齢が比較的低いというのも似ているのかもしれません。
昔から 2ch のような漂い系のサイトというのは存在していましたが、SNSの出現である程度自分の情報を公開しながらサイト内を漂うという形も出てきました。そしてそういったコミュニティをコアにしてIMやBlogなどコミュニケーションを拡張しているように見えます。「ネットは道具だ」とか言ったことありますが、それだけでなく「ネットは空気だ」と捉えているネット利用者にどのようなサービスを投げかけて行けるのかもコミュニティサイト構築の際には課題なのかもしれませんね。また、そういったアクティブともパッシブとも言い難い利用者に向けての広告の出し方も考えて行く必要もあるかもしれません。

【参考文献】Business Week: The MySpace Generation
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