自分の身元確認や健康状態などが記述されているRFIDを体内に埋め込むことによって、医療に役立てようとする試みがVeriChip Systemで提案されており、チップを体内に埋め込んだ方も実際いるみたいですね。セキュリティやプライバシーの課題が幾つかあると思いますが、興味深い試みでもありますし、これによってコミュニケーションの可能性もさらに広がるのは確かだと思います。さて、今回紹介するのは単に自分のステータスをRFIDに埋め込む以上のことをやってみるという試みです。まだプロトタイプなので現実にはないですが、おもしろそうです。Nanogirl + Dermal Display
VeriChipsはRFIDを埋め込んだのに対して、こちらのコンセプトはピクセルロボットと呼ばれるドットを埋め込んでいます。その数、なんと30億個! ピクセルロボットを使って自分の手にディスプレイを作り出し、そこから自分の健康状態をリアルタイムでチェックするみたいです。デモムービー(QuickTime or Windows Media)があるのでぜひ見てほしいですが、なんか思いっきり未来系です。カードとか機器とか何かと持ち運ぶものが多い現代社会ですが、こういうアプローチが最もモバイルって感じがしますね。健康状態だけでなくWiki経由で自分のPCをディスプレイ出来るようになったらとんでもないですね。
サイトで紹介されているデモのGUIはちょっと貧弱なのでこれで様々なタスクをこなすのは難しいですが、ディスプレイの大きさは6cm x 5cmと携帯電話とほぼ同じなので上手くやれば操作性の良いものになるかもしれませんね。ピクセルロボットという考えはおもしろいですが、取り替え作業とか要らないんですかねぇ。
今回紹介したのはコンセプトアートですが、これを考えたのはRobert A. Freitas Jr. 氏で彼の著書であるNanomedicine, Volume I: Basic Capabilitiesで紹介されているそうです。そういえば最近 GoogleとNASAが共同研究すると発表していましたが、ナノテクノロジーも研究対象になるみたいだし、それが何らかの形でWebの使い方に影響を及ぼすかもしれませんね。