映画『Minority Report』は単なる近未来映画ではなく未来学者と呼ばれる人たちの意見を参考にしてあの世界観を作ったらしいので、まんざらありえない未来というわけではないらしいですね。あの映画で個人的に忘れられないのがジェスチャーでネット(?)やデータベースを操作していたシーンでしょうか。ジェスチャーアートというエントリーで紹介したDialog Tableのようにアートワークでは似たようなものは存在しますし、Google Map Tableというエントリーで紹介したTouch Tableのようにかなり実用的なものまで既に存在しています。あの映画の時代設定は2054年でしたが、それを待たずにして同じものが出来る可能性が十分にあるような気がします。例えば軍事関連の設備を開発しているRaytheonでは、正に『Minority Report』そのものに出てくるようなシステムを構築中らしく、近々軍でも使われるそうです(関連記事)。専用のグローブを使うだけで大量のデータの操作を簡単に行うそうですから、正に映画そのものと言っても良いかもしれません。軍関連ではなくとも市場には2006年中には登場するかもしれないと言われています。EtherTouchという企業は正にそれを実現しようとしていて、3次元空間に表示される様々なデータをジェスチャーで操作出来るようにするみたいですね(関連記事)。キーボードやマウスのかわりになるのでしょうね。トラッキング機能というのは以前からあったと思いますが、それを3Dでトラッキング(腕の微妙な動きやスピードなど)をするのがなかったわけですから、これが実現したら興味深いですね。残念ながらサイトからはまったく詳しいことが分からないわけですが・・・。
企業だけでなく学校機関も同じような試みを行っているみたいですね。University of IllinoisではCAVE (Cave Automatic Virtual Environment)と呼ばれるプロジェクトがありまし、Purdue Universityでも似たようなプロジェクトが進行中のようですね。こういった3D空間を使ったインターフェイスは大きなスクリーンがあってこそ実現するわけなので、家庭にまで浸透するかどうかは微妙ですが、公共施設ではかなり使えそうな予感がしますね。何でも良いからとりあえず使ってみたいという感じがいたします。