ストックフォトといえばamanaやcorbisあたりが有名だと思います(こういう系統のサイトの検索結果ページって本当に似てますね)。ストックフォトサイトの特徴は買うかどうか分からない素材をちょっとキープしておくための「Lightbox」機能。そして、写真につり下がっているキーワード(今風に言うとタグかな)から似たような写真を探す機能があると思います。どのサイトもストックフォトサイトになくてはならない「探している素材を見つけて買う」という一環のプロセスがスムーズに出来るようになっていますが、言い換えれば使い心地はどこも似たり寄ったりというのが現状だと思います。検索機能を向上させるなどという提案は出来ますが、もっと違うところで新しいところが出来るような気がします。今のストックフォトサイトは膨大な素材と買う(ビジネス)というリンクが上手く出来ていると思います。Lightboxのような機能をそれを助長するためのものですしね。それだけでなく、その素材を使う「デザイナー」というキーワードが「素材」と「買う」というリンクの間にあっても良いような気がします。つまり、デザイナーが素材を買う際にもっと具体的にこの素材を使ったときの効果が視覚的に分かるようなものがあれば良いと思うわけです。Veerがおもしろい試みをしています。
Veer: Shuttleboard
まずはツアーをご覧になったら良いと思いますが、とにかくおもしろいです。単に写真を貯めていく従来のLightboxとは異なり、Shuttleboardは素材を自由に並べることが出来ますし、大きさを変えたり切り抜きをしてデザインアイデアを欲しいなと思っている素材を使って考えることが出来ます。Veerはフォントも売っているのでフォントも自分が入れたい文字を入れて試行錯誤をその場で行うことが出来ます。クライアントとのやりとりもその場で出来るようになっており、付箋を貼付けたり編集が出来ない版をメールを送ったりすることが出来ます。もちろん、Shuttleboxは購入へのプロセスもスムーズに出来ていて複数の素材をワンクリックでカートに入れることが出来ます。
こういったツールが実際デザイナーの助けになるかどうかはケースバイケースだと思いますが、単純に楽しいという点と今までサムネイルリストとして貯めていた写真をダイナミックに見比べることが出来るという点では他のサービスに比べるとデザイナーに近いサービスのような気がします。Shuttleboardのように購買プロセスを助長するためのツールやサービス提供はこれから他分野にも出て来るかもしれませんね。