前回のPodcastでソーシャルネットワークの話題が出ていましたが、あのあと僕もいろいろ考えてみたわけなんですよ。身近な人のプライベートな日記を覗いたりコミュニティー(グループ)内でおもしろそうな話題があれば書き込みをするのは今どのSNSでも出来るわけですが正直それ以上広がりがないのが現状のような気がします。オフ会やイベントに行くきっかけは作ってくれましたが、SNSから何か新しい知識や情報を得たということはないような気がします。もちろん自分の友達がお勧め品としてときどき本やCDなどをレコメンドしているわけですが、ほとんどピンと来ないんですよね。別に僕の友達のテイストが良くないとかそういうのではなく、友達だから自分に良いものを勧めてくれるとは限らないわけなんですよ。友達というのはいろいろな意味が含まれているわけですし、友達だから趣味や考え方が同じというわけではないですよね(逆に言えば趣味が同じだから友達というわけでもないわけですし)。
『友達ではない似た者同士』という意味で恐らくコミュニティーという機能があるのだと思いますが、あまりにも不特定多数ですし、プロフィール見てもみんなものすごい数のコミュニティーに入っていて結局何なのか分からないといった感じです。
今日何気にアマゾンのリストマニアを幾つかチェックしていたのですが、女子高生が出していたリストがすごく僕の趣味に合っていてそのリストのうち幾つかを買おうと思いました。僕はその女子高生のことを知りたいとは全然思わないですが(たぶん映画の趣味はまったく違うでしょうし)、これから彼女がどういったCDをリストするのかは知りたいわけなんですよね。つまり、自分の趣味やテイストに合う相手というのはジャンルごとに異なるケースが多いわけですし、その人がどういった人なのか知りたいと思うとは限らないのではないでしょうか。Webサイトを観覧するときでもそうですよね。映画情報ならココ!とか自分の中の定番サイトって幾つかあると思います。そして自分の趣味の数だけ定番サイトもあるのではないでしょうか。
今のSNSの人と人との繋がりは「自分のすべて 対 友達のすべて」ですよね。そうではなく「自分の音楽テイスト 対 ある人の音楽テイスト」と細かく分類して、中には2人の間だけのネットワーク(一方通行も可)でも良いような気がします。自分というのを一言で説明出来ないように、自分と他の方との繋がりも多次元的で交わり方も複雑なものが必要なのかもしれません。交わり方も今のように不特定多数とではなく、中には他とまったく交差しないものも出てきてもおかしくないような気がします。今の『友達』という概念をベースにしたSNSではなく、こういった自分が認めた物知りサンたちとのネットワークが欲しかったりします。