2004年には実現不可能と思われていた日本版iTunes Music Storeもオープンしますよね。理想的には缶ジュース1本分の値段だったら良いのになと思っているのですが、200円になるかもしれんって噂もあるしどうなるやら。このミュージックストアの構想は2年以上前からすでにあったものらしく、iPodが2年前に出たのもその布石というわけですから、Steve Jobsさん率いるアップルも大したものです。現にiTunes Music Storeはアメリカで数々の賞を受賞していますからね。低迷を続ける音楽業界を中心に文字どおり革命を起こしたといっても過言ではないでしょうね。さて、とりあえず順調は滑り出しをみせているiTunes Music Storeですが、これからどうなっていくのでしょうか。Rolling Stone誌が最近彼とインタビューをしたみたいですよ。RollingStone.com:Interview with Steve Jobs
レコード会社を口説くのに苦労したことなどiTunes Music Storeがどのように生まれたかの秘話だけでなく、これから連続的に出て来るライバル会社の音楽ダウロードサービスについてもコメントしています。「レコーディングからアルバムカバーのデザインまですべてMacで行われている。つまりMacは音楽業界に広く浸透しているがゆえの強みがある」とも答えていますね。まぁ確かにそうかもしれない。Jobs氏が今まで会って来たアーティストのほとんどはiPodを持っていたというからさすがです。いろいろなこと話していて興味深いのですが、特に興味をひいたのが次の言葉:
We think there's a lot of structural changes that are probably gonna happen in the record industry, though. We've talked to a large number of artists that really don't like their record company, and I was curious about that. And the general reason they don't like the record company is because they think they've been really successful, but they've only earned a little bit of money.
レコード会社の扱いに不満を抱いているアーティストがたくさんいて、彼等とどう対話していくのかに興味をもっているとコメントしています。そういったアーティスト達をiTunes Music Storeに引き寄せることが出来てレコード会社を通さず直で販売することが出来たら、正にアーティストとリスナーのP2Pネットワークみたいなのが出来ますよね。iTunes Music StoreというよりiTunes Music Labelになったりして。これから音楽業界って大きく変わって行くんだろうなと彼のビジョンを読んでいると痛感してしまいます。
同時に思いっきり遅れをとっている日本の音楽業界のことも考えてしまい、頭が痛くなってしまいます。CCCDとかして現状維持のことだけしか考えていないような気がしてなりません。もっと未来を見据えたビジョンをもってほしいです。日本版iTunes Music Storeが出た時にその姿勢がどういったものか何となく分かるかもしれませんね。正に日本のレコード会社へのテストかも。