駄目なのを見ないと分からない

デザインであれ何か新しいアイデアを提示しなければならないとき、あなたはどのようにアイデアを自分の脳みそから引き出しているでしょうか。UIWEB.COMの記事によれば良いアイデアを思い付きたかったらまずは悪い(使えない)アイデアと一緒に並べてみる必要があると書いてあります。
UIWEB.COM: Why good design comes from bad design

記事の中でも以下の言葉が最も印象的かもしれません。デザインは単に完成品が素晴らしいかどうかではなく、その完成品を思い付くまでのプロセスを重んじるということを印象づけさせてくれる言葉だと思います。
I don't know what a good idea looks like until I've seen the bad ones.


僕もクライアントにアイデアを提示する前に少なくとも5つくらいはスケッチしていますが、僕が大学にいた頃は50種類くらいスケッチさせられたときがありました。当時は「あー、面倒くさい。もう思いつかないぞー。」とか思いながら必死に50種類のスケッチを完成させたものでした。今を振り返ってみれば良いトレーニングだったと思うし、幾つかバリエーションを考えなくては洗練されたアイデアというのは出来ないというのは理解出来たと思います。(自分も含めて)デザイナーによくある『症候群』といえば最初のアイデアを愛してしまうことだと思います。確かにヒラメキは大事だと思うし最初のアイデアが結構良いという場合がありますが、それでも何か欠陥のあるデザインという場合だってあると思います。デザインは見た目をよくするだけでなく、あくまで問題解決なわけですから。このような症候群に陥ると自分のデザインに対して客観的な批評が出来なくなってしまうのも問題のひとつだと思います。

違うアイデアを幾つか書いている間に「これは使えないかもな」とか思うこともあるかもしれませんが、とりあえず紙に書き出してみると良いと思います。頭の中で「これは良い!」とか思っていても実際ビジュアルとして書き出してみたら「?」なんてことがあります。もちろんその逆もあるわけで、書き出すことによって違った見方が生まれることがあると思います。

あなたの頭の中にしまってあるアイデアをとりあえず、どんどん書き出してみたらどうでしょう。その中に何か良いアイデアが眠っているかもしれません。
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