SwapSkills for Happy Web Weekend

2008年6月17日 7:04 pm

Happy Web Weekend15日にアクトリンク株式会社主催のイベント Happy Web Weekend に参加してきました。既にイベントレポートがちらほら出てきていますね。特に necozeさんのと坂本さんのがエクセレントなので、技術的な側面を含めた詳細はそちらを参照してください。

こちらの記事の冒頭に書きましたが、セミナーは情報を得る場というより、同じような考えを持っている方達が集まることによって起こるエネルギーを体験する場だと思っています。RDF や CSS3 の可能性を具体例を含めて紹介していたので、新たな情報を得て刺激を受けたという意味でも十分なイベントでしたが、John Allsopp神崎正英さんの講義を聞いたり時間を共にするというのは大変貴重なものでした。

作らない人がどう応用させることが出来るかが鍵

今回はマークアップエンジニアをはじめ Webのフロントエンドに携わる方や Webでサービスを運営している開発者にとっては胸躍るイベントだったと思います(僕もその一人でしょうね)。良い Webサイトを作るためのモチベーションは上がったわけですが、それと同時に Webディレクターやプロデューサーといった直接手を動かしてサイトを構築しない方にはこうした技術はどう映るのか気になりました。

イベント後、少しだけ名村さんと話をしたのですが、彼は「これをどうサービスへ繋げていいのか考えないといけない」と言っていました。彼のようにプロジェクトの先頭に立ってマネージメントやディレクションを行っている方が濃い作り手のイベントに参加していたのは流石ですね。彼のように「考えないといけない」と前向きな姿勢の方もたくさんいますが、同時に「すぐに使えない」「お金にならない」「費用対効果がない」「分かり難い」と感じて放置する方もいるのではないかと思います。もちろん、それは手を動かして構築しない人以外でもありうる考え方ですが・・・。今回のように作り手がメインのイベントだと、そこから離れたポジションにいればいるほど「関係ない」という考え方にいってしまうのではないでしょうか。

実はこうした濃い作り手のイベントだからこそ、企画を作る方やディレクションをしている方が参加するべきなのかなと感じています。ウェブは変化が著しい媒体です。それは技術的な側面でのことだけでなく、人の動きや反応もそうです。動きに必死になってついて行くのもひとつのアプローチですが、ウェブは変化していくものだと認識した上で柔軟な姿勢をもつことで、必死にならずに済むところもあります。サイトをひとつでも作った方は知っていることですが、出してみないと分からないことがあまりにも多いわけです。無闇に新しい技術を組み込むことはないですが、実験的に作り込んでみることでどういった反応が現れるのか試すための時間とプロジェクトに多少の余裕が必要だと感じています。

実装する技術力はあっても作る時間と対象となるサイトや利用者がいなければ意味がありません。何を実験的に実装する価値があるのか、なぜそれを試すことが重要なのかを見極める応用力と、実際作るためのスペースを作るのは作り手ではなくディレクションをはじめプロジェクトリーダーをしている方です。雑誌や書籍を読みあさるのも良いですが、今回のようなイベントに参加して第一線で模索している方の話を聞いた方が手っ取り早いような気がします。変化があるウェブだからこそ、今この瞬間や数ヶ月先だけを見るだけでなく、1,2年後ウェブがどうなっているのかというビジョンを持つことも重要ではないでしょうか。

逆に作り手の方もマーケティングやプロモーションの側面に触れることで、最新技術を使うタイミングだけでなく、ロードマップになるようなアプローチを思いつくかもしれません。

セマンティク・ウェブはすぐそこまで来ているみたい

以前、セマンティック・ウェブ検索の現在で、現存するサービスを幾つか紹介しましたが、徐々に実用的なサイトが増えてきています。今回のセミナーを聞いてさらに現実味を帯びてきたような気がしますね。今回もセミナーのメモはスケッチにしてみたので、もしよかったらご覧くださいませ。

Sketch 2008-06-15 Sketch 2008-06-15 Sketch 2008-06-15

あと、今回のイベントではいつもより「ブログ読んでます」と言われた回数が多かったのが印象的でした。アクセス解析すると誰か来ているという感覚はあるのですが、強く意識したことはあまりないので、実際読んでくださってくる方とお会いするのは嬉しいと同時に恥ずかしいですね。また何処かでお会いしましょう。

アクトリンクの菊池さんとは以前 Microformats を話題に対談ポッドキャストを行っています。実は、Allsopp さんが来日中に菊池さんと Allsopp さんでかなり濃い内容の対談をしました。対談の内容が要約されたものがポッドキャストとして公開されたので興味がある方はどうぞ。

追記: Web担当者Forum で「セマンティックウェブが語りかける真のウェブの姿――SwapSkills for the HWWイベントレポート」というレポート+コラムを執筆しました。また別の切り口で今回のイベントについて書いたので興味のある方はぜひどうぞ。

コメント

  1. おかもと Says:

    イベント情報や製品レビューを毎月数十件ペースで載せているので、やろう!と意気込んで帰宅したのですが。。。。。いざとなるとやり方がわからんもんですね。日本語がどの程度いけるのかもわからなかった。テンションが高いうちに何かしたいのですが。

  2. ヤスヒサ Says:

    @おかもと
    さすがに withD くらいのボリュームとなるとすぐにレポートを掲載というのは難しいでしょうねぇ。来た人によって切り口が違うので掲載のほう楽しみにしています。

  3. おかもと Says:

    いえいえ。レポート掲載の予定はあります。「やろう!」と意気込んだのは、イベント情報や製品レビューにマイクロフォーマッツを実装しようということだったのですが、簡単にはいかないもんですね。。。。自分は「作らない人」なんで、そういう意味でとっても響いたセミナーだったのですが、実践というところでつまづきました。

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東京在住の「デザインする人」長谷川恭久の個人サイトです。

2008年2月より、新しい CMS を利用して再スタートしました。以前の記事はこちらのエントリーリストを。そして、たくさんの方に読まれた人気記事が読みたい方ははてなブックマークの注目エントリーを参考にしてください。

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  • ヤスヒサ: @petit-lis-blanc 仕事に携わる様々なレ イヤーの方が分かる『 地図』は必要でしょう ね。それがデザインゴ ールだったりビジ...
  • ヤスヒサ: @3panda Microformats は様々な可能性を秘め ています。見た目など 短期的な成果が上がら ないのでなかなか導入 が難しいかも...
  • petit-lis-blanc: 初めまして。 どうもWEBというのはシ ステムに近いものであ るにも関わらず、『設 計書』がきちんと書か れないでGOすること...
  • 3panda: とても参考になりまし た。 Microformatsには以前から 興味があったので この機会に勉強したい と思います。
  • Web担編集部 鈴木: 先日はありがとうござ いました、Web担鈴木で す。 ワークショップであれ これ考える中で、私も 「EPIC」がよぎりまし 。当時...