TypeRound up(まとめ)

あなたを進化させたツールは何ですか?

2008年7月11日 4:16 pm

テクノロジーは常に進化し続けていますが、それと同時に使っている我々も進化し続けています。何か新しいテクノロジーに触れることによって自分の仕事の仕方やライフスタイルを向上させてくれることもあります。また、人のライフスタイルの変化に応じてテクノロジーも進化していることもあります。つまり、お互いが影響し合いながら進化し続けているといっても良いでしょう。 ここ 5年という短いスパンで見たとしても、めまぐるしいテクノロジーの進化がありました。その進化の中、自分も変わってきたと思います。Webサイトやパソコンという小さな枠でみても影響を受けたテクノロジーは幾つかあるのではないでしょうか。今回は自分が影響を受けたテクノロジーを個人的な視点を含めて紹介したいと思います。 MovableType ええ。このウェブサイトは WordPress ですよ。MT は仕事でもそれほど使う機会がないわけですが、MTの存在がなければ自分で CMS を作って 4 年間もそれを運用することはなかったですし、今ほどプログラミングに関心はなかったと思います。いろいろな人にお会い出来たきっかけを作ったという意味では単なるツール以上のものかも del.icio.us ソーシャルブックマークサービス (SBM) の老舗。これを使い始めることでタグのポテンシャルを気付いたといっても過言ではないですね。ブックマークをすることへの敷居が減りましたし、Google ではなく SBM で探すという考えのシフトを与えてくれたのもこれです Flickr 写真共有サービス。API や RSS といったデータを公開することに起こるシナジー効果を最初にみたサービスがここですね。また、デスクトップアプリケーションとの連携によってデータインプットの敷居を下げてくれる可能性を示してくれたサービスです。あめり日本では話題に上がりませんが、Flickr のコミュニティ管理やユーザーの対話の仕方は大変参考になりますし、Webにおけるサービスをいかに作るかなど学ぶことが多いサービスです QuickSilver Mac の使い方を大幅に変えてくれたソフトウェア。マイコミの連載でも取り上げた事はありますが、これだけでは足りないくらい奥が深くておもしろいツールですね。開発者である Nicholas Jitkoff さんは以前 Google Tech Talk で話していますが、彼のポリシーや考え方も含めて影響を受けています OmniFocus 今まで様々な To Do ツールを使ってきましたが、自分のワークフローにフィットして長く使っているのはこれが初めて。たくさんタスクがあっても焦らなくなったのは大きいです。GTD の基本が分かっていればしっくりくるアプリだと思います。iCal を経由してですが、携帯電話にも同期出来るようになったので、モバイルの使い方も変わるきっかけを与えてくれましたね。もちろん iPhone用アプリも使いますよ 他にもいろいろありそうですが、とりあえずこんなかんじ。あなたのリストもぜひ教えてください。

無料で使えるワイヤーフレームツールのまとめ

2008年7月10日 1:50 am

Firefox 上で動作するワイヤーフレームツール Pencil をはじめ、無料でしかも便利なツールが増えてきました。紙とペンでワイヤーフレームを描くのは基本ですが、より本物に近いプロトタイプを作るのであればソフトウェアを使うのが最適です。以前紹介した「プロトタイピングの基礎の基礎」も併用に読んで今回紹介するツールの中から自分に合ったツールを探してみてはいかがでしょうか。 DIA: a drawing program UMLダイアグラムに特化していますが、ワイヤーフレームも作れます。基本的にデータは XML で保存されますが、EPS, SVG, PNG といった別形式にも書き出せます DENIM タブレットで操作すると快適そうなプロタイピングツール。サイト内をどのように移動するかを確認するには使えそうです OpenOffice: Draw OpenOffice にある Draw というスケッチをするためのプログラムは、ダイアグラムやワイヤーフレームを描くのに最適です。swf 形式に書き出せる機能も付いていたりします CmapTools コンセプトマップというマインドマップにも似たダイアグラムを作るのに特化していますが、ワイヤーフレームやプロトタイピングにも使えます。サーバー経由で共同作業も出来るのが魅力 Gliffy ダイアグラムが描ける Web サービスは幾つかありますが、中でも Gliffy は優秀です。ユーザーインターフェイス系のパレットも用意されているのですぐ使えそうです Compendium ダイアグラム制作ツール。データの埋め込みも出来ますし、こちらも CMapTools と同様、共同作業が出来ます Serena Prototype Composer 以前は有料でしたが今は無料で配布されています。サイトマップからフレームワークといった制作向けの機能から、要件チェックといった管理系のものまで様々な機能が統合されています

シニア向けの SNS のまとめ

2008年6月20日 2:18 pm

次々と SNS が立ち上がった時期と団塊世代が引退する時期に備えてサービスを提供したいというニーズが重なってシニア向けの SNS が次々と立ち上がったのがもう2,3年前。今は SNS という言葉すらそれほど聞かなくなりましたが、日本でも小僧.comや STAGE のように今でも積極的な活動を続けているサービスは少なくありません。 日本だけでなく海外でもシニア向けの SNS やコミュニティサイトはたくさんあります。シニアという年齢層でセグメントしているものもあれば、さらに細分化しているサービスもあり様々。Webサイトデザインの視点から見てもアプローチが様々で興味深いです。今回はシニア向け SNS やコミュニティサイトを幾つか紹介。 Boomj シニア向けの SNS ですが、エキスパートという特権会員が情報発信したり質問を受け付けたりしています。オンラインショッピングと連動しています Eons Boomj に比べてさらに典型的な SNS といった雰囲気がしますが、パズルやカードゲームなども用意しており、メンバー内での競争を促しているようです Wanobe イギリスのシニア向けコミュニティサイト。エンターテイメント性を高くしたコンテンツが多いです。掲載されている広告や写真の使い方もおしゃれですね GrownUps ニュージーランドのシニア向けコミュニティサイト。情報配信しているトピックも幅が広く、メンバーがライターになって寄稿することも出来るみたいです ReZoom 音楽・健康・資産をテーマにしています。コミュニティサイトというより、マガジンというイメージが強いです BoomerGirl Diary 女性向けに情報配信中。ブログ形式でコメントをするには会員登録が必要 Eldr 同名雑誌と連動したコミュニティサイト。基本的にマガジン形式ですが、会員になるとフォーラムに参加したり雑誌で紹介している製品の購入やディスカウントがあります 今回紹介したサイトに特にいえることですが、シニアだから落ち着いた色調で文字は大きくしておくといったわけではなく、バラエティに富んでいて楽しそうです。扱っているトピックもシニア視点のものもありますが、時事関連やポップカルチャーもあります。ゲームを取り込んでいるサイトも幾つかあったのは少し驚きでしたが、ゲームをしながらコミュニケーションがとれるという意味では良いアプローチなのかもしれません。他にご存知な方がいたらぜひ教えてください。

UXに関するよいお言葉

2008年5月16日 5:51 pm

最近見つけたおすすめブログは、inspireUX というユーザー・エクスペリエンスやデザインに関する言葉を引用されているシンプルなサイト。まだ始まって2ヶ月くらいしか経っていないですが、様々な職種の方がそれぞれ独自の視点と言葉でデザインについて語っています。引用をインデックスカードに印刷出来そうな小さめの画像も用意してある気前の良さ。Webデザイン関連の言葉も多く、短い言葉ですがインスピレーションになるものも多いです。今回はその inspireUX で見つけた印象のある引用を幾つか紹介します。 Dan Saffer (Adaptive Path): インタラクションデザインは単に問題解決のためだけではなく、より良い人々の関係を促進するためにも存在する。人と人を繋げるための良い方法をつけることが世界をもっと良い場所にすることにも繋がる Aaron Gustafson (AdvancED DOM Scripting): まずはコンテンツから始めよう。デザイナーも開発者も人々がコンテンツのためにサイトに訪れていることを忘れてしまうことがある。ビュッフェのように盛りだくさんのものをつなぎ合わせるのではなく、素敵なコース料理のように愛情をもって作り、邪魔にならないようにユザーに仕えよう。コンテンツのために一生懸命努力したら、お祝いすることも忘れずに Charles Mingus (Wikipedia): シンプルなものを複雑にするのは平凡なことだが、複雑なものをシンプルにするのはクリエイティビティである Joshua Davis (Studios): 一般ユーザーは馬鹿だと思うべきではない。我々はユーザーを教育するための直感的なシステムを作ることで媒体を進化させていくべきだ。扱えるだろうと思えるレベルに留まることはない Jakob Nielsen (UseIt.com): たとえ素晴らしいデザイナーでも正しい問題を解決することだけでしか成功する製品を作ることが出来ない。間違った機能を実装している素晴らしいインターフェイスは失敗する

改訂版・ヤスヒサ的プレゼン8項目

2008年5月13日 10:49 am

Designer meets Designers は、久々のプレゼンでしたが、ほぼ合格点の出来だったと思います(来ていただいた方に満足していただいたかどうかは別評価ですが)。今までの反省点を活かして話し方を模索したり、Keynote 4 に登場した新しいアクションを追加するなど、今までと少し違った雰囲気になるように心がけました。もう2年くらい前に「ヤスヒサ的プレゼン」と題して自分が考えるプレゼンのコツを紹介しましたが、今回はその改訂版という位置付けで8項目紹介します。 専用アプリケーションを使う 今は SlideShare のようなサービスもあるので、Web上に公開するために HTML でなくてはならないわけではありません。Keynote や PowerPoint は、プレゼンテーション専用といっているだけあり、プレゼンに特化した便利な機能がありますし、完成度も断然違います。 スライドをしっかりデザイン 注目して欲しいわけですから、目を引くようなスライドでなくてはいけません。ディフォルト設定で書き込むのではなく、文字間隔、行間、書体を変えるだけでも随分印象が分かります。アイコンのような小さな画像でも良いので、絵は各スライドに1つくらいあると見やすくなるときもあります。 台詞は書かない 高橋メソッドのように子気味よくスライドが変わるプレゼンなら別ですが、「ところで」や「さて」のような台詞はスライドにしていません。来ている方のほとんどの方はスライドを読むことが出来るので、重要なこと以外はスライドに書かれている情報を読んだり、スライドを解説する台詞は言わないようにしています。スライドは自分が話すことを補助するツールという位置づけですね。 ちょっぴり上にする 一番前の人以外、必ずといって良いほど人の頭が視界に入ってしまいます。下までしっかり情報が入っていると非常に見難いので、Y軸の真ん中より少しだけ上にして情報を置くようにしています。たとえ情報が少ない場合でも若干上にしておきます。座って聞いている方にとっては若干斜め上でスライドを見ているのでそれほど気になりません。 トランジションをパターン化 スライド制作で重要になってくるのがスライドのトランジション。あまりやり過ぎるとしつこいですし、ないと平坦な感じになってしまいます。プレゼンに良いリズムを作ることが出来るので、話の流れに応じて特定のエフェクトを使うようにしています。例えば異なる話題に移るときは特定の3Dエフェクトを使うといったルールを作っておくと感覚的に伝えることが出来ます。 作りながら『練習』 プレゼンに練習は欠かせません。たとえ1回練習しただけでも、言葉を詰まらせたりすることが減ります。練習をしてスライドを調整したりしますが、スライドを作りながら頭の中でどう話すのかを想像しながら作ると練習もスムーズになります。「ここでスライドを指しながらこう話す」と想像して作ることもあります。 カジュアルな会話をしている雰囲気を作る 人によって好みが別れそうですし、聞いている側も苦手と感じる方もいるかもしれません。個人的に前で話しているから実績がある・偉いと思われたくないのでしょうね。プレゼンすることで逆に僕のほうが学べることもあるわけです。親近感を得てもらうことで伝えやすくなることもあります。D2のプレゼンではいきなり名刺交換から始めたり、スライドの合間に口語でちょっとした一言を入れたのもそのためですね。あとは、「どうですか、これ」みたいな相手の反応を聞いているような台詞も入れることもあります。このあたりは Guy Kawasaki は天才的。 熱意をもって話す 大げさなジェスチャーと大きな声で話しましょう・・・という意味ではありませんが、静かに話しているとしても熱意をもって話した方が効果的です。来ている方に同じ考えや思いを共有してもらうにはエネルギーを必要としますし、こちらが「本当に良いんだよー!」という思いがなければ相手に到底伝えることなんて出来ません。スライドがなくても熱意だけあれば伝わるプレゼンになることもあるでしょう。

About

東京在住の「デザインする人」長谷川恭久の個人サイトです。

2008年2月より、新しい CMS を利用して再スタートしました。以前の記事はこちらのエントリーリストを。そして、たくさんの方に読まれた人気記事が読みたい方ははてなブックマークの注目エントリーを参考にしてください。

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  • ヤスヒサ: @Toshiya ロゴデザインという意味で見ても Wikipedia のは様々な意味が含まれていて興味深いですし、世界=Web という関係性が上手に表現されているような気がします。そして、 コミュニティも...
  • Toshiya: 狭義の利用者に、でなく、Contributor にどういう Contribute をしてほしいのかの期待値をメタファを使って最大限に巧く示した 例として、Wikipedia があると思います。...
  • ぬくえ: こんにちわ。青森県出身の世田谷区在住のぬくえと申します。 是非、関東でも開催してください!!! web等々は全くの無知ですが、仲間と「地域活性化」を目指して います。 20年来の仲間が最近出会った人に思える事があります…...
  • CalmTech: ご回答ありがとうございました。 全体像の視覚化がわかりやすく、自分でも考えてみたいと思いまし た。 ユーザーの変化を促す要素のうち、特に人間味というのが納得でき ました。...
  • ヤスヒサ: @dtc-design イベントのハンドリングなどありがとうございました。講師に集中 出来たのも運営側のケアがあったからこそだと思います。ありがと うございました。 日本語という言語を共有していたとしても、同じ業界で働...