TypeReview(レビュー)

Fringe Season 2 Episode 1

2009年9月23日 5:45 am

Fringe "A New Day in the Old Town" 幾つか海外 TV ドラマを見ているわけですが、その中でも昨年おもしろかったのが Fringe でした。シーズン1第1話のレビューを書いた当初は、ストーリーの全体像が見えてない状態だったので何を期待したら良いのか分からなかったわけですが、シーズンが進むにつれて徐々に Fringe の世界が明確になっていきました。 基本的に1話完結型なので気軽に見れますが、シーズンを通して展開するメタストーリーやテーマが幾つかあるので、内容をしっかり把握したい方は一気見するのがお勧めです。J.J.ブライムスが製作に関わっている作品らしく、細かい演出もたくさん用意されているので、シーズンを全部見てまた最初から見るとハッとするシーンも少なくありません。 コマーシャル前にさりげなく表示される植物や動物(ビデオ)は、自然と超自然的な要素が組合わさった独特のシンボルになっており、時には番組のテーマになっている場合もあります。実はそれぞれのシンボルは暗号になっており、シンボルごとにアルファベットがアサインされています。番組を通して表示される順番に暗号を解読すると、単語が現れるようになっています。詳しくは Solution to the Fringe Glyph Cipher という記事を参照してほしいですが、こうした謎があるのも番組の楽しみだったりします。 シーズン1の最後で大きな謎が解明され、次のシーズンでどのような展開になるのかを予感させる内容でした。恐らくこういうことが起きるのだろうと思って見始めたシーズン2の最初のエピソードでしたが、良い意味で完全に裏切られた内容でした。もちろんシーズン1で確立されたストーリー展開やオカルトだけどちょっと笑えるキャラクター達の対話は今も健在です。しかし、視聴者からすれば次への道筋が見える地図を渡されたと思ったら、いきなり真っ暗闇の部屋に放り投げられたような気分です。意外な主人公の登場シーン、素性がみえない新キャラクター、シーズン1の最後との繋がりなど驚きと謎を多く残したままシーズン2の最初のエピソードは終わりました。 前シーズンは何を期待して良いのか分からない不安がありましたが、今シーズンは謎を多く秘めているものの Fringe らしさが何か分かっていることと、メインキャラクターに深みが出て来たことから安心して見れますね。今シーズンも楽しみです。私がお気に入りの LOST もシーズン6で終わってしまうので、その後の1番のお気に入りは Fringe になるかもしれません。

Pixelmator 1.5

2009年9月9日 11:07 pm

Pixelmator 1.5 以前からお勧めソフトとしてセミナーなどで紹介していた Pixelmator。仕事に使えるというよりかは、Photoshop Element の代りになるくらいの位置づけでしたが、先日リリースされた 1.5 でその考えを改めなければならないと思いました。 Webサイト制作をしている方にとって今バージョンで最も大きなニュースは「Web用に書き出す」と「スライス」機能が追加された点にあります。以前から JPG や GIF への書き出しは可能でしたが、画質設定をリアルタイムで見ながら確認出来るようになりました。また、全バージョンに比べると圧縮の仕方もよくなったような気がします。スライスも Photoshop と同じような感覚で区分け出来ますし、その場で画質設定もすることが出来ます。 Pixelmator を使って感じるのが Photoshop の使い勝手が必ずしもベストではないと気付かせてくれる点にあります。Web用に書き出すにしても、Photoshopであれば別ウィンドウが表示されるのを待つ必要がありますが、Pixelmator は作業をしているウィンドウのままでスライスごとの画質設定を行えます。選択しているツールのアイコンが大きくなったり、取り消しなどのアクションをさりげなくアラートしてくれるなどちょっとした工夫がたくさんあります。 フィルタもそうですが、別のウィンドウが立ち上がって仕事の流れを変えることなくリアルタイムで結果が表示されるのは嬉しいですね。アプリケーションの起動も含めて動作が機敏なのはネイティブの Cocoa アプリだからなのでしょう。iPhoto や iSight から直接画像を取り込めるのも Mac らしいところです。 今までは Photoshop Element キラーになるかも・・・と言っていましたが、1.5 の登場により Photoshop のライバルになる気がしてきました。値段は Photoshop の 1/10 で、最低限の機能が出揃っているのは脅威ですね。PSDの読み込み・書き出しは出来ますが、他の Adobe 製品と連携があるわけでもないですし、機能の数も全然違います。しかし、仕事をするソフトで重要とされるスピードと安定性が最近の Adobe 製品には欠けています。どの部分を重視するかによりますが、Pixelmator は今後ひとつの選択肢になりそうです。 メニューはすべて日本語なので一度試してみてはいかがでしょうか。起動して写真を開いて、フィルタを使うだけでもビックリすることが多いと思いますよ。

Discovery – LP

2009年7月9日 12:44 am

LPDiscovery Discoveryという名前にピンと来なくても Vampire Weekend (VW) の Rostam Batmanglij と Ra Ra Riot (RRR) の Wes Miles のユニットと言えば、ちょっと聞いてみようと思う方もいるのではないでしょうか。VR、RRR 共に 2008年にアルバムをリリースしており、共に良作でした。私はどちらかというと RRR のほうが好みだったりしますが。今熱いニューヨーク出身のインディロックバンドのコラボといえば聞きたくなるではありませんか。 ただ、両バンドの音楽が好きな方がそのままのイメージを抱きながら聞くと、びっくりするかもしれません。アルバムは全編シンセサイザー、ノイズ、そして Auto-Tune (日本語ではロボットボイスとでも言うのだろうか) のボーカルで構成されており、いかにも今風の雰囲気です。曲によってヒップホップや R&B のようなメロディもあります。Jackson 5 の「I Want You Back」のカバーが、ある意味アルバムを象徴している曲といえます。RRR のアルバムに収録されている「Can You Tell?」のセルフカバーも違ったテイストになっていい感じです。 実験的なエレクトロポップという印象のこのアルバム。多少一貫性はありますし、試み自体はおもしろいのですが、次から次へと流行のスタイルを借用したメロディーが流れてくる印象があり、彼等がやっているというオリジナリティはあまり感じられないかも。特に Auto-Tune は使い古された感もあるので、去年ならまだしも今年にこれはないかなという気もします。 その他大勢のアーティストが行うサイドプロジェクトもそうですが、彼等が楽しんで自分たちのために作ったのでしょうね。この経験がそれぞれのバンドの次のアルバムにどう影響するのか楽しみです。

ExpanDrive

2009年2月2日 11:40 pm

ExpanDrive Dropboxの魅力は一言で表すことが出来ないですが、ひとつの魅力はクラウド上にあるデータに Finder と同じ感覚でアクセス出来る点にあります。この感覚を FTP / SFTP 用アプリケーションで再現しているのが ExpanDrive です。設定後はサイドバーとメニューバーに表示され、まるで外付け HDD のときと同じようにファイルにアクセス出来ます。直接ファイルを開いて編集・更新も出来ますし、プレビューも表示されます。 うれしいのが、選択したファイルを指定アプリのアイコンにドラッグ & ドロップしたら開くという Finder でお馴染みの操作が出来るところです。サーバー上に保管してある PDF をその場で Quick Look も出来ますし、Cover Flow で観覧することも出来ます。 詳細な操作が必要な際は別アプリケーションのほうが良いかもしれませんが、ちょっとした作業をすぐに済ませたい場合は ExpanDrive は重宝します。39.95ドルと有料ですが、日本語にも対応しているので、すぐに使いこなせるようになると思います。Windows用で似たようなのが欲しいという方は SftpDrive をどうぞ。

Slacker Uprising

2008年10月27日 2:18 pm

Slacker Uprising マイケル・ムーアが2004年のアメリカ大統領選挙を前に、全米62カ所をツアーした模様を映し出したドキュメンタリー映画。その年は「華氏911」が公開されるなど、精力的に政治的活動を行っていたムーア監督。大学生を中心とした若い世代へブッシュに投票しないよう呼びかけるために、共和党色の強い州や激戦区になっている地域で演説を行いました。彼のドキュメンタリー映画は賛否両論があると思いますが、彼のアクションや批判を恐れない勇気は尊敬してしまいますね。 プロパガンダと言われることもありますが、ジャーナリズムと名ばかりでブッシュ政権への客観的な批評や、詳細な調査を怠っていたアメリカの報道にも問題があったと思います。それゆえ、ムーア監督がドキュメンタリー映画を作って議論の場を作っているのでしょうし、本当は彼がわざわざ作ることもなかったのかもしれません。名ばかりのジャーナリズムは何もアメリカだけではないと思いますが、違いはムーア監督をはじめ数々の声とそれを発する勇気を持つ人々がアメリカにはいるということなのでしょうか。 肝心の映画のほうですが、ミュージシャンのライブDVDを見ているのと同じような感じでした。彼特有の編集やカットもなければモノローグもありません。BGMも使い回しがあったりして単調な感じがしました。もちろん、ありのままの姿、特に講演を支えた若い世代の方達の声を反映するという意味では今のようなのが良いのかもしれませんが、見ている側としては少し物足りない気がしました。 この映画はインターネット上で無料で公開されたことで一時期話題になりましたが、現在はインターネットだけでなく、本編に幾つかの特典が付いている DVD も購入することが出来ます。オンライン上で無料もしくは低価格で提供するという形は音楽ではありましたが映画でも登場ですね。無料化が進むとは思えないですが、クリエーターが出したいときにすぐに出せる場が増えているのは良いことかなと。

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東京在住の「デザインする人」長谷川恭久の個人サイトです。

2008年2月より、新しい CMS を利用して再スタートしました。以前の記事はこちらのエントリーリストを。そして、たくさんの方に読まれた人気記事が読みたい方ははてなブックマークの注目エントリーを参考にしてください。

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  • 百十番: >その価値をいかにマネタイズするのかが今後の課題ですが 、 この話は、もう10年以上語られていますが今だに巧妙は見えず、 ジャーナリズムの衰退には逆に拍車が掛かっていると思います。 >硬派な分野では...
  • ヤスヒサ: @techforlearning 教育とソーシャルメディアの相性は良さそうですね。日本ではブー ムがすっかり去ってしまった Second Life ですが、海外では遠く離れた学校間のコミュニケーションの場とし て...
  • techforlearning: こんにちは。いつもYasuhisaさんの示唆に満ちたエントリ 、勉強になっています。私は学校サイトの運営をしていることから 、WebsaYoutube, Twitter, Facebook,...
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  • ヤスヒサ: @CalmTech プレゼンといってもスライドと喋りでワンセットなので、いろいろ な見せ方があると思いますし、今回紹介したのもそのうちのひとつ に過ぎないと思います。CalmTechさんが提案してい...