コラボレーション・イノベーション

2008年3月4日 10:06 pm
Kluster

「コラボレーション」「イノベーション」という言葉はここ数年、日本でもよく聞くようになった言葉だと思います。Webを利用することによって場所も時間も関係なくコラボレーションが出来るようになってきました。年齢も立場も気にすることなく意見交換も出来るわけですから、良いですよねぇ。集団の知識をつかうことによって、ひとり、もしくは小規模では実現することが出来ないようなことも形になることもあります。より多くの方とコラボレーションすることが新たなイノベーションに繋がる可能性もありますね。

以前マイコミの連載で Behance Network を紹介しました。ここは基本的にクリエイターと呼ばれる方の SNS で、自分の作品を公開するのに便利なサイトですが、ひとつユニークな部分もあります。「Circle」は同じ趣向をもった人たちが集まるグループ機能のようなものですが、ひとつのプロジェクトを進めるのに集まるスペースとしても使われています。例えば Webサイトを作るという Circle を作ってイラストレーター、ロゴデザイナー、Webデザイナーを集めてプロジェクトを進めることが出来るわけです。クリエイター限定ですが、おもしろい試みだと思います。

こうした集団の知識を利活用したコラボレーション環境とビジネスを上手く組み合わせているのが Kluster というサイト。

Kluster はアイデアやスキルをもった人たちが集まる SNS で、企業が挙げた課題を Kluster 内の知識を集結することでソリューションを提案していきます。幾つか挙ったアイデアや作品の中で企業に選ばれたらポイントがメンバープロフィールに加算されるか、時には報酬金ももらえるそうです。「watt」という名のポイントは Kluster でアイデアを交換する際に使う通貨のようなもので、あとで課金することも可能。運営している Kluster も企業が提示している額の何パーセントをインセンティブとして得ているとのこと。

集団の知恵を使ったサービスというのは他にもあって Cambrian Houseもそのひとつ。Kluster は始まったばかりのサービスですが、Cambrian House は長く運営していることもあり、すでに6万人以上のユーザーがアイデアを出し合っています。

企業が消費者に向けてアイデア募集をすることは以前からよくされていることですが、プロセスに参加させて多くの方と作り上げて行くというのは新しいですし、Web ならではだと思います。。Cambrian House や Kluster のようにビジネスと繋がったサービスも出て来ていますし、今後、こうしたコラボレーションによって生まれた製品が世にたくさん出て来るのかもしれません。

今やっている オープン Web デザインも、こういした集団の知恵を上手く利用して形にしていきたいなと改めて思いました。

コメントを書く

About

東京在住の「デザインする人」長谷川恭久の個人サイトです。

2008年2月より、新しい CMS を利用して再スタートしました。以前の記事はこちらのエントリーリストを。そして、たくさんの方に読まれた人気記事が読みたい方ははてなブックマークの注目エントリーを参考にしてください。

Feedbacks
  • ヤスヒサ: @mucho わざわざ細かいところまで指摘していただいてありがとうございま した。修正しておきました。
  • mucho: 内容、本当に興味深く読ませていただきました。 2・3回目のh3(「ニュースサイトの新しいビジネスモデル」と 「ジャーナリストのウェブネットワーク作り」)に閉じタグが ついてないので、Safariだとその後のテキストが...
  • ヤスヒサ: @おかもと コンテンツを作るだけでなく、クオリティ維持と管理もされていた 『編集長』ならでは視点ですね。文章の編集だけでなく、ハイパー リンクなども含め、いかにウェブらしい形に落とし込むのか...
  • おかもと: 某所でお話のダイジェストを拝見しました。昨日までwithDと いう月に100記事ぐらい公開するサイトを運営していましたが、 こちら前任者が構築までやったものの、運営のことが全く考...
  • ヤスヒサ: @T4learning ブログでも紹介されてましたね。ありがとうございます。 ブラウザという存在は知ってもらいたいという思いはありますが、 ちょっと言葉が外来語しすぎていますね。何も連想出来ない...