Q&A: 「人の特徴」について書かれた書籍があれば教えてください

行動経済学に関する書籍は国内外たくさん刊行されており、人の特徴が事例付きで紹介されています。過去に紹介したものも含め起点になりそうなのを紹介します。

「人の特徴」について書かれた書籍、紹介していただけるとありがたいです。わたくし、日本語しか読めませんが。

from: withoutsugar

先日開催された CSS Nite LP11で、技術的でもなく、単なる見た目だけでもない新しいデザイン提案を人の特徴に注目して考えてみようというワークショップを行いました。大急ぎで 14 もの特徴を紹介したので飲み込めなかった方もいたかと思います。同時にちょっと興味あると思った方もいるのではないでしょうか。

今回ワークショップで紹介した主な特徴は行動経済学で研究されていることで、このサイトでも何度か紹介しています。基本的なことが知りたいというのであれば、行動経済学の立役者であるダニエル・カーネマン氏の紹介記事 ところで「体験」ってなんですか を参照してください。経済という言葉がはいっているだけあり、ここ数年マーケティングと絡めて話がされることがあります。デザイナーは馴染みがなくてもマーケティングの専門家であればよく耳にする言葉かもしれません。

実は「人の特徴」に関わる書籍は以前も何度か紹介しています。例えば 不合理な人間から導き出すデザイン提案 で紹介した「予想どおりに不合理」はオススメです。この書籍の著者であるDan Arielyさんは今年「The Upside of Irrationality (洋書)」という続編を刊行しました。恐らく、近いうちに翻訳本も発売されるかと思います。既に読みましたが、最初の本のノリが好きな方であれば入りやすい内容です。行動経済学の入門書というわけではありませんが、人の特徴や行動を事例を基に説明しているので入りやすいです。

エンゲージメントを与えるための考え方や手法はありますか? という記事では、人はなぜ没頭するのかという特徴に注目した「Flow」という書籍を紹介しました。残念ながらこちらは洋書ですが、著者 Mihaly Csikszentmihalyi が 10 年以上前に刊行した「フロー体験 喜びの現象学」は日本語で読むことが出来ます。他の著書も日本語で出版されていますが、自己啓発な内容になりがちですし、基本を掴みたいというのであればこちらがおすすめです。

外人じゃなくて日本人のが読みたいというのであれば、有名どころだと友野 典男氏の「行動経済学 経済は「感情」で動いている 」でしょうか。アマゾンだと関連記事が山ほど出てくるので、今回紹介した書籍を起点に自分に合いそうなのを探してみると良いかもしれませんね。結構たくさん出ていますよ。

筆者について

Photo of Yasuhisa Hasegawa

組織の一員となるスタイルで一緒にデザインに関わる課題を解決するといった仕事をするなど、チームでデザインに取り組むためのお手伝いをしています。各地でデザインに関わる様々なトピックで講師をしています。

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