オープン Web デザインを始めます

2008年1月31日 12:44 am

去年の暮れから今年の始めにかけて Web デザインへの思いを書いてきました。その思いは「Web という媒体を理解した上でのデザイン」「Web デザインへの理解を深める」の2つの記事に集約されているかもしれません。これからも Web デザインへの興味は薄れることもないでしょうし、これからも続きになるような内容を書いていこうと思いますが、ここでひとつ問題があります。

掲載しているサイトのデザインがコンテンツに耐えられなくなって来ているという問題です。

コンテンツを反映しているサイトへ

長い間、このサイトを読んで下さっている方はご存じだと思いますが、以前のデザインは 3年半前に作ったものです。当時はそれで良かったかもしれませんし、そのときにはあまり見かけなかった情報の配置や見せ方をしていたと思います。しかし、今となっては使い古されたものですし、機能面や使いやすさは貧弱としか言いようがなかったといえます。

5年前に自前でブログシステムを構築し、徐々にコードを調整したり機能を追加してきました(実は非公開でタグもサポートしていました)。デザインを一新したいという思いは常にありました。学生のときは年に3回リニューアルしていたくらいなので、リニューアル癖というのは身体に残っていたものの、システムを構築しつつデザインを考えるのは少々大変な作業だったといえます。特に情報をいちはやく発信しつつ、環境を保持しながら機能を加えて行くのはひとりの人間では難しいですね(仕事もありますし)。本当はシステムも構築したいですが、それを作りあげるために後押しになり、コンテンツを台無しにするのはもったいないと感じました。

そこで、システム部分はすでにある優秀なものを利用し、デザインに集中しようと決心しました。それが今回の WordPress への移行です。

WordPress を選ぶということ

日本ではそれほど人気があるというわけではありませんが、こちらの調査によれば、被リンクが多いトップ100のブログのうち 34% が WordPress を利用しています(MovableType は 16%)。また、Jeffery ZeldmanEric Meyer のようなWebデザインで有名な方も WordPress。もちろん、人気があるだけで CMS を決めることは出来ませんが、ひとつの要因であったことには違いありません。

WordPress を選んだ主な理由は、他の CMS に比べて驚くほど早くサイトを立ち上げることが出来るという点でしょう。インストールからカスタマイズまでそれほど知識がなくても、ある程度の見た目のサイトを短時間で作ることが出来ますし、ちょっとした見た目の変更も素早くすることが出来ます。実はこのスピード感が今回重要な意味をもっています。

オープン Web デザインとは

2008年1月31日現在のスクリーンショット今、ご覧になっているサイトのレイアウトや見た目 (左にあるスクリーンショットもそうです) は、これから始まる変化の前のひな形にあたります。つまり、このレイアウトを起点にして、どんどん変わって行きますし、変化を通して次のブログデザインを模索していこうと考えています。今回はリニューアルプロセスを皆さんと共有しながら、進めて行こうと考えているわけです。

『皆さんと共有』というのは文字通りです。僕がどうやって考えてどういうふうに組み立て、どうやって最終段階へもっていくのかをサイトにて紹介していきます。そしてその間にあなたからフィードバックがあれば、それをデザインに反映しようと考えています。誰のアドバイスがどのように反映されているのかも紹介していきますし、場合によっては僕のほうからアドバイスを求めることもあると思います。

Webサイトはスクリーンショットでは何も分かりません。触ってみて初めて使い勝手や読みやすさなどが分かって来ると思います。あなたに実際操作してもらうことで、フィードバックもしやすいのではないかと思いますし、そうしないと思いつかないデザインもあるかもしれません。こうしたオルガニックなプロセスに挑戦するのであれば、単に文章が書けるシステムではなくスピードに耐えられるものが必要とされます。それゆえ WordPress を選びました。

もちろん誰からもフィードバックがないまま最終段階へ向かうのかもしれませんし、混沌とするかもしれません。しかし、ひとつはっきりしているのが、これまで僕のサイトに来てくださったあなたは僕が今まで書いて来た内容に興味をもってくれていたわけですし、何かしら繋がりを感じるからことアクセスしていたと思います。その繋がりを少しでも具体化するために、Webサイトのデザインプロセスに招待しているのでしょう。そして、Webという媒体でどうデザインするのかということを考えると、こういう作り方もひとつの形なのではないかと思います。

さいごに

新しいシステムへ移行となると、やはり気になるのが今までの記事ですが、それらは URL の変更もなくそのまま掲載されます。RSSフィードのほうですが、こちらは自動的に新しい URL へアクセスするので、今までと同じようにRSSリーダーから最新情報を読むことが出来るはずです (Google Reader でテストしてみたところ問題ありませんでした)。ちなみに新しい URL は http://www.yasuhisa.com/could/feed/ になります。

また、このオープン Web デザインだけ追っかけたいという方は、openwebdesign のページをブックマークしてください。

コメント

  1. Kaneta Says:

    初めまして。Kanetaといいます。
    楽しいことになりそうですね。
    いわゆるメイキング好きな人には見逃せない企画だと思いました。

  2. Pafuxu Says:

    楽しそうな企画ですね。いろいろと勉強させていただきます。

  3. lilac Says:

    同じくwordpressを使用しています。
    アウトプットとしてはテーマ、という形になるのでしょうか?
    期待しています。

  4. Nao Says:

    久々のリニューアルですね。
    えらい楽しみにしてます。

  5. onthehead Says:

    ごぶさたしてます。なんだか楽しそう!
    勉強&ご協力させていただきたいです。

  6. yosshi Says:

    おもしろい企画ですね。楽しみにしています。

  7. サイト Says:

    かわった。何かがやっくんの中で変わったのですね。
    新しい今後のWeb楽しみにしています。きっと何かを悟ったのですね。

  8. hanio Says:

    興味深い企画ですね。今後の展開を楽しみにしています。

  9. Nu_26bloom Says:

    Web業界というを見直す意味でも、高め合うという点でも、いつも楽しみに観ています。
    Apple.com解体からですね、憧れです。
    今回、わたしもWordPressを導入してのBlog構築を考えていたので、励みになります。
    今後の、ご活動woとても楽しみにしています。

  10. nonko Says:

    本格的なリニューアルに仰天!!
    愉しみです。

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About

東京在住の「デザインする人」長谷川恭久の個人サイトです。

2008年2月より、新しい CMS を利用して再スタートしました。以前の記事はこちらのエントリーリストを。そして、たくさんの方に読まれた人気記事が読みたい方ははてなブックマークの注目エントリーを参考にしてください。

Feedbacks
  • ヤスヒサ: @mucho わざわざ細かいところまで指摘していただいてありがとうございま した。修正しておきました。
  • mucho: 内容、本当に興味深く読ませていただきました。 2・3回目のh3(「ニュースサイトの新しいビジネスモデル」と 「ジャーナリストのウェブネットワーク作り」)に閉じタグが ついてないので、Safariだとその後のテキストが...
  • ヤスヒサ: @おかもと コンテンツを作るだけでなく、クオリティ維持と管理もされていた 『編集長』ならでは視点ですね。文章の編集だけでなく、ハイパー リンクなども含め、いかにウェブらしい形に落とし込むのか...
  • おかもと: 某所でお話のダイジェストを拝見しました。昨日までwithDと いう月に100記事ぐらい公開するサイトを運営していましたが、 こちら前任者が構築までやったものの、運営のことが全く考...
  • ヤスヒサ: @T4learning ブログでも紹介されてましたね。ありがとうございます。 ブラウザという存在は知ってもらいたいという思いはありますが、 ちょっと言葉が外来語しすぎていますね。何も連想出来ない...